用語集
セクタ | 用語集|テレビのアンテナ工事ならライフテックス
一つの基地局の電波がカバーする範囲をセルといいます。セクタとは、このセルを分割した単位をあらわしています。
従来のオムニ式をこの方式で表現するなら、1セクタとなります。従来のオムニ式の場合は、全方位に電波を送っているため、情報の収容能力と通信速度に限界があります。アンテナから放射される電波に指向性を持たせ、一つの基地局がカバーするセルをエリアごとに分割することによって、情報の収容能力と通信速度を大きく向上させることができるようになります。カバーするエリアの大小にかかわらず、一つのアンテナの収容能力は変わらないため、6セクタ化された基地局の場合は、従来のオムニ式とくらべて6倍の収容能力を期待することができます。
お役立ち情報
よく使われている6セクタの基地局の場合は、一周360度を60度ずつの6つに分割して電場を放射していることになります。3の基地局なら120度ずつの3分割です。このようにセルをいくつかに分割して通信する場合には、指向性を持った専用のセクターアンテナが用いられています。また、このようなアンテナは、角度だけを区切るだけではなく、700MHz帯、1.5GHz帯、2GHz帯など、周波数に応じたマルチバンドのものが開発されています。
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