光回線工事は戸建ての2階でも可能!2階に開通させる条件や注意点を詳しく解説
光回線は1階に開通するケースが多いですが、条件を満たせば戸建ての2階に開通させることができます。しかし、光回線を開通できるのは1箇所のみなうえに、条件を満たせなければ1階に開通させるしかありません。
そんなときにおすすめなのが、LAN配線工事です。LAN配線工事をおこなうことで、条件を満たせず1階にしか光回線を開通できなかったご自宅の2階でも、有線LAN接続が可能になります。
そこで本記事では、光回線工事を戸建ての2階でおこなうケースについて詳しく解説するとともに、LAN配線工事についても紹介します。
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光回線工事を戸建ての2階でおこなうための条件
一般的に戸建ての光回線工事は、以下の流れでおこなわれます。
- 現地での出張事前調査
- 最寄りの電柱から光ファイバーケーブルを引き込む
- 光コンセントを設置する
- ONUまたはHGWを設置する(光信号とデジタル信号間の変換をおこなう装置)
- ルーターを接続しインターネットを利用する
しかし、2階に光回線を開通させるにはいくつかの条件を満たさなければなりません。まずは、ご自宅が2階に開通させる条件を満たしているか確認しましょう。
もしも条件を満たしていなくても、LAN配線工事をおこなうことで2階でも有線LAN接続が可能になります。条件を満たせていない場合は、「2階に光回線工事ができない時は有線LAN配線がおすすめ」でLAN配線工事について確認してみてくださいね。
建物と電線との距離や立地条件をクリアしている
光回線工事は、最寄りの電柱から光ファイバーケーブルを引き込むため、建物の近くに電柱が必要となります。光回線を引き込むのが1階でも2階でも関係なく、近くに電柱が無ければ工事できない可能性があります。多少の距離であれば引留金具を利用して引き込みが可能なこともありますが、建物の外壁素材によっては難しいケースもあります。
安全に作業ができる環境である
2階への光回線工事は高所での作業になるため、高所作業車やはしごが使われます。そのため、安全に作業ができる環境でなければ作業はおこなえません。具体的には以下のような条件を満たす必要があります。
- 電柱と建物の間に十分な作業スペースが確保できる
- 高所作業車を停められるスペースがある
- はしごをかけて作業できるスペースが確保できる
上記の条件を満たしていない場合、安全が確保できず作業できないおそれがあります。
配管が2階にある
光回線を通す配管が2階にある場合、スムーズに光回線がおこなえます。2階に電話やLANケーブルのコネクタがある場合、基本的に光回線を通すための配管も存在します。その場合、2階への光回線工事がスムーズになるでしょう。もし自分で判断がつかない場合は、業者に相談をして配管の有無を確認してもらうのがおすすめです。
穴あけで入線できる
配管がない場合でも、2階の壁に穴を開けることで光回線工事は可能です。これは、既存の配管が劣化して使えなかった場合にも活用できる方法です。
ただし、タイル張りのような強固な外壁の戸建てでは、穴が開けられないケースもあります。配管もなく、壁に穴をあけることもできない場合は、光回線工事も難しくなります。
光回線工事を戸建ての2階でおこなう際の注意点
前述の通り、条件を満たせば戸建ての2階に光回線を開通させることはできます。しかし、2階に光回線を開通させるにあたって、事前に知っておきたい注意点があります。
知らないまま2階に開通させてあとから後悔するといった可能性もあるので、依頼する前に確認しましょう。
1階でも2階でも料金は変わらない
基本的に、光回線工事は1階でも2階でも料金は変わりません。2階だからという理由で高くなることはないので、自分がインターネットを利用する状況を考えて、光回線を通す場所を検討するとよいでしょう。
ただし、希望する部屋まで配線を伸ばす必要があったり、光回線を通す配管が劣化しているため新たに配管を確保しなければいけなくなったりなど、特別な工事が必要になった場合は追加料金が必要になるケースもあります。
光回線工事の際には事前調査があるので、そのときに確認しておきましょう。
1階と2階の両方に通すことはできない
光回線工事の大きな注意点として、光回線は1階と2階の両方に通すことはできない点が挙げられます。光回線工事で設置される光コンセントは増設できず、1か所しか引き込みができないためです。そのため、2階に光コンセントを設置した場合は、1階に設置できないため注意が必要です。
以上の内容を踏まえ、光回線工事を戸建ての2階に行うための条件を見ていきましょう。
光コンセントの位置変更は工事が必要
設置が完了している光コンセントの位置を変えるには、工事が必要です。
上述の通り、光コンセントは増設ができないため、配線の延長や付け替え工事での移設となります。
そのため、2階に光コンセントを設置した後に「やっぱり1階がいい」となった場合、再度工事を依頼しなければなりません。
当然ですが再工事にも費用はかかるので、2階への設置にかかった費用が無駄な出費となってしまいます。
以上の内容を踏まえ、光回線工事を戸建ての2階に行うための条件を見ていきましょう。
光回線を通すのは1階と2階どちらがおすすめ?
光回線は1階と2階の両方に通すことはできないため、工事をおこなう際はどちらに光回線を通すか選ばなければいけません。光回線を1階と2階どちらに通すか迷っている人は、住んでいる戸建ての構造やインターネットを使う場所から検討するとよいでしょう。ここからは、光回線工事は1階がおすすめなケースと2階がおすすめなケースについて解説します。
1階がおすすめなケース
家族全員が1階で過ごすことが多い
家族全員が1階で過ごすことが多く、スマートフォンやゲーム機、パソコンなどさまざまな端末からインターネットを利用する場合は、光回線も1階に通すのがおすすめです。1階に通すことで、Wi-Fiルーターを設置した場合も電波が強い環境になり、家族全員が安定したインターネット通信を利用できるでしょう。
光回線の引き込みは、生活環境に合う場所に選ぶのがおすすめです。
1階に部屋数が多い
子ども部屋や仕事部屋など1階に部屋数が多い場合も、1階に光回線を通すのがおすすめです。1階に部屋が集まっているということは、その分各部屋でインターネットを利用する機会も多くなる可能性があります。インターネットの利用頻度が多い場所に光回線を通すことで、快適にインターネットを利用できます。
2階がおすすめなケース
リビングが2階にある
リビングが2階にあり、リビングで家族全員がインターネットを使うことが多い場合は、2階に光回線を通すのがおすすめです。光回線を引き込んだ場所とインターネットを利用するデバイスが近ければ、安定した通信状態で利用できます。
インターネットをメインで使う部屋が2階にある
パソコン仕事やオンライン会議、オンラインゲームなどで、インターネットをよく使う部屋が2階にある場合は、2階に光回線を通すのがよいでしょう。光回線を引き込んだ場所に設置するルーターとパソコンの距離が近ければ、通信速度が遅くなりにくいです。パソコンでストレスなくインターネットを利用したいのであれば、インターネットを使う環境に合わせて光回線の引き込み場所を決めましょう。
光回線を通す場合のおすすめの場所
光回線工事をおこなう場合、光回線を通す場所も検討しなければいけません。自分が使いやすい環境を考えて、適切な場所を選びましょう。光回線を通す場合のおすすめの場所は以下の通りです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
固定電話の近く
インターネットとひかり電話の両方を利用する場合は、固定電話の近くがおすすめです。ひかり電話とは光回線を使用した電話サービスで、ONUやHGWと電話機をつないで利用します。
光回線を引き込んで光コンセントを電話の近くに設置すれば、インターネットの接続機器もまとめて近くに置くことが可能です。配線も短くて済むので、配線が乱雑になることもないでしょう。
パソコンをよく使う部屋の近く
パソコンをよく使う部屋の近くに、光回線を引き込んでルーターを設置すると、通信速度が安定しやすいのでおすすめです。とくに、リアルタイムのレスポンスが求められるオンライン会議や、スピーディーな動きが求められるオンラインゲームなどでパソコンを使う人は、パソコンをよく使う部屋に設置するとよいでしょう。
エアコンの近く
2階に回線を通す用の配管がない場合、エアコン配管を使ってケーブルを引き込むことがあります。そのため、引き込み場所をエアコン近くにすることで、配線を通しやすくなるのでおすすめです。
収納のある部屋
ONUやWi-Fiルーターなどの接続機器を隠したい場合は、クローゼットや押入れなどの収納がある部屋がおすすめです。インテリアにこだわりのある方は、接続機器が部屋の雰囲気を壊すことが気になりますよね。
接続機器を収納すれば、部屋の雰囲気を壊さずに光回線を通せるため、おしゃれな部屋にしたい方は収納がある部屋を選びましょう。
2階に光回線工事ができない時は有線LAN配線がおすすめ
2階で光回線工事を実施したくても、条件が整わないことから工事がおこなえないこともあるでしょう。しかし、2階で光回線工事ができない時でも、1階から2階に有線LANを配線する方法もあります。ここからは1階から2階に有線LANを配線する工事の方法について解説します。
1階から2階に有線接続でつなげることができる
有線LAN配線工事は、1階のONUにあるLANポートにケーブルを接続し、2階まで配線する方法です。有線LAN配線工事は、宅内配線と屋外配線の2種類の方法があります。2階の希望の部屋に配管がある場合は宅内配線工事をおこなって、1階のONUから配管を利用して2階まで配線します。
配管がない場合は屋外配線工事をおこなって、1階のONUから外壁を伝って2階まで配線します。屋外配管は、PF管(屋外用配線保護管)といった耐久性のある配管を使用します。
通信や電波状況が安定していて使いやすい
有線LANは、通信や電波状況が安定していて使いやすいメリットがあります。無線LANだけだと、障害物や高低差によって電波が遮断されたり、ルーターの設置場所が悪いと電波が不安定になったりします。有線LANであればLANケーブルで直接接続されているため、障害物や設置場所などの影響を受けにくく、通信や電波状況が安定しています。無線LANのように、電波の強弱を気にせずにインターネットを利用できるでしょう。
有線LAN配線を業者に依頼したときの費用
有線LAN配線工事は、配管の有無によって料金にも変動があります。配管がある場合は作業内容が限定されるため、電話やメールでの問い合わせで、ある程度正確な料金が確認できます。
しかし、配管がない場合は作業内容が状況によって異なるため、現地調査後に金額が提示されます。
有線LAN配線を業者に依頼したときの費用相場としては以下の通りです。
配管を使用したLAN配線工事 | 10,000円~40,000円程度 |
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配管がない場合のLAN配線工事 | 30,000円~60,000円程度 |
※ケーブル一本当たりの値段
有線LAN配線工事は自分で実施できるの?
「業者に依頼すると料金がかかるから、自分で有線LANの配線をしたい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、結論からお伝えすると自身での有線LAN配線はおすすめできません。
知識や技術があれば不可能ではありませんが、適切な長さのLANケーブルの選定や、LANケーブルを配線する作業は素人には難しく、失敗のリスクが高いです。「配線したけどケーブルが乱雑になってしまい、生活の邪魔」といったケースも少なくありません。
自分で作業をおこなっても「うまく取り付けられずに結局業者に依頼した」となると、最終的に余分なコストがかかってしまうおそれがあります。
その点、プロの業者に依頼すれば、経験豊富なので迅速に工事をおこなってくれますし、失敗のリスクもほとんどありません。安心してインターネットを利用するためにも、プロの専門業者へ依頼するのが確実です。
ライフテックスは、自社の有資格スタッフが丁寧に施工をおこなっているため、信頼できるとお客様から評判をいただいています。弊社は高所作業にも対応しており、年間施工件数は3,000件を誇るLAN配線のプロです。ご相談・見積もりは無料で受け付けていますので、「2階のWi-Fiを有線LANにしようかな…?」とご検討中の方は、LAN配線の専門業者ライフテックスにご相談ください!
工事をせずに2階でもインターネットを使いたい時の代替案
2階への光回線工事や有線LAN配線工事をせずに2階でもインターネットを使いたい場合は、いくつかの代替案があります。一般的な代替案としては以下の3つです。
それぞれ詳しく解説します。
中継器
中継器とは、Wi-Fiを利用できる範囲を拡大するための機器です。中継機を1階にあるルーターと2階にあるデバイスの中間地点に設置すれば、Wi-Fiの電波が弱くなる前に受信・再発信し、Wi-Fiの電波を届けてくれます。
インターネットがつながりにくい部屋でも、Wi-Fiの通信環境を快適にできるでしょう。
しかし、中継器はあくまで電波を中継するものです。そのため、通信スピードがそれほど速くなく、通信の処理に時間がかかってしまうおそれがあります。中継機を経由した際の通信速度に不満を感じることがあるかもしれないので、注意しましょう。
メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiとは、メインのルーターとは別にサテライトと呼ばれる複数の専用中継器を設置し、網目(メッシュ)のようにネットワーク機器をつなぎ合わせる通信形態です。サテライトルーターを複数使って通信をおこなうため、ルーターの負荷を分散でき、通信速度の低下も起こりにくくなります。
ただし、メインルーターとあわせてサテライトルーターを複数台用意する必要があるため、導入にコストがかかるのがデメリットです。
どちらかというとオフィス向きの対策といえるでしょう。
ホームルーター
ホームルーターとは、モバイル回線で通信して利用できる据え置き型のルーターです。本体の電源プラグをコンセントに挿すだけでWi-Fi環境が整うので、工事をおこなう必要がありません。最近では、5G高速通信対応のホームルーターもあるので、通信速度も速くインターネットを利用できるでしょう。
しかし、モバイル回線もあくまで無線通信なので、利用する環境や障害物、他の電波などによって不安定になる恐れがあります。そのため、通信の安定性は、光回線に比べると劣る傾向にあるでしょう。
戸建てのLAN配線工事はライフテックスへ
「2階に有線LANを配線しようかな…?」とご検討中の方は、年間施工件数3,000件を誇るライフテックスにぜひご相談ください。ライフテックスは自社施工にこだわり、工事担当スタッフはすべて有資格者です。相談受付から施工完了まで、経験と知識が豊富な自社スタッフが直接対応いたします。
また、LAN配線工事の費用は業者によって変動がありますが、ライフテックスは一般的な業者と比べて非常にお得に工事できます。
一般的なLAN配線工事(1階から2階のLAN配線)とジャックの増設の費用相場総額は4〜6万円ですが、自社施工のライフテックスなら11,000円から工事をおこなっています。
費用をおさえて、安心のLAN配線工事をしたいのであれば、ライフテックスがおすすめです。ご相談・お見積もりは無料で受け付けていますので、どのようなことでもぜひお気軽にご相談ください。
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戸建ての光回線工事に関してのよくある質問
光回線は1階と2階どちらに工事するのがよいですか?
光回線を1階と2階どちらに通すか迷っている人は、住んでいる戸建ての構造やインターネットを使う場所から検討しましょう。以下に1階がおすすめなケースと2階がおすすめなケースをまとめました。
- 家族全員が1階で過ごすことが多い
- 1階に部屋数が多い
- リビングが2階にある
- パソコンをよく使う部屋が2階にある
2階に光回線を通して、1階でも快適にインターネットを使いたい場合は、1階への有線LAN配線工事や、中継器・メッシュWi-Fiなどを利用するとよいでしょう。
中継器や無線LANの利用でも2階で快適にインターネットが使えますか?
1階に光回線が通っている場合、中継器や無線LANを活用することで、2階でインターネットを使うことは可能です。しかし、中継器や無線LANは、障害物や高低差によって電波が遮断されたり、通信の処理に時間がかかったりします。
インターネットを使いたい2階の部屋にWi-Fiの電波が届きにくい場合は、有線LAN配線工事がおすすめです。電波を届かせたい部屋に有線LANがあれば、ルーターを増設することで電波が届かない場所にもWi-Fi環境を作れますよ。
また、Wi-Fiでインターネットの速度が安定しないときは有線LAN接続に対応できるので、快適にインターネットを利用できるでしょう。
戸建ての2階に光回線工事をおこなって快適なインターネット環境を
本記事では、戸建ての光回線工事の方法や光回線工事を戸建ての2階でおこなうための条件、光回線を通す場合のおすすめの場所について解説しました。
戸建ての2階でも光回線の工事は可能ですが、工事をおこなうためには以下の条件を満たしている必要があります。
- 建物と電線との距離や立地条件をクリアしている
- 安全に作業ができる環境である
- 配管が2階にある
- 穴あけで入線できる
条件をクリアできず2階に光回線工事ができない場合は、有線LAN配線がおすすめです。2階に配線をおこなって有線LANを設置すると、ルーターを増設してWi-Fi環境を作れます。
有線LANへお切り替えの際は、LAN配線の専門業者ライフテックスにご相談ください。年間施工実績3,000件を誇るライフテックスでは、格安の11,000円からLAN配線工事をおこなっています。
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