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【プロが解説】モジュラージャックとは?自分で取り付ける際の手順を紹介

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【プロが解説】モジュラージャックとは?自分で取り付ける際の手順を紹介

【プロが解説】モジュラージャックとは?自分で取り付ける際の手順を紹介

モジュラージャックとは、電話やLANケーブルのコンセント差込口のことです。

「有線LANに接続したい機器があるから、部屋にLANケーブルの差し込み口が欲しい」といった場合には、モジュラージャックを設置する必要があります。

ただし、モジュラージャックには種類があるため、正しいものを選ばなくてはなりません。また、モジュラージャックだけを設置しても、当然インターネットには接続できないため、LANケーブルの配線もおこなう必要があります。

この記事では、モジュラージャックの仕組みや種類、自分で設置する方法を詳しく解説しています。お読みいただくことで、どのモジュラージャックを選ぶべきか、どのように設置すべきかがわかります。

しかし、LAN配線に伴うモジュラージャックの設置には、専門知識と経験が必要で失敗するリスクが高いです。さらに、必要な工具や機材をそろえるために費用がかかるため、最初から業者に依頼することをおすすめします。

モジュラージャックの設置をご希望の方は、LAN配線工事の年間施工件数3,000件を誇るライフテックスにおまかせください。ご相談やお見積もりは無料なので、まずはお気軽にお問い合わせしてみてくださいね。

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モジュラージャックは電話やLANケーブル用のコンセント差込口のこと

モジュラージャックとは、冒頭でもお伝えしたように電話やLANケーブルのコンセント差込口のことです。一般的には、コンセント差し込み口と一緒に、「LAN」と記載されている穴があれば、それはLANケーブルを接続するためのモジュラージャックです。

以下の画像でいうと、右下がLANケーブル接続用、右上が電話用です。

3連コンセントに設置されたモジュラージャック

以前は、「ISDN(電話線(銅線)を使ったデジタル回線)」の接続にも使用されていましたが、ISDNは2024年1月にサービスが終了しています。そのため、現在ではLAN用モジュラージャックと電話用モジュラージャックが主流となっています。

モジュラージャックの仕組み

モジュラージャックはアルミなどの素材でできています。LAN用と電話用では以下のように構造が異なるので、目的に合わせたモジュラージャックを選びましょう。

LAN用 8極8芯(RJ45型)
電話用 6極2芯(RJ11型)

モジュラージャックは、LANケーブルなどの先端についているモジュラープラグを差し込んで使用します。

モジュラープラグには、ラッチというツメ型の部品がついていますが、ラッチは柔軟性のある作りとなっています。押すとしなるため、モジュラージャックに差し込むとツメ部分が押し込まれ、しっかりと差し込むとカチッとツメが跳ね上がることで内部に固定されます。

また、外すときもツメ部分を押し込みながら引っ張れば、簡単に外すことが可能です。

モジュラージャックには以下のような種類がありますが、仕組みはどれも同じです。

  • 露出タイプ
  • 壁にパネルで埋め込みタイプ
  • フロアなどに収納できるタイプ

これらのタイプは、用途に合わせて使い分けましょう。

モジュラージャックの設置が必要なシーン

一般的な家庭でモジュラージャックの設置が必要になるのは、主に以下のようなパターンです。

  • LAN配線に伴い新たにモジュラージャックを設置する場合
  • モジュラージャックの差し込み口を増設する場合

では、詳しく見ていきましょう。

LAN配線に伴い新たにモジュラージャックを設置する場合

Wi-FiルーターやONUがある部屋とは別の部屋で、PCやゲーム機などを有線接続したいと考えている方もいるでしょう。そのような場合には、有線接続したい機器がある部屋にモジュラージャックを設置する必要があります。

しかし、モジュラージャックを設置しようにも、その部屋までLAN配線がおこなわれていなければ、設置できません。

そのため、まずはLAN配線をおこなったのちに、その配線をモジュラージャックに接続する必要があります。

モジュラージャックを自分で交換・設置する方法」で詳しく解説しますが、基本的にはLAN配線は業者に依頼するのをおすすめします。

特に、配線するための配管が設置されていなかったり、配管はあるものの配線したい部屋に配管経路が確保されていなかったりする場合は、まず配管の設置からおこなわなくてはなりません。その作業は知識や技術なしでは難しいため、無理に自分でおこなおうとするのはリスクがあります。

モジュラージャックの差し込み口を増設する場合

もうひとつは、すでにモジュラージャックがある場所に、さらに差し込み口を増やす場合です。

壁の中に配線が2本配線されている場合は、自分でコンセントカバーを外して、線をモジュラージャックに接続すればいいだけなので、そこまで難しい作業ではありません。

ただし、1本しか配線されていない場合は、やはりLAN配線からおこなう必要があるため、業者に依頼した方がいいでしょう。

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モジュラージャックを自分で設置する方法

モジュラージャックを自分で設置する場合、以下の手順で作業をおこなっていきます。

  1. 工具・機材を用意する
  2. LANケーブルと互換性のあるモジュラージャックを選ぶ
  3. LAN配線をおこない、モジュラージャックと接続する
  4. モジュラージャックをコンセントベースに固定する

では、具体的な手順について見ていきましょう。

工具・機材を用意する

まず、工具や機材を用意しましょう。

以下の4つは作業をおこなううえで必ず必要になります。

  • ニッパー
  • ジャケットストリッパー(外皮むき工具)
  • 通線ワイヤ―
  • LANケーブル

ジャケットストリッパーとは、LANケーブルの外皮を切り取る際に使用する工具です。カッターなどでも切り取れますが、中の線を傷つけてしまうおそれがあるため、ジャケットストリッパーの使用をおすすめします。

また、モジュラージャックの種類によっては「成端」という作業が必要になり、専用の工具を用いる必要があります。

LANケーブルと互換性のあるモジュラージャックを選ぶ

モジュラージャックは、LANケーブルの種類に合わせて選ぶ必要があります。LANケーブルには単線とより線の2種類の芯線があり、それによってコネクタの形状が異なるからです。

また、前述したとおり、モジュラージャックには電話用とLAN用があるため、LANケーブルに接続する場合はLAN用の「RJ-45」という規格を選びましょう。

LAN配線をおこない、モジュラージャックと接続する

準備ができたら作業に移ります。以下の手順でLAN配線からおこないましょう。

  1. Wi-FiルーターやONU付近のコンセントボックスを外す
  2. 有線接続したい機器のそばにあるコンセントボックスを外す
  3. 「2」のコンセントボックス内にある配管から、通線ワイヤーを通す
  4. 「1」のコンセントボックスまで通線ワイヤーが通ったら、LANケーブルを通線ワイヤーにビニールテープなどで固定する
  5. 「2」のコンセントボックス側から通線ワイヤーを回収する

このような手順でLAN配線をおこない、配線できたLANケーブルとモジュラージャックを接続します。モジュラージャックの接続手順は、製品の説明書を読んで正しくおこないましょう。モジュラージャックをコンセントベースに固定する

モジュラージャックとLANケーブルの接続が完了したら、モジュラージャックをコンセントベースに固定します。あとは、コンセントカバーを壁に固定すれば完了です。

LAN配線に伴うモジュラージャックの設置は業者に依頼すべき理由

LAN配線とモジュラージャックの設置は、手順だけを見ると「自分でもできそう」と思われるかもしれません。

配線されているLANケーブルにモジュラージャックだけを接続すればいいのであれば、自分でも取り付けはできるでしょう。しかし、LAN配線もおこなわなければならない場合、先述した手順のようにすんなりとはいかないことが多々あります。

LAN配線の失敗実例

以下は、LAN配線工事を専門におこなうライフテックスにご相談いただいたLAN配線の失敗例です。

▼LAN配線の失敗実例

失敗①

「となりの部屋までの配管だから短い距離だろう」と買ってきた10メートルのLANケーブルを空配管に入れたが管の途中で足りなくなってしまった

失敗②

モジュラープラグが付いた状態で売っているLANケーブルを空配管に入れて通線しようとしたが途中で詰まってしまい、強引に引き抜いたら先端のモジュラープラグだけが空配管の中に残ってしまった

失敗③

必要なものをそろえて通線することはできたがモジュラープラグをうまく取付けできず、インターネットに接続できなかったため、結局、業者に依頼することになった

このように、自分でLAN配線をおこなってみたものの、通線する際に失敗して自分たちではどうにもならなくなるケースが多いのです。

上記のような失敗をすると、工具や機材を揃えたのに、結局業者に対応してもらわなくてはならず、無駄な費用と時間を使ってしまいます。

室内の壁や外壁を這わせるのもDIYはおすすめできない

壁の中の配線を自分でおこなうと、失敗する可能性があります。

「それなら壁の中を通さなければいいのでは?」と思われるかもしれませんが、壁を這わせるのは以下のようなリスクがあります。

  • LANケーブルに足をひっかけて転んだり断線させてしまったりする
  • 部屋の見栄えが悪くなる
  • 作業が非常に大変でなかなか終わらない

壁にLANケーブルをピンとまっすぐな状態で配線できるのであれば。見栄えにそこまで影響しなさそうに思うかもしれませんが、そもそもそのように配線すること自体困難です。

中には、長いLANケーブルを購入してチャレンジする人もいますが、あまりの重労働に後悔するケースもあります。

また、外壁を這わせる場合も、高所作業が必要なケースが多く、LANケーブルの種類も正しいものを選ばなくてはならないため、おすすめできません。

このようなリスクを避けるためにも、LAN配線工事は専門業者に依頼することをおすすめします。

LAN配線工事についてもっと知りたい方は、LAN配線工事の費用や工事内容について詳しく紹介している以下の関連記事も参考にしてください。

ライちゃん

関連記事はこちら

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まとめ

この記事では、モジュラージャックの仕組みや種類、設置方法について解説してきました。

最後にまとめをご覧ください。

モジュラージャックとは電話やLANケーブルのコンセント差込口のことで、コンセント差し込み口に「LAN」と記載されている穴があれば、LANケーブルを接続するためのモジュラージャック
モジュラージャックを自分で設置する方法
  1. 工具・機材を用意する
  2. LANケーブルと互換性のあるモジュラージャックを選ぶ
  3. LAN配線をおこない、モジュラージャックと接続する
  4. モジュラージャックをコンセントベースに固定する
LAN配線に伴うモジュラージャックの設置を自分でおこなうべきではない理由
  • LAN配線時の通線に失敗しやすい
  • 室内の壁を這わせると見栄えが悪く、足にひっかけてしまうおそれがある
  • 外壁を這わせると高所作業が必要になる可能性があるため危険

モジュラージャックの設置時にLAN配線をおこなう必要がある場合は、専門業者に依頼するのが安心で確実です。失敗しないためにも、まずは専門業者に相談してみましょう。

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