LANケーブルを壁に固定する方法!賃貸でもOKな壁を傷付けない方法も紹介
「壁を傷つけないでLANケーブルを壁に固定させるにはどうしたらいいの?」
「作業するときの注意点は?」
LANケーブルが壁に固定されていないと、足に引っかかったり掃除機に吸い込まれたりして、邪魔になることがありますよね。
なるべく壁に傷をつけずにLANケーブルを設置したい場合は、マスキングテープとモールを使って固定する方法がおすすめです。マスキングテープの上からモールを両面テープで貼り付ければ、撤去するときも壁紙がはがれにくくなりますよ。
ただし、以下のようなケースでは、技術がないときれいに仕上げるのがむずかしく、高所作業の危険も伴います。
- 1階から2階などフロアをまたぐ場合
- 高所での作業が必要な場合
- 壁や扉をこえる必要がある場合
自分で作業するのが難しい場合は、LAN配線工事の専門業者に依頼しましょう。
とはいえ、「どの業者に依頼したらいいかわからない…」と悩む方もいますよね。
そういった方は、年間3,000件のLAN配線工事の実績をもつライフテックスにおまかせください!
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LANケーブルを壁に固定する・這わせる方法
LANケーブルを壁に固定する方法は大きく以下の4つに分けられます。
- ピンで固定する
- フックやクランプで固定する
- モールと両面テープで固定する
- タッカーで固定する
それぞれ詳しく解説します。
ピンで固定する
LANケーブルを壁に固定する方法のなかで、もっともかんたんなのはピン(ダルマ画鋲)で固定する方法です。
ピンを挿しきらずに少し浮かせてLANケーブルを乗せる、またはその隙間にはさむ形で固定します。ピンを用意して壁に刺すだけでよいので、安価に済ませたい場合におすすめです。
ただし、壁にたくさんの穴があくので賃貸には向いていません。またLANケーブルはむき出しのため、見た目もいまいちです。
また、ピンで固定しているだけなので、耐久性は高くなく、時間が経つと抜けるおそれもあります。子どもやペットがいる家庭では、けがの原因にもなりうるため、別の固定方法を検討したほうがよいでしょう。
フックやクランプで固定する
LANケーブル用のフックやクランプで固定する方法もあります。
裏面には両面テープがついているので、壁に穴をあける必要がありません。好きな位置にかんたんに固定でき、ケーブルのたるみや絡まりも防止しやすいです。
ただし、両面テープの粘着力が高いと、撤去するときに壁紙まで一緒にはがれてしまう可能性があるため、賃貸の場合は注意が必要です。
LANケーブルの配線でモール這わせるの嫌だなーって思ってたらいい商品を見つけた。
— し〜ぷ (@sheep_san_white) July 4, 2025
目立たないしいいねこれ。
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モールと両面テープで固定する
美観を重視したい方は、モールを使った固定方法がおすすめです。樹脂製のカバーの中にLANケーブルを隠せるので、すっきりした見た目に仕上げられます。
モールは色や種類が豊富にあり、部屋の雰囲気やインテリアになじみやすい特徴があります。両面テープで固定できるため、壁に穴があく心配もありません。
ただし、ケーブルに合ったサイズのモールを用意したり、モールを適切な長さにカットしたりする必要があり、DIYでは難易度が高めといえるでしょう。また、取り外す際に一緒に壁紙がはがれるリスクがあるうえ、処分するのも手間がかかります。
LANケーブルむき出しだったから配線モール使って綺麗にした pic.twitter.com/bGpJATcikW
— アルカリ@next▷9/21 けもケット16 (@arukari2) April 23, 2025
タッカーで固定する
タッカーで固定するという方法もあります。
タッカーとは、建築作業で使われるホッチキス型の工具のこと。大きなコの字型の針を壁に刺すことで、LANケーブルを固定できます。針で固定するため壁に穴はあきますが、ピンに比べると小さく済むのが特徴です。
タッカーを使用する際は、LANケーブルに直接針を打ち込まないよう注意が必要です。とくに、電力供給が可能なPoE対応のLANケーブルの場合、ショートして発火や感電などが起こる可能性もあります。
設置するLANケーブルがPoE対応LANケーブルかどうかわからない場合は、タッカーの使用は避けたほうがよいです。
基本は推奨される方法ではなく、木製の巾木や柱など限定的な場面でのみ検討しましょう。
壁にタッカーを使って2階までLANケーブルを貼り付けていく…
— カニ🦀 (@kani9620) August 11, 2022
汗だくです🫠 pic.twitter.com/mGxxj0fPqk
賃貸でもOK!壁を傷つけないLANケーブルの固定方法
壁を傷つけずにLANケーブルを固定したい場合は、短い区間かつ軽量ケーブルなら、マスキングテープとモールを使う方法がおすすめです。マスキングテープの上にモールを貼り付ければ、撤去する際も壁紙がはがれにくくなりますよ。
手順は以下を参考にしてください。
- 設置する箇所の長さをすべて測る
- 測った長さにモールをカットする
- モールを設置する箇所にマスキングテープを貼る
(鉛筆でしるしをつけるとまっすぐ貼りやすい) - マスキングテープの上に両面テープを貼る
- モールを設置するLANケーブルをモールに設置する
- モールのふたをかぶせる
- 角の部分には専用パーツをかぶせる
しかし、モールで固定する方法は、使用する部材が多く作業工程も多いので、DIYでおこなうのは難易度が高いかもしれません。また、マスキングテープは粘着力が弱いため、壁に固定できたとしても、LANケーブルの重さに耐えきれずすぐに落ちてくるリスクもあります。
壁への固定に適したLANケーブルの種類
LANケーブルを壁に固定する際は、ケーブルの形状やタイプにも注目しましょう。丸い形状のLANケーブル以外にも、以下のような種類があります。
LANケーブルの種類 | 特徴 |
---|---|
フラットLANケーブル | 踏みつけに強く、カーペットの下や壁際におすすめ |
すきま用LANケーブル | 窓やドアなどを通すのに最適 |
極細LANケーブル | 限られた狭い場所でも配線できる |
金属製外皮LANケーブル | 動物が噛んでも断線しにくい |
STP LANケーブル | ノイズに強く、ネットワークが混線している環境におすすめ |
屋外用LANケーブル | 耐候性が強く、屋外でも劣化しにくい |
一般的な丸い形状のケーブルはかさばりやすく、壁に沿わせにくいことがあります。そこでおすすめなのが、フラットLANケーブルです。
厚みが薄く、幅が広い平らな形状なので、壁の巾木や角に沿わせて配線するのに最適です。見た目もすっきりと仕上がり、生活の邪魔になりません。また、やわらかくて曲げやすいため、カーブ部分もきれいに配線でき、DIYでのケーブル固定が初めての方にも扱いやすいでしょう。
LANケーブルの選び方についてより詳しく知りたい方は関連記事もご覧ください。

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LANケーブルを壁に固定するときの注意点
LANケーブルを壁に設置する際に注意しておきたいポイントは以下の4つです。
順番にみていきましょう。
適切なLANケーブルの長さを用意する
LANケーブルを壁に固定する際は、配線する経路をよく確認し、適切な長さのLANケーブルを用意しましょう。
Xのポストでは「思ったよりケーブルの長さが足りなかった」との声が多く見られました。
LANケーブルきれいに配線しようと思ったら全然長さが足りない
— ぷらとろ (@platoronical) August 8, 2025
模様替えで配線変えたから、夫が長さ測って足りない分のケーブルカバー買ってきて、私はその長さに足りるだろうLANケーブルを用意しておいたんだけど、微妙に長さが足りなかったらしく夫イライラで草
— きなちゃ☺︎8ペリカ🦖 (@kinachan_777) July 21, 2025
イライラするなら私やるけど🥺
やってくれるならイライラしないで🥺
(そもそも私のPCの配線笑)
たとえば、4.5帖の部屋に配線するなら5m、6帖なら7~8m、8帖なら10mが目安です。ただし、接続する機器やルーターの位置によっても大きく変わってくるため、必ず計測しましょう。
計測した長さに2~3mほど余裕をもったLANケーブルを用意しておけば、配線を変更したときや、家具の模様替えの際も対応しやすいです。
ちなみに、どうしても長さが足りなくなってしまったときは「延長コネクタ」を使うという手もあります。
LANケーブルの許容曲げ半径を守る
LANケーブルを壁に固定する際は、曲げすぎに注意が必要です。
LANケーブルには「許容曲げ半径」というものがあり、それ以上に曲げると通信の遅延や断線などトラブルにつながる可能性があります。
たとえば許容曲げ半径が25mmだった場合、直径5cmの丸を描いたときの円弧よりもゆるやかなカーブにしなければいけません。なお、家庭でよく使われるLANケーブルの許容曲げ範囲は25mm前後です。
ねじれたままのLANケーブルをそのままにしたり、長さが余ったからといって結んだりしないよう気をつけましょう。
モールやフックは巾木の上に固定する
モールやフックは、巾木(壁紙と床の境目に取り付けてある部材)の上に固定することをおすすめします。巾木がガイドになるためきれいに設置しやすく、似た色味のモールを使えば仕上がりも目立ちにくくなります。
壁にモールやフックを直接貼り付けると、撤去する際に壁紙まではがれるおそれがありますが、巾木に固定すれば壁紙を傷つける心配がありません。
ただし、巾木の素材によっては両面テープが剥がれにくく、塗装がはがれるケースもあるため、再剥離タイプのテープがおすすめです。
特定の箇所に負荷が集中しないようにする
LANケーブルは一部に負荷がかからないよう設置しましょう。一か所に負荷がかかると断線や劣化の原因になるだけでなく、ケーブルの重みに耐えられず落下しやすくなります。
とくにピンやフックを使うときは、固定する数が少ないと負荷がかかりやすいため注意が必要です。ピンの数を増やす、モールと併用するなどして重さを分散させましょう。
壁に傷をつけずに固定したいなら壁内配線がベスト
「壁に穴を開けずにLANケーブルをきれいに配線したい」と考えている方も多いかもしれません。フックやテープ、モールを使った固定方法は手軽ですが、ケーブルが露出するため、部屋の景観を損なったり、足元の邪魔になったりすることもあります。
壁に傷をつけず、すっきりした見た目にしたいなら「壁内配線」がもっともおすすめです。
壁内配線とは、既存の配管を利用して壁や天井の内部にLANケーブルを通す工事のことです。
- 見た目がすっきり綺麗で部屋の美観を保てる
- 足を引っ掛けたりする心配がなく、安全性が高い
- 掃除がしやすくほこりが溜まりにくい
- インテリアや動線を邪魔しないので空間の自由度が高まる
LANケーブルが完全に隠れるため、部屋の景観を損ないません。足で引っかけて断線させる心配もなく、小さなお子さまやペットがいる家庭でも安心です。
ただし、壁の中にLANケーブルを通すには、専門の知識と技術が求められます。また、ケーブルを通すための「空配管」が必要なため、空配管が設置されているかをまずは専門業者に確認してもらいましょう。
LANケーブルの配線工事を業者に依頼したときの費用
LANケーブルの工事を業者に依頼する場合、一体いくらかかるのか気になるところですよね。
業者に依頼した際の費用相場を以下にまとめました。
配管を使用したLAN配線工事 | 10,000円~40,000円程度 |
---|---|
配管がない場合のLAN配線工事 | 30,000円~60,000円程度 |
空配管がある場合、作業の範囲が明確なため、電話やメールでの問い合わせで比較的正確な見積もりがもらえます。
一方、空配管が設置されていない場合は、現場の条件によって必要な作業が変わるため、実際に設置環境を確認する必要があります。詳細を知りたい場合は見積もりを依頼しましょう。
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▶LANケーブル通線工事特集はこちらです
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LANケーブルを壁に固定させる方法や作業時の注意点をおさらいしましょう。
- ピンで固定する
- フックやクランプで固定する
- モールと両面テープで固定する
- タッカーで固定する
- 適切なLANケーブルの長さを用意する
- LANケーブルの許容曲げ半径を守る
- モールやフックは巾木に固定する
- 特定の箇所に負荷が集中しないようにする
LANケーブルを壁に固定する方法はいくつかありますが、なるべく壁を傷つけずに作業するなら、マスキングテープを貼った上にモールを設置する方法がおすすめです。
ただし、使う部材が多く作業工程も多いので、自分で作業するのは難しいです。
とくに1階から2階などフロアをまたぐ場合や、高所での作業が必要な場合は危険がともないます。
自分で作業するのが難しい場合は、LAN配線工事の専門業者に依頼しましょう。
とはいえ、「どの業者に依頼したらいいかわからない…」と悩む方もいますよね。
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