用語集
デハイドレータ | 用語集|テレビのアンテナ工事ならライフテックス
電波はその伝送において湿気の影響を大きく受けるものです。デハイドレータとはアンテナや海底ケーブル、地中ケーブルの導波管や給電管、一次放射器などの装置に湿気が入り込まないよう、一定の圧力で乾燥した空気を送り込む装置の事を指します。
管路内に乾燥空気を送り込むことで外部からの湿気の侵入を防ぎ、機器の腐食を防ぐとともに、湿気の付着により伝送特性が低下することを防ぐ効果が有ります。デハイドレータ自身はアンテナ以外の多くの用途にも使用されており、その構成は空気乾燥機を主として圧縮器や自動圧力調整器等が含まれ、また圧力や送風機能の低下を検知し外部に知らせる警報器を保有している物もあります。長距離を伝送する伝送ケーブルなどにおいては必要不可欠とされるものです。
お役立ち情報
デハイドレータを使用する理由は、アンテナの導波管などの空洞部分を乾燥させないと伝送特性が劣化することにありますが、さらに湿度を低く保たないと電磁波が電力を誘導しやすくなることにも理由があります。電力が誘導されるとその部分に電気的な負荷がかかり、場合によっては導波管の空洞部分で放電が起きてしまう可能性もあります。この放電が発生してしまうと導波管の破損、及び火災などの危険も伴うため、非常に危険な状態となります。
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