LANケーブルを壁の中に通したい!必要なものと手順をわかりやすく解説
「壁の中にLANケーブルを隠してすっきりさせたい」
「DIYで壁の中にLANケーブルを通す方法は?」
快適なインターネット環境を整えるために、LANケーブルを壁の中に隠してお部屋をすっきりさせたいですよね。
結論からお伝えすると、以下の条件を満たせば、DIYでもLANケーブルを通せる可能性があります。
- 空配管(LANケーブルを通すための配管)が壁の中に設置されている
- 空配管が配線したい部屋につながっている
しかし、壁の中の見えない部分での作業は、思った以上に専門的な知識やコツが必要です。ご自身で作業する場合、失敗して壁内を傷つけたり、かえって配線トラブルを招いてしまったりする可能性もあるため、慣れない方にはおすすめしません。
「自分で作業するのは不安だ」「確実にきれいに仕上げてほしい」という方は、年間施工件数3,000件を誇るライフテックスにおまかせください!
経験豊富な専門スタッフが自宅に合わせて最適な配線プランを提案いたします。ご相談やお見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。
まず確認!壁の中にLANケーブルを通すには空配管(CD管)が必要
LANケーブルを壁の中に通すにはCD管と呼ばれる「空配管」が必要です。そのため、まずは自宅の壁の中に空配管があるかを確認しましょう。
具体的なチェック方法を2つお伝えします。
チェック方法1.部屋のコンセントプレートをチェックする
まず、壁に設置されているコンセントプレートを見てみましょう。
電源コンセントやテレビアンテナ端子のほかに、使われていない丸い穴(穴あきチップ)やカバーで覆われただけの箇所(ブランクチップ)、ケーブルを接続する凹型のコネクタ(モジュラージャック)があると、空配管が壁の中にある可能性が高いです。
期待度大!空配管がある可能性が高い!(戸建てで最も多いパターン)
【電源+テレビ+穴あきチップ】
期待度大!空配管がある可能性が高い!
【穴あきチップ】

【ブランクチップ】
【電話の端子】
空配管がない可能性が高い
【電源+テレビのみ】
期待度大!空配管がある可能性が高い!(戸建てで最も多いパターン)
【電源+TV+穴あきチップ】
期待度大!空配管がある可能性が高い!
【穴あきチップ】

【ブランクチップ】
【電話の端子】
空配管がない可能性が高い
【電源+TVのみ】
電源コンセントとテレビアンテナ端子しか見当たらない場合は、その部屋には空配管が通っていない可能性が高いです。
チェック方法2.クローゼット・点検口・情報分電盤を見る
コンセントプレート以外にもクローゼットや屋根裏など、空配管の有無を確認できる場所があります。以下の場所をチェックしてみましょう。
クローゼット内のコンセントプレート
クローゼットの中に、穴あきチップやブランクチップが付いたコンセントプレートが設置されている場合も空配管が用意されている可能性が高いです。
屋根裏や浴室の点検口
屋根裏や浴室の天井にある点検口を開けて中をのぞいてみましょう。写真のようにオレンジ(黒・アイボリーの場合もあり)のジャバラ状の管が見つかれば、空配管である可能性が高いです。
情報分電盤(マルチメディアボックスなど)
クローゼットの中などに上の画像のようなボックスが設置されていれば、その中もチェックしてください。オレンジ色のジャバラ状の管があれば空配管があると判断できます。
「確認したけどよくわからない」という方は、LAN配線工事の実績が豊富なライフテックスにおまかせください!
ご自宅の図面をスマートフォンで撮影してメールでお送りいただくだけで、CD配管の有無を無料で診断いたします。まずはお気軽にお問い合わせいただき、状況をお聞かせください。
※写真は必ず一度お問い合わせを頂いたあとにご送付ください。
壁の中にLANケーブルを通す壁内配線の手順
壁の中に空配管があり、配線したい部屋につながっていることが確認できれば、DIYでLANケーブルを通せる可能性があります。
ここでは、DIYに挑戦したい方に向けて空配管を使った壁内配線の手順を紹介します。
賃貸物件の場合は、必ず管理会社や家主の許可を取ってからおこないましょう。
STEP1:作業に必要なものを用意する
作業に必要なものは以下の通りです。
- LANケーブル
- 通線ワイヤー
- ビニールテープ
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
LANケーブルや通線ワイヤーは長さが足りないとやり直しになるため、余裕をもって準備しましょう。
上記以外にも、施工場所に応じて脚立や懐中電灯が必要なこともあります。
STEP2:通線ワイヤーを空配管に通す
LANケーブルの入口と出口、両方のコンセントプレートをドライバーを使って外します。
出口側から通線用ワイヤーを空配管に入れ、入口側まで貫通させましょう。空配管は壁の中で曲がっていることもあるため、無理に押し込まず、少しずつ進めるのがコツです。
STEP3:LANケーブルと通線ケーブルを接続する
通線ワイヤーの先端が入口側の空配管から出てきたら、通線用ワイヤーにLANケーブルを固定します。
LANケーブルのコネクタ部分が空配管の中で引っかかったり、破損したりしないように、接続部分をビニールテープなどで覆って保護するとよいでしょう。
STEP4:LANケーブルを空配管に引き込む
出口側から通線ワイヤーを引っ張り、LANケーブルを空配管の中に引き込んでいきます。空配管の中でLANケーブルが絡まらないようゆっくりと一定の力で引っ張るのがポイントです。
無理な力がかからないよう入口側と出口側の両方に人がいると作業が進めやすくなります。
STEP5:ケーブルを引き出す
目的の場所まで必要な長さのLANケーブルを引き出せたら、通線ワイヤーからケーブルを外します。この際、LANケーブルの端子を傷つけないよう十分に注意しましょう。
最後に、引き出したLANケーブルが目的の場所までしっかりと届いているか、長さは十分かを確認します。問題がなければ、壁内へのLANケーブル通線作業は完了です。
壁の中にLANケーブルを通すときの注意点
ご自身で壁の中にLANケーブルを通せば、一見コストを抑えられそうですが、通線ワイヤーなどの購入が必要なうえ、失敗するリスクも高くなります。
もし作業に失敗して壁を傷つけたり、ケーブルを断線させたりすると、修復費用が余計にかかってしまいます。結局、専門業者へ依頼し直すことになれば、二重の出費にもなりかねません。
安全や確実性・トータルコストを考えると、はじめからプロのLAN配線業者に依頼するのがおすすめです。
壁の中に空配管(CD管)がない場合のLAN配線方法は?
空配管がなく壁の中にLANケーブルを通せなくても、有線LAN環境を作る方法はあります。ここでは、空配管がない場合の配線方法について2つの方法をご紹介します。
壁に固定する・這わせる(露出配線)
壁の中に空配管が見当たらない場合でも、LANケーブルをつなげる方法として「露出配線」があります。壁面や床・天井にピンやモールなどを使ってLANケーブルを固定して這わせる方法です。
方法は大きく分けて以下の4つです。
- ピンで固定する
- フックやクランプで固定する
- モールと両面テープで固定する
- タッカーで固定する
壁に固定する方法ならDIYでも比較的かんたんにできますが、どうしても室内に配線が見えてしまう点には注意が必要です。賃貸物件では、退去時の原状回復を考慮して壁に跡が残りにくい方法を選びましょう。
露出配線に必要なものや具体的な手順は以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はこちらも参考にしてください。
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家の外壁に設置する(屋外配線)
室内にケーブルを這わせたくないという場合には「屋外配線」という選択肢もあります。
以下の写真のようにLANケーブルを家の外壁に沿わせて設置する方法です。
室内の美観を損ねずに、すっきりと目的の部屋までケーブルを引き込めるのが大きな利点です。とくに階数をまたぐケースに適しています。
ただし、建物の構造を理解した上での穴あけ作業や雨水の侵入を防ぐための防水処理など施工には専門的な知識や技術が求められます。DIYでの作業は難易度が高いため、専門業者に依頼しましょう。
LAN配線工事ならライフテックスにおまかせください
壁の中にLANケーブルを通す工事は、専門的な知識や技術が求められます。「自分で作業するのは難しそう」という方は、年間施工件数3,000件を誇るライフテックスにおまかせください。
ライフテックスでは、ご相談受付から施工完了まで経験豊富な自社スタッフが一貫して対応いたします。代理店の紹介料といった中間マージンがかからないため、高品質のサービスを低価格で提供可能です。
たとえば、空配管を使用して1階から2階へLAN配線工事をした場合の合計金額は13,000円と、他社よりも32,000円以上もお得になりますよ。
1階から2階へ1か所LAN配線工事をした場合
空配管を使った壁内配線はもちろん、屋外配線にも対応しております!
ご相談・お見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。
壁内LAN配線に関するよくある質問
戸建ての1階から2階にLANケーブルをつなぐ方法は、一般的に以下の2パターンです。
- 室内の空配管を使って配線するケース
- 外壁を伝って2階まで配線するケース
1階と2階をつなぐ空配管があれば、壁の中を通しての配線が可能です。空配管がない場合は、建物の外壁にLANケーブルを設置する「屋外配線」という方法があります。
LANケーブルを壁の中に通す作業自体には、特別な資格は必要ありません。ただし、電気配線を扱う工事が発生する場合は、電気工事士の資格が必要です。
安全面や失敗するリスクを考慮すると、専門業者に依頼することをおすすめします。
壁を傷つけずにLANケーブルを固定したい場合は、マスキングテープとモールを使う方法がおすすめです。
壁にマスキングテープを貼ってからその上に、両面テープ付きのモールを設置すれば、将来モールを撤去する際に壁紙がはがれにくくなりますよ。より詳しい手順は以下の記事で解説しています。こちらもあわせて参考にしてください。
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ドライバーを使ってLANケーブルの差し込み口のプレートを外し、中にあるケーブルを確認しましょう。ケーブルに印字された「CAT5e」「CAT6」「CAT6A」といった規格名(カテゴリ)の表記を探してください。
また、ハウスメーカーや施工業者にLAN配線も依頼したのであれば、契約書や図面、仕様書などに記載があるかもしれません。
LANケーブルのカテゴリについては以下の記事で解説しています。どのカテゴリにするか迷っている方は参考にしてください。
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