弱電界地域用の地デジアンテナとは?アンテナ設置が可能な業者の選び方を紹介
「弱電界地域用の地デジアンテナはある?」
「弱電界地域用の地デジアンテナの選び方を知りたい」
電波レベルが低い地域にお住まいの方で、安定したテレビ視聴に適したアンテナを探している方もいますよね。
弱電界地域用には以下の2つの地デジアンテナが使用できます。
弱電界地域で快適にテレビを視聴するためには、受信感度の高い地デジアンテナを設置する必要があります。
自宅周辺がどの電界地域に該当するのか判断し、適切なアンテナを設置するためにも、アンテナ工事専門業者に電波調査やアンテナ設置を依頼しましょう。
どの業者にアンテナ設置工事を依頼すべきか迷っている方は、事業歴10年以上のライフテックスにおまかせください。
弱電界地域用に使える地デジアンテナとは?
地上デジタル放送を視聴するための電波は、電波塔からの距離や地形の影響により地域ごとに受信できるレベルが異なります。
どのくらいの強さの電波が届いているかという地域区分は、電界地域という言葉で表現できます。
日本国内では強・中・弱の3つに区分されており、弱電界地域は電波レベルが60dB以下の地域のことを指します。
弱電界地域でも使える地デジアンテナは以下の2つです。
ここからは以下の2つのアンテナの特徴などについて解説していきます。
八木式アンテナ
弱電界地域に使えるアンテナとして八木式アンテナがあります。
八木式アンテナは「魚の骨」のような見た目が特徴のアンテナです。
八木式アンテナは以下のパーツで構成されたアンテナです。
- 導波器(ディレクター):電波を導く部分。素子とも呼ばれている。
- 放射器(ラジエーター):電波を集める部分。
- 反射器(リフレクター):電波を反射させる部分。
八木式アンテナは、素子数を増やすことで電波の受信強度が高まります。
八木式アンテナは屋根上や屋根裏など高所に設置するため、電波の受信感度が高く「弱電界地域」を含めすべての地域で電波を受信できます。
ただし、外観が特徴的なため、家の外観と調和しにくいです。
パラスタックアンテナ
弱電界地域には、パラスタックアンテナもおすすめです。
パラスタックアンテナとは、八木式アンテナよりも高い受信性能を持つアンテナです。
八木式アンテナと同じく導波器、放射器、反射器で構成されていますが、素子を上下に2段、あるいはX字型の器具に設置されている点が大きな違いです。
この構造により設置する素子数が増えるため、八木式アンテナよりも受信感度が向上します。
一方でパラスタックアンテナは受信感度が高いため、強電界地域では過剰に電波を拾ってしまい、映像に乱れが生じやすくなります。
弱電界地域用におすすめできない地デジアンテナ
弱電界地域に設置するのはおすすめできない地デジアンテナは以下のとおりです。
それぞれのアンテナについて解説していきます。
デザインアンテナ
デザインアンテナは、弱電界地域にはおすすめできません。
デザインアンテナとは、長方形で薄型の箱状のデザイン性に優れたアンテナです。カラーバリエーションが豊富なため、家の外壁に合わせた色を選択すると、景観を維持できます。
デザインアンテナは、主に住宅の壁面やベランダなどに設置しましょう。
ただし、八木式アンテナと比べて受信感度が劣るため、弱電界地域では十分な電波を得られないおそれがあります。
ユニコーンアンテナ
ユニコーンアンテナも、弱電界地域にはおすすめできません。
ユニコーンアンテナはポール状の地デジアンテナで、ホワイトとブラックの2色のカラーバリエーションがあります。
スタイリッシュな見た目から、景観を崩したくない方にもおすすめのアンテナです。
しかし、強電界地域~中電界地域向けのアンテナであり、弱電界地域では視聴可能レベルに電波を受信できないおそれもあります。
室内アンテナ
引用:Amazon.co.jp
室内アンテナも、弱電界地域にはおすすめできないアンテナです。
室内アンテナは工事不要で窓際など電波を受信しやすい場所に設置し、テレビやレコーダーに接続するだけでテレビを視聴できます。
設置の手間や時間を節約できる半面、受信感度は低く、映像にノイズが入ったり一部の番組が映らなかったりする可能性があります。
そのため、強電界地域でないと使用は難しく、弱電界地域での使用はおすすめできません。
自宅周辺が弱電界地域に該当するか調べる方法
自宅周辺が弱電界地域に該当するかどうか調べる際には、次の方法を試しましょう。
それぞれの詳細を紹介していきます。
レベルチェッカーで電波の強さを測る
レベルチェッカー(電界強度計)で電波の強さを確認すると、自宅周辺が弱電界地域かどうか判断できます。
レベルチェッカーは50,000円以上するものもあり、個人で購入するにはやや高価な機器です。
また、レベルチェッカーの数値を読み取り、電波状態を正確に理解するには専門知識も求められます。
電波の強さを正確に測りたいのであれば、レベルチェッカーを購入するよりも、専門業者に測定依頼をした方が安く抑えられます。
周辺住宅の地デジアンテナをチェックする
周辺住宅に設置されている地デジアンテナをチェックすると、自宅周辺の電界地域がどの電波レベルに該当するか判断できます。
たとえば自宅周辺で、八木式アンテナやパラスタックアンテナが目立っているなら、弱電界地域とわかります。
ただし弱電界地域であっても、デザインアンテナやユニコーンアンテナなどを設置している家庭もあるため、電界地域の目安を判断するための程度に考えておきましょう。
ワンセグ・フルセグ対応の機器で電波を受信する
ワンセグ対応のスマートフォンをはじめとする機器を持っていれば、ワンセグ放送を受信して周辺の電界地域をある程度判断できます。
ワンセグ対応機器を使って電界地域を判断する方法は、住宅内の各部屋から受信状態を確認できます。
全体的に受信電波が悪い場合には、自宅周辺が弱電界地域の可能性が高いです。
ただしワンセグ放送は、地デジよりも弱い電波でも受信しやすいため、判断材料のひとつとして考えておきましょう。
専門サイトで調べる
自宅周辺の電波レベルは、一般社団法人放送サービス高度化推進協会の「A=PAB」で調べることもできます。
「A=PAB」は日本国内にあるすべての地デジ電波塔と、電波塔から送信される地デジ電波が届くエリアを確認できる専門サイトです。
自宅がある都道府県や市町村、住所、電波塔の名称を入力すると、該当するエリア周辺の地図と周辺にある電波塔が表示されます。
電波塔を選択すると、その電波塔から放送される電波の種類と電波が到達するエリアが色付き表示されます。
近くに電波塔がない場合や自宅周辺の電波塔をいくつか選択しても地図上に色が表示されない場合は、弱電界地域に該当する可能性があります。
家電量販店・ホームセンターなどに問い合わせる
家電量販店やホームセンターでは、アンテナを販売するだけでなく、アンテナ設置工事を施工することも多く、周辺地域の地デジ電波状況に詳しい場合があります。
念のため、地域に根付く家電量販店やホームセンターの店員に問い合わせて、地域の地デジ電波状況を確認してみましょう。
アンテナ工事専門業者に調査してもらう
アンテナ工事専門業者に電波調査をしてもらうことで、自宅周辺が弱電界地域に該当するか調べられます。
自宅のさまざまな場所の電波の強度や方向を確認して、アンテナを設置するのに適した位置や方向、最適なアンテナを選んでくれます。
アンテナ工事専門業者は、無料で電波調査を実施してくれることが多いです。
ただし、調査をしてもらった後に工事をキャンセルした場合、キャンセル料や出張費などが発生しないか事前に確認しておきましょう。
弱電界地域用のアンテナ設置が可能な業者選びと費用相場はどこに頼む?
弱電界地域用のアンテナ設置は以下の業者に依頼できます。
それぞれの業者に依頼した場合の費用相場なども併せてご紹介します。
街の電器店
弱電界地域用のアンテナは、街の電器店に設置してもらう方法があります。
街の電器店は地域に密着しているため、アンテナ設置後の点検や修理などのアフターフォローを頼みやすいです。
またアンテナ設置工事は、依頼件数が大手の業者よりも少ない分、比較的早めに対応してもらいやすいです。
一方で街の電器店は、個人で経営している場合が多く人員が少ないため、繁忙期は対応が遅くなったり、施工費用が割高になったりする可能性があります。
さらに後継者がいない電器店の場合には、閉店した際にその後のサポートが受けられなくなってしまうリスクがあります。
家電量販店
家電量販店にアンテナを設置してもらうことも可能です。
家電量販店に設置を依頼する場合は、現金払いだけでなく、スマホ決済やクレジットカード決済など、さまざまな支払い方法が選択できます。
さらに、家電量販店にはポイント制度があり、ポイントを貯めたり、支払いに利用したりできるのでお得です。
しかし家電量販店は、下請け業者に工事を依頼するケースが多く、下請け業者によって品質にバラつきがあるため、トラブルに発展するおそれがあります。
また下請け業者に工事を依頼する場合は、仲介手数料が発生するため、工事費用が割高になりやすいです。
リフォーム業者
弱電界地域用のアンテナ設置の依頼先として、リフォーム業者もおすすめです。
リフォーム業者に依頼する場合は、家の外観のリフォームと一緒にアンテナを設置してもらえます。
しかし、どのリフォーム業者もアンテナ設置に対応してくれるとは限りません。
事前に、アンテナ設置工事への対応可否を確認する必要があります。
アンテナ工事専門業者
アンテナ設置はアンテナ工事専門業者に依頼するのがもっともおすすめです。
アンテナ工事専門業者の多くは自社施工で対応してくれるため、下請け業者に工事を委託しない分、仲介手数料によって工事費用が割高になることはありません。
アンテナ工事専門業者はアンテナに関する豊富な知識や経験・技術があるため、自宅周辺の電波レベルや自宅の状況に合わせた最適な位置、角度、アンテナを提案してくれます。
安定した受信環境を整えたい方は、アンテナ工事専門業者に施工を依頼しましょう。
また保証やサポートも充実しているため、万が一不備があっても、保証期間内であれば無償で対応してもらえます。
アンテナ設置費用の相場は以下のとおりです。
作業内容 | 費用相場 |
---|---|
八木式アンテナ設置 | 16,000~30,000円 |
アンテナ交換 | 17,000~45,000円 |
ブースターの交換 | 15,000~35,000円 |
弱電界地域用のアンテナを設置するならライフテックスがおすすめ!
自宅周辺が弱電界地域の場合、どの業者にアンテナ設置を依頼すべきなのかわからないと悩んでいる方もいますよね。
依頼先を決めかねている方は、年間8,000件の施工事例を持つライフテックスにおまかせください!
弊社は自社施工にこだわっており、経験豊富なスタッフが工事を担当しています。下請け業者を使わないため、工事費用を安く抑えられます。
弊社はアンテナの設置・交換からアンテナ調査、アンテナ端子の増設まで、アンテナに関することなら幅広く対応可能です。
弱電界地域でも快適にテレビを見られるように、アンテナ設置をご検討ください。
よくある質問
屋外の地デジアンテナで受信感度が最強のアンテナを知りたい!
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屋外用の地デジアンテナで受信感度が最強のアンテナは「八木式アンテナ」です。 八木式アンテナは屋根の上など高い位置に設置できるため、電波を受信しやすいという特徴があります。 また弱電界地域であっても電波を受信する素子の数を増やすことで、受信感度を上げることができます。 |
室内アンテナでテレビを見る方法を知りたい!
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室内アンテナは出力ケーブルをテレビと接続するだけでテレビを視聴できます。 電波塔に近い窓際のなるべく高い位置に設置することで電波を拾いやすくなります。 電波干渉を避けるために電子レンジや冷蔵庫などの電化製品からなるべく遠ざけることも重要です。 |
まとめ
本記事では弱電界地域用に使える地デジアンテナについて紹介しました。
弱電界地域でも使える地デジアンテナは以下の2つです。
八木式アンテナとパラスタックアンテナは屋根上など高所に設置でき、受信感度が高いため弱電界地域でも安定して電波を受信できます。
自宅周辺が弱電界地域かどうか判断するには、周辺住宅の地デジアンテナをチェックする方法やワンセグ・フルセグ対応の機器で電波を受信する方法があります。
しかしこれらの方法は、おおまかに電界地域の目安を判断する方法でしかありません。
より正確に自宅周辺の電波レベルを測るには、アンテナ工事専門業者に電波調査をしてもらうのがおすすめです。
自宅周辺の電波調査や弱電界地域用のアンテナ設置を検討中の方は、ぜひライフテックスにおまかせください!
弊社は年間8,000件の施工事例があり、電波調査やアンテナ設置などアンテナに関する業務に幅広く対応しています。
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ご相談・お見積りは無料で承っておりますので、気になる方はお気軽にお問い合わせくださいね!