用語集
セクタアンテナ| 用語集|テレビのアンテナ工事ならライフテックス
一つの基地局の電波がカバーする範囲をセルといいますが、このセルをいくつかに分割することをセクター化するといいます。
セクター化する場合、6セクターならば60度、3セクターなら120度と、ある決まった角度に電波を放射することができる指向性のあるアンテナの設置が必要になってきます。このセクター化をするために必要な、指向性を持ったアンテナこそが、セクタアンテナと呼ばれるものです。セクタアンテナを高所に設置した場合、近い場所から遠い場所まで広範囲にわたって電波でカバーすることが可能となっており、地上の受信機に有効な電波を放射することができるようになっています。このような特性を持つため、携帯端末の基地局などによく利用されています。
お役立ち情報
セクタアンテナから放射されるセクタービームは、仰角平面の幅が狭いという特性を持ちます。つまり、電波が左右には広がっていくが、上下には狭い範囲にしか放射されないということです。このように仰角平面における電波が圧縮されているため、一定範囲内における高い通信能力が実現しているのです。120度のセクタアンテナを使った場合、放射されるセクタービームは120度の扇型になるというわけではありません。そのため、端の重なりあう部分で干渉が発生するという問題も起こります。
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