古民家にエアコンは設置できる?取り付け方法や費用相場を解説

「古民家にエアコンを取り付けたいけど、土壁だから設置できるか心配…」
「古い家でも最新のエアコンを設置できるの?工事費用はどれくらいかかるんだろう?」
趣のある古民家での暮らしに憧れて住み始めたものの、夏の猛暑や冬の寒さに驚き、エアコンの設置を検討している方も多いですよね。
しかし、一般的な住宅とは造りが異なるため、設置できるのか不安に感じるケースも少なくありません。
古民家でも、適切な工事をおこなえばエアコンの設置は可能です。
| 古民家のエアコン問題 | 解決策・ポイント |
|---|---|
| 設置の可否 | 土壁や専用コンセントがなくても工事次第で設置可能 |
| エアコンの種類 | 壁掛け・床置き・窓用の3種類から最適なものを選定 |
| 効きが悪い原因 | 断熱性の低さが主な原因。容量アップや断熱リフォームが有効 |
古民家特有の土壁への設置や、専用コンセントの増設など、専門的な知識が必要な工程もあります。
とはいえ、「古い家だからと断られないか不安…」「どこに相談すればいいかわからない」とお悩みの方もいますよね。
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古民家にエアコンは取り付けられる?
結論から言うと、古民家でもエアコンの取り付けは可能です。
ただし、一般的な住宅と比べて、いくつかの注意点があります。
- 土壁は強度が低く、そのままではエアコンを固定できない
- エアコン専用の200Vコンセントがない場合が多い
- 配管穴を開ける際に壁が崩れやすい
- 天井が低い、または高すぎる場合がある
古民家は、現代の住宅のようにエアコンの設置を想定して建てられていません。そのため、壁の補強や電気工事など、追加の作業が必要になるケースがほとんどです。
しかし、これらの課題は専門業者に依頼すれば解決できます。
土壁への設置や特殊な配管工事に対応できる業者を選ぶことが、古民家でエアコンを快適に使うための第一歩です。
なお、家電量販店では古民家への設置を断られることも珍しくありません。
その場合は、古い建物の工事に慣れた専門業者への相談をおすすめします。
古民家に取り付けできるエアコンの種類
古民家に取り付けられるエアコンは、主に3つの種類があります。
| 種類 | 特徴 | 古民家との相性 |
|---|---|---|
| 壁掛けエアコン | 天井付近の壁に設置する一般的なタイプ | 土壁の補強が必要だが、機能・種類が豊富 |
| 床置きエアコン | 床に設置するタイプで暖房効率が高い | 壁への負担が少なく設置しやすい |
| 窓用エアコン | 窓に取り付ける一体型タイプ | 工事不要で手軽だが、性能に限界あり |
それぞれの詳細をひとつずつみていきます。
種類①壁掛けエアコン
壁掛けエアコンとは、天井付近の壁に室内機を設置し、室外機と配管でつなぐ一般的なタイプのエアコンです。
家庭用エアコンとしてもっとも普及しており、機能や価格帯の選択肢が豊富な点がメリットです。
古民家に設置する場合、土壁には直接固定できないため、「縦桟(たてざん)」と呼ばれる補強材を取り付ける必要があります。
また、配管用の穴を開ける際も、土壁が崩れないよう両面から慎重に作業を進めなければなりません。
工事の手間はかかりますが、冷暖房効率や省エネ性能を重視するなら、壁掛けエアコンがもっともおすすめです。
最新機種であれば、自動お掃除機能や空気清浄機能など、便利な機能も搭載されています。
種類②床置きエアコン
床置きエアコンとは、壁ではなく床に設置するタイプのエアコンです。
低い位置から温風を送り出すため、暖房効率が高く、足元から暖まりやすい点が特徴です。
古民家との相性が良い理由は、壁への負担が少ないことにあります。
土壁に大きな穴を開けたり、補強材を取り付けたりする必要がないため、建物へのダメージを最小限に抑えられます。
ただし、室内機を置くスペースが必要になるため、部屋のレイアウトに影響が出る場合があります。
また、吹き出し口の前に家具を置くと効率が下がるため、設置場所の検討が必要です。
室外機が不要なタイプもあり、室外機の設置場所に困っている古民家にも適しています。
種類③窓用エアコン
窓用エアコンとは、室内機と室外機が一体になったタイプで、窓枠に取り付けて使用します。
壁に穴を開ける必要がなく、自分で設置できる手軽さが最大のメリットです。
古民家で壁への工事が難しい場合や、賃貸で大がかりな工事ができない場合に選ばれることが多いです。
ただし、対応畳数が限られており、広い部屋には向きません。
また、運転音が大きく、電気代も壁掛けエアコンより高くなる傾向があります。
- 対応畳数は6〜8畳程度が一般的
- 運転音が大きく、寝室には不向きな場合も
- 窓を開けられなくなるため、換気方法の確保が必要
あくまで壁掛けエアコンの設置が難しい場合の代替手段として検討するのがよいでしょう。
古民家にエアコンを設置する方法と手順
古民家にエアコンを設置する際は、一般的な住宅とは異なる工程が必要になります。
| 手順 | 作業内容 | 古民家特有のポイント |
|---|---|---|
| 専用コンセントの設置 | エアコン用の電源を確保 | 古い配線では容量不足の場合あり |
| 縦桟の取り付け | 土壁を補強してエアコンを固定 | 土壁特有の工程 |
| 配管穴の開口 | 室内機と室外機をつなぐ穴を開ける | 土壁は崩れやすいため慎重に |
| 室内機・室外機の設置 | 機器を取り付けて配管を接続 | 縁側を経由する場合もある |
それぞれの詳細をひとつずつみていきます。
手順①エアコン専用コンセントの設置
エアコンは消費電力が大きいため、専用のコンセントが必要です。
一般的なコンセントに接続すると、ブレーカーが頻繁に落ちたり、最悪の場合は発熱による火災のリスクもあります。
古民家では、そもそもエアコン専用のコンセントが設置されていないケースがほとんどです。
分電盤から新たに専用回路を引く電気工事が必要になるため、この作業だけでも専門業者への依頼が必須です。
また、古い分電盤では容量が足りない場合もあり、分電盤自体の交換が必要になることもあります。
工事の際は、第二種電気工事士の資格を持った作業員が対応する業者を選びましょう。
手順②縦桟の取り付け【土壁の場合】
土壁にはエアコンを固定できるだけの強度がないため、「縦桟(たてざん)」と呼ばれる補強材を取り付けます。
縦桟とは、天井と鴨居(かもい)の間に渡す木製の部材のことです。
この縦桟に据付板を固定することで、土壁に負担をかけずにエアコンを設置できます。
縦桟の取り付けは、建物の構造を理解した職人でなければ難しい作業です。
古民家の柱や梁の位置を確認しながら、しっかりと固定する必要があります。
また、縦桟の色や素材を工夫することで、古民家の雰囲気を損なわない設置も可能です。
手順③配管穴の開口【土壁は両面から慎重に】
エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管を通すため、壁に穴を開ける必要があります。
土壁の場合、一般的な住宅のように一気に穴を開けると、壁が崩れ落ちてしまう危険があるため注意が必要です。
- 目印となるセンター穴を小さく開ける
- 室内側から少しずつ穴を広げる
- 室外側からも同様に穴を広げる
- 貫通したら貫通スリーブを挿入して保護
両面から少しずつ作業を進めることで、土壁へのダメージを最小限に抑えられます。
穴あけ後は、貫通スリーブを使って湿気や虫の侵入を防ぐ処理も重要です。
この作業は経験と技術が必要なため、土壁の工事に慣れた業者に依頼しましょう。
手順④室内機と室外機の設置
縦桟と配管穴の準備ができたら、いよいよエアコン本体の設置です。
まず、縦桟に据付板を固定し、その据付板に室内機を引っ掛けるように取り付けます。
次に、配管穴を通して冷媒管・ドレンホース・電線を室外機まで配線します。
古民家では縁側を経由して配管を通すケースも多く、見た目を損なわないよう配管カバーを使用するのがおすすめです。
すべての配管を接続したら、電動真空ポンプで配管内の空気と水分を抜く「真空引き」をおこないます。
最後に試運転をして、冷暖房が正常に動作することを確認すれば設置完了です。
古民家のエアコン工事ならライフテックスにおまかせ!
「古民家へのエアコン設置は難しそう…」「家電量販店で断られてしまった」とお悩みの方もいますよね。
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おすすめポイント
- 土壁や特殊な構造の建物にも対応可能
- 第二種電気工事士を持った自社スタッフが施工
- 新品エアコンの工事保証は3年間
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自社スタッフが直接施工を行うため、中間マージンがかからず、低コストでの設置を実現しています。
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アンテナ工事やLAN配線工事もまとめて依頼しよう
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古民家を購入してリフォームする際は、エアコンだけでなくテレビアンテナやインターネット環境の整備も必要になることが多いです。
複数の工事をまとめて依頼することで、業者の手配や日程調整の手間が省け、トータルの費用も抑えられます。
古民家での新生活を快適にスタートしたい方は、ぜひご検討ください。
古民家へのエアコン設置にかかる費用相場
古民家にエアコンを設置する際の費用は、一般住宅よりも高くなる傾向があります。
追加工事が必要になるケースが多いためです。
| 費用項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 一般的な取り付け費用 | 13,000円〜23,000円 |
| 古民家特有の追加工事 | 3,000円〜30,000円程度 |
それぞれの詳細をひとつずつみていきます。
一般的なエアコン取り付け費用の目安
まずは、一般住宅でのエアコン取り付け費用の相場を確認しましょう。
| 対応畳数 | 取り付け費用相場 |
|---|---|
| 6〜12畳 | 13,000円〜17,000円 |
| 12〜14畳 | 13,000円〜17,000円 |
| 14畳以上 | 19,000円〜23,000円 |
※エアコン取り付け業者に依頼した場合の目安
この費用には、室内機・室外機の設置、配管接続、真空引きなどの標準工事が含まれています。
ただし、古民家の場合はこれに加えて追加工事が発生するため、上記の金額だけでは収まらないケースがほとんどです。
見積もりを依頼する際は、古民家であることを事前に伝え、追加費用の有無を確認しましょう。
古民家で発生しやすい追加工事と費用
古民家へのエアコン設置では、以下のような追加工事が必要になることが多いです。
| 工事の種類 | 費用相場 | 工事が必要なケース |
|---|---|---|
| 専用コンセントの設置 | 12,000円〜 | エアコン用の電源がない場合 |
| 縦桟の取り付け | 3,000円〜 | 土壁にエアコンを設置する場合 |
| 土壁への穴あけ作業 | 5,000円〜15,000円 | 配管穴がない場合 |
古民家の状態や構造によって費用は大きく変動します。
特に築年数が古い建物では、分電盤の交換や配線のやり直しが必要になることもあり、その場合は数万円の追加費用がかかります。
正確な費用を知るためには、現地調査をおこなったうえでの見積もりが必要です。
複数の業者から見積もりを取り、工事内容と費用を比較検討することをおすすめします。
古民家でエアコンが効かない場合の対処法
古民家にエアコンを設置しても、「思ったより効かない」と感じることがあります。
これは古民家特有の構造が原因です。
| 効かない原因 | 対処法 |
|---|---|
| エアコンの容量不足 | 容量を上げる |
| 窓からの熱の出入り | 窓の断熱リフォーム |
| 建物全体の断熱性の低さ | 断熱材の追加 |
それぞれの詳細をひとつずつみていきます。
対処法①エアコンの容量を上げる
古民家でエアコンの効きが悪い場合、まず検討したいのがエアコンの容量アップです。
エアコンの容量(kW)は対応畳数で表示されていますが、古民家では表示通りの畳数では能力が不足する場合があります。
- 天井が高く、冷暖房する空間が広い
- 気密性が低く、冷気や暖気が逃げやすい
- 障子やふすまなど、断熱性の低い建具が多い
古民家では、対応畳数に2〜3畳程度足したエアコンを選ぶのがポイントです。
たとえば8畳の部屋であれば、10〜12畳用のエアコンを選ぶと、効きの悪さを感じにくくなります。
ただし、容量を上げると本体価格や電気代も上がるため、予算とのバランスを考慮しましょう。
対処法②窓の断熱リフォームを行う
室内の熱がもっとも逃げやすい場所は「窓」です。
冬の暖房時は窓から約58%の熱が流出し、夏の冷房時は窓から約73%の熱が入ってくるといわれています。
古民家は窓が大きく、数も多いため、窓からの熱の出入りがエアコンの効きに大きく影響します。
- 内窓(二重窓)の設置
- 断熱性の高いガラスへの交換
- 断熱フィルムの貼り付け
もっとも効果的なのは内窓の設置で、既存の窓の内側にもう一枚窓を取り付ける方法です。
工事も比較的簡単で、1窓あたり数時間で完了します。
エアコンの効きを根本的に改善したい場合は、まず窓の断熱から検討してみてください。
対処法③天井・壁・床に断熱材を追加する
窓の断熱だけでは不十分な場合、天井・壁・床への断熱材の追加を検討しましょう。
古民家には断熱材が入っていないことがほとんどで、外気温の影響を直接受けてしまいます。
| 断熱箇所 | 効果 | 工事の難易度 |
|---|---|---|
| 天井 | 夏の暑さ対策に効果的 | 比較的容易 |
| 壁 | 冷暖房効率が大幅に向上 | 大がかりな工事が必要 |
| 床 | 冬の底冷え対策に効果的 | 床下からの施工が可能な場合も |
まずは天井の断熱から始めるのがおすすめです。
天井裏に断熱材を敷き詰めるだけで、夏の暑さがかなり軽減されます。
壁の断熱は大がかりな工事になるため、リフォームのタイミングで検討するのがおすすめです。
断熱リフォームは初期費用がかかりますが、光熱費の削減効果も期待できるため、長期的にはお得になるケースも多いです。
古民家のエアコンに関するよくある質問
家電量販店で古民家へのエアコン設置を断られたのですがどうすればいいですか?
|
家電量販店では、標準工事の範囲外となる古民家への設置を断られる場合があります。 土壁への穴あけや縦桟の取り付けなど、特殊な技術が必要な工事に対応できないためです。 この場合は、古い建物の工事に対応できる専門業者に相談することをおすすめします。 ライフテックスでは、古民家のような特殊な環境でもエアコン設置工事を承っております。 まずは無料見積もりでご相談ください。 |
古民家の雰囲気を損なわずにエアコンを設置する方法はありますか?
|
古民家の雰囲気を活かしたエアコン設置方法はいくつかあります。 雰囲気を損なわない設置方法
とくに天井裏を活用したダクト式エアコンは、室内機が見えないため、和室の雰囲気を損なわずに設置できます。 ただし、工事費用は通常より高くなるため、予算との兼ね合いで検討してください。 |
古民家は夏でも涼しいと聞きましたが本当ですか?
|
「古民家は夏でも涼しい」という話は、半分は本当で半分は誤解です。 古民家は風通しが良く設計されており、窓を開け放てば自然の風が通り抜けます。 また、大きな軒が日差しを遮り、土壁や畳が湿気を吸収するため、蒸し暑さを感じにくい面もあります。 しかし、近年の猛暑では自然の風だけで快適に過ごすのは難しいのが現実です。 断熱性が低いため、エアコンをつけても冷気が逃げやすく、「エアコンが効かない」と感じることも多いです。 古民家で快適に過ごすには、エアコンの設置に加えて、断熱対策も併せて検討することをおすすめします。 |
まとめ
古民家へのエアコン設置についておさらいしましょう。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 設置の可否 | 古民家でもエアコンの設置は可能。ただし追加工事が必要 |
| 必要な工事 | 専用コンセント設置・縦桟取り付け・土壁への穴あけなど |
| 費用相場 | 標準工事13,000円〜+追加工事3,000円〜30,000円程度 |
| 効かない場合 | 容量アップ・窓の断熱・断熱材の追加で改善可能 |
古民家へのエアコン設置は、一般住宅と比べて手間と費用がかかりますが、適切な工事を行えば快適な空間を実現できます。
土壁への設置や特殊な配管工事に対応できる専門業者を選ぶことが、成功の鍵です。
家電量販店で断られた場合でも、諦める必要はありません。
とはいえ、「どこに相談すればいいかわからない…」とお悩みの方もいますよね。
そういった方は、エアコン事業歴15年以上の実績を持つライフテックスにおまかせください!
弊社は多くの施工実績があるため、古民家のような特殊な環境でも高品質なエアコン工事をご提供しております。
さらに部材をまとめて仕入れることで、低コストでの設置を実現しています。
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松崎 将志(エアコン取り付け職人)
第二種電気工事士
見た目の美しさと故障リスク低減を両立した、“失敗しないエアコン設置”のための正しい知識を分かりやすく解説します。
【隠蔽配管のスペシャリスト】
難易度が高いとされる「隠蔽配管工事」を得意とし、これまで他店で断られた案件を含む累計8,000件以上の施工を完遂。専門的知見から本記事を徹底監修。













