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エアコンの配管工事はいくら?配管のサイズや種類、寿命をプロが解説

カテゴリ: エアコン工事
作成日:2023年04月27日(木)

スリーブ施工

エアコンを取り付ける際に必要となるのが配管工事です。普段よく目にしている配管部分ですが、いざ工事を依頼するときに適切なサイズや取り付け方法などわからないことも多いのではないでしょうか。

本記事では、エアコンの配管工事についておすすめの料金プランや配管自体の役割、寿命など詳しく解説します。

DIYに興味があるかたは、配管工事が自分でできることなのか判断する参考にもなるでしょう。エアコンの配管工事を考えているかたは、ぜひ一度目を通してみてください。

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エアコンの配管工事を業者に頼むといくら?

エアコン配管工事の費用は依頼先によってさまざまです。エアコン取付専門業者に頼んだ場合、いくらかかるのか見ていきましょう。

エアコン取付専門業者のライフテックスでは、配管工事は標準工事に含まれています。ネットや量販店で購入したルームエアコンの工事を行う場合、標準工事費は、以下の金額になります。

エアコン規格工事料金
2.2kw〜3.6kw(6畳~12畳) 16,800円~
4kw〜5.6kw(14畳~18畳) 18,800円~
6.3kw〜8.0kw(20畳~26畳) 21,800円~
9.0kw(29畳) 24,800円~

※税抜き価格

さらに、設置予定の場所に配管穴が無い場合は「穴あけ(エアコン配管用コア抜き)工事」が、室外機をエアコンの近くに設置できない場合は「配管延長工事」、配管を保護し見た目をきれいにしたい場合は「化粧カバー工事」、壁に配管が埋め込まれた複雑な構造の場合は「隠ぺい配管工事」がオプションで必要となります。

穴あけ(エアコン配管用コア抜き)

種類1ヶ所あたりの料金
穴あけ・貫通スリーブ込(木造、モルタル) 3,000円~
穴あけ(ALC) 5,000円~
RCコア抜き(コンクリート厚み20cm未満)(タイル)  20,000円~ 要見積り(養生清掃・産廃処理費別途)

配管延長工事

種類1mあたりの料金
配管延長2分3分 2,500円~
配管延長2分4分 3,000円~

化粧カバー工事

 種類料金
室内 既存室内化粧カバー取付け(1ヶ所あたり) 2,500円~
室内化粧カバー1m曲がり3個まで(2分3分、ノーマル) 10,800円~
室内化粧カバー2m曲がり6個まで(2分3分、ノーマル) 16,800円~
室内化粧カバー1m曲がり3個まで(2分4分、換気・加湿ホース) 12,800円~
室内化粧カバー2m曲がり6個まで(2分4分、換気・加湿ホース) 18,800円~
その他室内カバー部材追加(1個あたり) 3,800円~
室外 既存室外化粧カバー取付け(1ヶ所あたり) 1,500円~
室外化粧カバー2mまで 5,800円~
室外化粧カバー延長(2mあたり) 5,800円~
室外化粧カバー(換気用)2mまで 6,500円~
室外化粧カバー(換気用)延長(2mあたり) 5,800円~
その他室外カバー部材追加(1個あたり) 1,080円~

隠ぺい配管

種類料金
取外し作業 5,500円~
取付け作業 8,000円~

ライフテックスは、長期保証を求める方や、本体購入と同時に工事も依頼したい方にもおすすめできるエアコン取付専門業者です。まずは無料見積もりからぜひお問い合わせください。

エアコンの配管は2種類

エアコンの配管は室内機と室外機を接続する重要な役割を担っています。エアコンを取り付ける際には、壁に穴をあけて配管を接続する必要があります。

エアコンを設置するのに必要な配管は主に「冷媒管」と「ドレン管」の2種類です。それぞれの配管の特徴について解説します。

室内機と室外機を繋ぐ冷媒管

断熱材で覆われている2本1組の銅製パイプは「冷媒管」です。冷媒管は室内機と室外機を循環することで「冷媒ガス」を運搬し、冷房の時は室内の熱を外へ、暖房の時は外の熱を部屋へ移動する役割があります。

例えばエアコンの冷房をつけると、室外機で圧縮されて液体となった冷媒が冷媒管を通って室内機に送られ、気化されます。液体は気化すると周りの熱を吸収して空気が冷やされるため、冷風となって部屋の温度を下げ冷房の役割を果たすのです。そして室内機で気化され熱を吸収した冷媒は、冷媒管を通り室外機で圧縮されて液体に戻ります。

冷媒管は必ず「液体を室内機に送る細い管」と「気体を室外機に送る太い管」の2本1組になっており、ペアコイルという名称で販売されていることもあります。冷媒管の外径によって「2分3分」と「2分4分」などと表記され、エアコンの消費電力によって使い分けています。

排水を流すドレン管

エアコンの配管には、冷媒管の他にドレン管も必要です。ドレン管は室内機に溜まった水分を排出します。

冷媒で空気を冷やすエアコンは、結露した水分を室内機に溜めています。ドレン管はそれらを排出するために、室内機から室外にむけてホースを出す形で取り付けられます。

配管が壁の中に埋められている場合は?

隠蔽配管の見分け方

通常、配管は宅内と屋外の穴が直線で繋がれており、室外機側に配管が露出しています。一方、壁の中に配管が埋められている場合もあります。これが「隠蔽配管」です。

隠ぺい配管では、室外機と配管をつなぐ穴と、室内機をつなぐ配管の穴が違う場所にあります。

隠蔽配管は家の外観がすっきりします。しかし、見栄えだけを気にして隠蔽配管にするのは好ましくありません。

隠蔽配管については、別記事「隠蔽配管とは?メリット・デメリットや工事が難しい理由を解説」でも解説しているので参考にしてください。

エアコンの配管工事が必要なタイミング

エアコンの配管工事をするのは、新しいエアコンを設置したタイミングに限りません。エアコンの配管工事が必要なのは、以下の4つのタイミングです。

  • エアコンの配管が故障したとき
  • エアコンを買い換えたとき
  • エアコンを新設するとき
  • エアコンを移設するとき

配管工事はさまざまな場面で必要になります。それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

エアコンの配管が故障したとき

エアコンの効きが悪い、水漏れしてくる、などの症状があるにもかかわらず、本体に異常が見られないとなれば、配管が原因かもしれません。配管自体の状態が悪い場合には、配管工事が必要です。

エアコンの配管は、経年劣化でヒビが入ったり、衝撃を受けて破損していたりすることがあります。

エアコンを買い換えたとき

エアコンを買い換えた際、配管も同時に取り替えるのが一般的です。新しいエアコンが正常に作動するよう、同じタイミングで配管工事も行いましょう。

エアコンを買い換える時期については、別記事「エアコンの寿命は何年?修理費用の目安や買い替え時期を徹底解説」でも紹介しています。次の章で解説するエアコンの寿命についても解説しているので、合わせて参考にしてください。

エアコンを新設するとき

エアコンを新設するときは、壁の状態によって必要な工事内容が変わります。

まずはエアコンを設置する予定の壁に穴があいているか、エアコン専用のコンセントが設けられているか確認しましょう。これらが確認できない場合、配管工事の他に穴あけ工事やコンセントの増設を行う必要があります。

壁の状態によっては配管工事以外にも工事する箇所が増えることを覚えておきましょう。

エアコンを移設するとき

別の部屋のエアコンを取り付けたいなど、エアコンを移設したい場合には配管の長さを変える必要があるかもしれません。

例えば1階に設置していたエアコンを2階の部屋に取り付け、室外機は移動しないのであれば、配管の長さが足りなくなります。

反対に、設置しなおすと配管が長すぎる場合は、配管を効率よく冷媒を運搬できる適切な長さに整えることが必要です。

エアコンの配管工事を自分でやるには

エアコンの配管工事を自分でやることは可能ですが、作業の正確さによってエアコンの効きが大きく左右されます。

特に冷媒管の配管には、傷やホコリが厳禁です。さらに使用する配管のサイズや冷媒ガスの種類にも気をつける必要があります。

自分での配管工事は非常に難易度が高く、費用も多くかかります。正常にエアコンを稼働させるためにも、配管工事はエアコン取付専門業者に頼むことをおすすめします。

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エアコンの配管工事を依頼したいけれど「結局うちにはどの工事が必要なの?」「どの業者を選べばいいの?」といったお悩みはありませんか?そんな時は、第2種電気工事士が多数在籍するライフテックスにお任せください。

ライフテックスは、年間8,000件以上の設置を請け負っているエアコン工事専門業者です。

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エアコン配管工事を依頼できる業者

エアコンの配管工事では、以下の4つの場所に依頼できます。

  • エアコン取り付け専門業者
  • 家電量販店
  • 街の電気屋さん
  • マッチングサイト

それぞれの特徴や相場価格を表でまとめたのでご覧ください。

 工事費用スピード完成度アフター保証おすすめな人
エアコン取り付け専門店 値段も技術も妥協したくない
家電量販店 工具をすでに持っている方
街の電気屋さん とにかく技術を優先したい
マッチングサイト 気軽にネットで他社比較したい

上記をご覧になっていただければ分かるように、一番おすすめな設置方法は断然エアコン取付専門業者への依頼です。

値段や完成度、アフターケアなどあらゆる面で優れています。

それぞれの依頼先にどのような特徴があるか解説するので、悩んでいるかたは参考にしてください。

【おすすめ】エアコン取付専門業者

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価格を安く抑えるだけでなく、仕上がりも妥協したくないという方におすすめしたいのが「エアコン取り付け専門業者」です。

プロならではの高い技術力があるのはもちろん、豊富な実績で柔軟なケースに対応可能です。さらに直接依頼すれば中間マージンが発生しないため、工事料金が最安値で提供されています。

また、ほとんどの会社で保証があり、万が一エアコンが故障しても無償修理が可能です。仕事も速く正確で、施工内容によっては約1時間~3時間ほどで完了できます。

デメリットを挙げるとしたら、エアコン取付工事専門の精鋭会社のため、エアコン工事のみの依頼に限定している会社もあるというところでしょう。

このように、金額、仕上がり、スピードの全てにおいて優れているのがエアコン取付専門会社です。丁寧な施工で長持ちする配管工事をお望みのかたは、ぜひエアコン取付専門業者に依頼してみてください。

メリット
  • エアコン取り付けに特化しているので技術力や知識が高い。そのため工事が正確でありながらスピーディー
  • 中間マージンの発生がなく、高額なエアコン設置の部材も大量仕入れを行うため、最安値で依頼することが可能
デメリット
  • エアコン取り付け工事以外は頼めない場合が多い

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家電量販店

家電量販店

キャンペーンPRなどでお得な料金に見えがちな家電量販店ですが、実はエアコン取付専門会社への依頼よりも平均20%ほど価格が高く設定されています。

また、エアコン取付に関しては専門の販売員が多くないため、知識量に欠ける場合が多々あります。

家電を一式揃えるのに同じ店舗でまとめて申込できる点は魅力的ですが、家電量販店で実際にエアコン取付を行うのは下請け業者です。

完成度に信頼が置けるかどうかは、自己判断になるでしょう。

メリット
  • (お引越のタイミングなどで)家電を一式揃えたいという場合に同じ店舗でまとめて申込が可能
  • 家電量販店独自のキャンペーン特典を受けることが出来る場合がある。
デメリット
  • エアコン取り付け専門会社に直接依頼するよりも料金が20%程高くなる。
  • 店頭の販売員さんのエアコン取り付けに関する知識が薄い場合が多い。

町の電気屋さん

街の電気屋さん

町の電気屋さんはエアコンの知識が豊富であるため、信頼できるでしょう。しかし対応エリアが狭く限りがあるため、出張費が必要だったり、現地調査で料金が嵩んだりします。

価格に拘らないのであれば依頼を考えても良いでしょう。電気屋さんによっては取り扱うメーカーが限られている場合もあるため、下調べは必要です。

メリット
  • 家電を一式揃えたい場合に同じ店舗でまとめて申込が可能
  • エアコンの知識が豊富であるため、信頼できる
デメリット
  • 対応エリアが狭く限りがある
  • 出張費や現地調査費で料金が嵩む場合がある

マッチングサイト

マッチングサイト

料金やサービスを比較検討しやすく便利に思われるマッチングサイトですが、口コミの一部が消去されていることもあり、信憑性があるとはいえません。

口コミにサクラを起用している場合もあるため、よく見極めて利用を検討しましょう。

あくまでもエアコン取付業者を選定するための参考材料として捉えるといいかもしれません。

け業者を選定するための参考材料の一つとして捉える方がベターです。

メリット
  • 実際に工事を受けた人のリアルな声が聞ける
  • ネット上で気軽に探せる
デメリット
  • 工事業者はマッチングサイトに手数料の支払いを行う場合が多く、エアコン取り付け専門会社での施工より割高の料金
  • 口コミの一部が削除されている可能性があり、信憑性に欠ける部分がある

ここまで見ていても、エアコン取り付け専門業者への依頼は価格も安く、技術力もあるため、すべてにおいて安心できるエアコン取付専門業者への依頼を検討しましょう。
中でもおすすめの業者については別記事「【関東】おすすめエアコン取り付け業者7選!費用相場や工事内容を解説」でも詳しく扱っているので参考にしてください。

配管工事のポイント

実際の配管工事では抑えるべきポイントが3つあります。

  • テープ巻きではなく化粧カバーを選ぶ
  • エアコン配管は長さと高低差が大事
  • 補助配管の修理が必要になることも

上記のポイントを踏まえれば、エアコンの稼働を効率よくできます。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

テープ巻きではなく化粧カバーを選ぶ

化粧カバーとテープ巻き

エアコンの配管は「テープ巻き」と「化粧カバー」の2つの仕上げ方法があります。

どちらもエアコンの効きに大きな差はありませんが、見栄えや持ちを気にするかたは化粧カバーをおすすめします。

テープ巻きは紫外線や雨の影響を受けやすく、化粧カバーと比較すると中の配管が痛みやすくなります。

配管の寿命も限られているため、化粧カバーを装着して劣化を防ぎ、長持ちしやすく仕上げましょう。

エアコン配管は長さと高低差が大事

効率よくエアコンを稼働させるには、取り付け位置が重要です。特に配管においては、長さと高低差が大事になります。

室外機を1階に置いている場合、室内機の階数によって適切な長さが3mずつ変動します。室内機か1階であれば適切な配管の長さは3m、2階であれば6mです。配管の長さと高低差を踏まえた理想としては、エアコン設置箇所のすぐ外にある窓側がいいでしょう。

メーカーによっては配管の長さが決まっているため適切な配置にできないこともあります。

配管が長くなるとエアコンの効きが悪くなることがあるため、適切な取り付け位置に迷うかたは依頼するときに直接相談してみてください。

補助配管の修理が必要になることも

エアコンの移設を繰り返しているケースによく見られるのが、エアコン内部から延びている配管の劣化です。

エアコン内部の熱交換器から延びる配管を「補助配管」といい、エアコンの移設を繰り返すことでへこみやねじれが発生します。

冷媒ガスの運搬が滞ったり、エアコンの不具合の原因となるため、補助配管の状態によっては修理が必要です。

エアコンを取り外さないと見えない部分になるため、工事の際に発覚することが多くあります。

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まとめ

エアコンの配管は室内機と室外機を接続している重要な部分です。効率よくエアコンを稼働させるためにも、適切な距離感と化粧カバーの装着で長持ちさせましょう。

また、配管工事は難易度が非常に高いため、自分でやるには厳しい部分が多々あります。エアコンを正常に稼働させるには、確かな技術力が必要です。

ぜひこの記事を参考に、配管工事の依頼先を決めてみてください。

よくある質問

エアコン配管の寿命はどのくらい?

A

エアコン配管は30年前後が寿命だといわれています。化粧カバーを装着すれば、配管が劣化しにくくなります。エアコン本体の寿命は約10年であるため、新品のエアコン配管には化粧カバーの装着をおすすめします。

詳細は「エアコン配管の寿命はどのくらい?」をご覧ください。

エアコンの配管は自分で取り付けられるの?

A

エアコンの配管工事を自分でやることは可能ですが、非常に難易度が高く、作業の正確さでエアコンの効きが大きく左右されます。正常にエアコンを稼働させるためにも、配管工事は「エアコン取付専門業者」への直接の依頼をおすすめします。

エアコン工事専門業者のライフテックスでは、難易度の低い配管工事から、業者でも難しいといわれる隠ぺい配管工事まで、どんなオーダーにも適正価格で対応します!

詳しくは「ライフテックスのエアコン工事ページ」をご覧ください。

エアコンから突然の水漏れ!応急処置と自分でできる対処法を解説

カテゴリ: エアコン工事
作成日:2023年04月26日(水)

エアコン水漏れ

「エアコンから水が漏れてくる原因は?」
「エアコンの水漏れって自分で直せるの?」

エアコンをつけていたら水が飛んできたり、壁伝いに水が漏れていたり…そのような症状がある場合は修理が必要なケースも考えられますが、自分で直せる可能性もあります。水漏れしたらすぐに修理を依頼するのではなく、まず自分で原因を探ってみることが大切です。

この記事では、自分で直せる水漏れの原因と対処法を詳しく解説しています。また、それでも直らない場合の原因も紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

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【応急処置】エアコンから水漏れしたときにまずやること

エアコンの水漏れは緊急的なケースが多いので、発生すると焦ってしまうと思いますが、被害を抑えるためにもまずは以下の処置をおこなってください。

  • エアコンの電源を切る
  • エアコンの電源コードを抜く
  • エアコン周辺の家具を移動する

エアコンの電源を切る

エアコンから水漏れが起きた際は、まずはエアコン本体の電源を切りましょう。運転がストップすると水漏れも止まるため、エアコン周辺や壁紙に水がかかってしまう被害を抑えられます。

エアコンの電源コードを抜く

エアコンの電源を切ったあと、本体の電源コードをコンセントから抜くことも大切です。

電源コードを抜かずにコンセントに差しっぱなしの状態だと、漏電により火災が起こる危険性があります。ただし、コンセントの周辺が水で濡れている場合は、感電のおそれもあるため不用意にコンセントに触らないようにしてください。先に電源元となるブレーカーを落としてから、電源コードを抜くようにしましょう。

エアコンに流れる電気を遮断することで、感電を防ぐことができます。

エアコン周辺の家具を移動する

エアコンが水漏れしている場合、配管ホースの中にたくさんの水が溜まっている可能性があります。エアコンの電源を切って運転を止めている状態でも、急に溜まっている水が漏れてきてしまうおそれがあるので、エアコン周辺の家具は別の場所に移動させるようにしましょう。

エアコンからの水漏れの原因とは?

応急処置を実施したら、エアコンから水漏れしている原因を確認し、対処していく必要があります。まずは、以下のことを確認してみましょう。

  • ドレンホースが曲がっている・ふさがっている
  • ドレンホースが詰まっている
  • ドレンホースが凍結している
  • フィルターが汚れている
  • 気圧の影響
  • 送風口が結露している

上記はすべて自分で直せるため、これで水漏れが解消されれば修理の必要はありません。

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

①ドレンホースが曲がっている・ふさがっている

エアコンから水が漏れる原因は、多くの場合ドレンホースに原因があります。ドレンホースとは、室内機から屋外へと排水するためのホースです。

まず、外にあるドレンホースを確認し、先端がつぶれていたり、地面に埋まるなどしてふさがっていたりしないかを 確認しましょう。ドレンホースがふさがっている・曲がっていると水が排出できずに逆流します。また、先端が上向きに曲がっていないかもチェックしてください。

ドレンホースが曲がっている・ふさがっている際の対処法は「ドレンホースの調整・清掃」をご覧ください。

②ドレンホースが詰まっている

ドレンホースが曲がったり塞がっていたりしない場合は、ドレンホースの中に詰まりがないか確認しましょう。ドレンホースが詰まっていると、先ほどと同様に水が排出されず、逆流してしまいます。

ドレンホースは外にあるため、排出口から落ち葉や虫などが入り込んでしまうケースがあります。また、室内機から排出された汚れやほこりなどで詰まりを起こすことも考えられます。

もしも目に見える詰まりがあるのであれば、それを取り除けば水漏れを解消できるでしょう。

ドレンホースが詰まっている際の対処法は、「ドレンホースの調整・清掃」をご覧ください。

③ドレンホースが凍結している

寒い時期に暖房を使用していて水漏れする場合、ドレンホースが凍結していないかを確認しましょう。ドレンホースが凍結してしまうと、詰まりなどと同様に排出口が塞がれるため、水が逆流します。

万が一凍結していた場合は、凍っている部分を溶かすことで水漏れを解消できます。

ドレンホースが凍結している際の対処法は、「ドレンホースの調整・清掃」をご覧ください。

④フィルターが汚れている

フィルターの掃除を全然していない…という場合は、フィルターの汚れが原因である可能性があります。フィルターを掃除しておらず目詰まりを起こしている場合、エアコンが正常に稼働できません。すると、熱交換器が過剰に働いてしまい、冷やしすぎることで結露が通常よりも多く発生し、排水しきれなくなります。

排水しきれなかった水がドレンパン(結露による水漏れを防ぐ受け皿)に溜まりすぎてしまい、水漏れの原因となります。これはフィルターの汚れを掃除すれば解消されます。

フィルターが汚れている際の対処法は、「フィルターの清掃」をご覧ください。

⑤気圧の影響

マンションやアパートなどの気密性が高い集合住宅の場合、気圧によってエアコンから水が漏れるケースもあります。気圧が原因である場合は、ドレンホース内で「ポコポコ」「トントン」といった空気と水がぶつかる音が聞こえます。空気は気圧が高いところから低いところへと流れる性質を持っています。屋内の気圧が高く、屋外の気圧が低ければ空気が水と共に外へと排出されます。

しかし、気密性の高い集合住宅の場合、換気が十分にできていないと屋内の気圧が屋外よりも下がってしまうことがあります。その状態でエアコンを稼働させると、空気が室内に流れ込もうとするため、水も逆流して水漏れの原因になります。

気圧の影響で水漏れしている際の対処法は、「窓を開けて換気をおこなう」をご覧ください。

⑥送風口が結露している

暑い時期や部屋の湿度が高い場合は、送風口が結露して水漏れを起こすケースもあります。送風口のルーバー(風向きを変える板)に冷気があたることで水滴となり、その水滴が垂れてきてしまうのです。

送風口の結露は何かしらの不具合などではありません。送風口やルーバーの水滴を拭えば大丈夫です。

送風口が結露している際の対処法は、「エアコンの温度と風向きの調整」をご覧ください。

自分で直せる!エアコンからの水漏れの対処法

エアコンからの水漏れはできるだけ迅速に対処する必要がありますが、先ほど解説した原因は、全て自分で対処可能です。ここからは、自分でできるエアコンからの水漏れの対処法について解説します。対処法は以下の通りです。

  • ドレンホースの調整・清掃
  • フィルターの清掃
  • 窓を開けて換気をおこなう
  • エアコンの温度と風向きの調整

ドレンホースの調整・清掃

水漏れの原因がドレンホースの場合は、ドレンホースの調整・清掃をおこないましょう。

ドレンホースがふさがっている・曲がっていると水が排出できずに逆流してしまうので、先端がつぶれているならつぶれている部分をカットしたり、先端が上向きに曲がっている場合はまっすぐに下を向くように調整したりなどの対処が必要です。また、ドレンホースにゴミやほこりが詰まっている場合も、清掃をおこなって詰まりを解消するようにしてください。

寒い地域だと、排水するはずの水がドレンホース内で凍結してしまうこともあります。凍結していた場合は、凍っている部分を暖かいお湯で溶かすようにしましょう。ただし、かなり熱いお湯をかけてしまうとドレンホースが熱さで変形してしまう可能性があります。そのため、体温よりも少し熱いくらいのお湯をかけましょう。

フィルターの清掃

フィルターがほこりやごみで目詰まりしているようなら清掃をおこないましょう。フィルターはセルフクリーニングで対処できます。

清掃方法としては、まずはフィルターを外してゴミやホコリを掃除機で吸い取り、そのあと水洗いしてきれいに掃除しましょう。ゴミやホコリがフィルターに目詰まりするのを防ぐため、掃除機を掛ける場合は表からおこない、水洗いをする場合は裏からおこないましょう。汚れがひどい場合は柔らかい歯ブラシなどを使って、フィルターを傷つけないよう注意しながら優しく洗ってください。

十分に乾いたらエアコンに取り付けなおして完了です。

窓を開けて換気をおこなう

気密性の高い環境では、室内と屋外との気圧の差がエアコンの排水を邪魔して、水漏れを引き起こすおそれがあります。空気は気圧の高いほうから低いほうへ流れていくため、外の空気と一緒に水が室内へ流れ込むことで水漏れが発生してしまうのです。

エアコンを使用した状態で窓を締め切っていると、屋外より室内の気圧が低くなってしまう可能性があるので、ドレンホース内で音がしている場合は窓を開けて換気をしましょう。換気をすることで屋外との気圧差が解消され、水漏れも直る可能性があります。

エアコンの温度と風向きの調整

送風口のルーバーから水漏れしている場合は、エアコンの使い方を工夫するとよいでしょう。たとえば、暑い夏の日に設定温度を20度以下にして利用すると、室温と風の温度差から結露が発生して水漏れを起こす場合があります。その場合は、設定温度をあげて運転することで結露を防ぐことができるでしょう。

また、ルーバーの向きを下向きで運転し続けると、同じ場所に風が当たることで結露が発生してしまうおそれがあります。その場合は、ルーバーを水平もしくは上向きにすることで、結露の予防対策になります。

業者に依頼すべき!エアコンからの水漏れの原因

ここまで解説した原因と対処法を試しても水漏れが解消されない場合、故障や設置不良の可能性が高いといえます。

主な水漏れの原因は以下の通りです。

  • ドレンパンとドレンホースがしっかり接続されていない
  • エアコンが傾いている
  • 配管から雨水が入り込んでいる
  • ドレンパンが破損している
  • 冷媒ガスが不足している
  • 左出し配管でエアコンを設置している

これらは業者に依頼する必要があるため、どのような原因があるかを把握しておきましょう。

ドレンパンとドレンホースがしっかり接続されていない

ドレンパンとドレンホースがしっかり接続されていないと、水漏れの原因となります。先ほども少し触れたように、ドレンパンには結露を水漏れさせない受け皿の役割があります。ドレンパンに水が溜まりますが、それを外へと排出するのがドレンホースです。

そのため、ドレンパンとドレンホースの接続部分がしっかり接続されていないと、水漏れが排出されず漏れてしまうのです。エアコンのフィルターを外し、アルミフィンの隙間をライトで照らして確認してみましょう。もし、水が溜まっているのが見えたら、ドレンホースの接続部分付近が目詰まりしているか、しっかりと接続されていない可能性が高いでしょう。

エアコンが傾いている

まだエアコンを設置したばかりなのに水漏れするという場合、本体の設置不良の可能性があります。通常、エアコンは水平器で傾きがないかを確認して設置します。傾いていると、結露した水がドレンパンへと正常に落ちないからです。

設置不良で室内機が傾いている場合、水がドレンパンへと正常に落ちていかなかったり、ドレンパンに溜まった水が漏れたりしてしまう可能性があります。設置不良であれば設置した業者の責任であるため、修理依頼をする前に、まずは設置業者に問い合わせしてみましょう。

配管から雨水が入り込んでいる

室外機を吊りなどで室内機よりも高い位置に設置している場合、配管から雨水が侵入することによって水漏れが起こるケースがあります。

室内機と室外機は配管で繋がっていますが、その配管は雨風や紫外線から受けるダメージを防ぐためのテープが巻かれ、保護されています。そのため、室内機よりも高い位置に室外機を設置していても正常な状態であれば雨水は侵入しません。

しかし、長期間使用していると経年劣化によって保護のためのテープが剥がれてきてしまうことがあります。すると、テープが剥がれた箇所から雨水が入り込み、室内機との高低差で配管から雨水が流れ込み水漏れが起こる可能性があります。

テープが剥がれているなら貼りなおせばいいと思うかもしれませんが、高い場所にあると高所作業が必要になり、きっちりと巻けなければ作業の意味がないため、失敗のリスクが少ない業者に依頼することをおすすめします。

ドレンパンが破損している

室内機で発生した水を受けるドレンパンがそもそも破損してしまっている場合、水が正常に溜められなくなり水漏れを起こします。ドレンパンの破損は自分で補修できないので、専門業者に依頼しましょう。

冷媒ガスが不足している

エアコンのさまざまな不調に関わる冷媒ガス不足ですが、水漏れにも関係しています。冷媒ガスが不足すると、熱交換が適切に行われなくなります。すると、熱交換器に霜が付着し、それが溶けて流れ出てきてしまうことで水漏れの原因となります。

さらに、冷媒ガスが不足している場合、湿度が高い状態だと熱交換器に氷ができることがあります。そのままエアコンを稼働させると水ではなく氷が飛んでくることもあり、危険です。

冷媒ガスが不足していると、冷たい空気が出ないなどの不具合も起こるため、水漏れ以外の症状が出ている場合は運転を停止しましょう。

左出し配管でエアコンを設置している

エアコンは通常、室内機の右側にドレンホースがあります。左出し配管とは、そのドレンホースが左側にきている状態です。

一般的な右側にドレンホースがある状態は、勾配を出しやすく、水がスムーズに流れます。しかし、左出しの場合は右側から左へとドレンホースを横向きに設置しなければならず、水がスムーズに流れにくくなったり、汚れやごみがホース内に溜まりやすくなったりします。

そのため、勾配がない影響で水が逆流したり、ごみで目詰まりするケースもあるのです。

エアコンの水漏れの修理相場

エアコンの水漏れの修理相場

対処法を試しても直らず、「修理が必要かもしれない」と思ったときに気になるのが修理費用ですよね。エアコンの水漏れは、ここまで解説したようにさまざまな原因があります。ドレンホースの目詰まりや接続部分の緩みなど、さほど手がかかる作業ではないものに関しては、費用も数千円で済むでしょう。

しかし、冷媒ガスの不足が原因である場合は、ガスチャージをしなくてはならず、数万円が必要です。また、不足している原因がガスの漏れであれば、5万円ほどかかるケースもあるでしょう。

また、徹底的に分解や洗浄をする必要がある場合なども費用は高くなりがちです。出張点検などで原因を確認し、修理費用が高額でなければ修理してもらうようにすると、交換か修理かの判断がしやすいでしょう。

エアコンの水漏れで買い替えたほうがいいケース

エアコンの水漏れが起きた際に買い替えたほうがいいケースは、10年以上エアコンを使用している場合です。

エアコンの出張点検だけでも、出張費用がかかります。もし、修理することになったとしても長年使用していたエアコンはまた別の不具合を起こす可能性が高く、さらに修理しなければならないかもしれません。

また、10年を超えたエアコンは修理を依頼しても、必要な部品の製造が終了しており、取り寄せられないケースも多々あります。そのため、長年使用しているエアコンであれば、思い切って買い替えてしまうことをおすすめします。

エアコンの水漏れを未然に防ぐための対策

エアコンを修理したり買い替えたりしたら、水漏れをさせないために以下のことをおこないましょう。

  • ドレンホースの定期的な清掃
  • フィルターを2週間に1回は掃除する

では、これらのやるべきことについて解説します。

ドレンホースの定期的な清掃

エアコンの水漏れの多くはドレンホースが原因です。ドレンホースが詰まると水が逆流してしまうため、定期的に清掃や点検をする必要があります。定期的にドレンホースの中にゴミや土が詰まっていないか、ドレンホースが曲がったりふさがったりしていないか確認をおこない、問題があれば清掃ををするようにしましょう。

また、ドレンホースの排水口にネットを貼ることで、虫の侵入を防止できる効果があります。「虫の侵入が多くて困っている」という人は、ネットを使って対策するのもよいでしょう。ただし、ゴミが詰まってしまわないように、網目が細かすぎないものを用意するようにしてください。

フィルターを2週間に1回は掃除する

フィルターの目詰まりが水漏れの原因になると解説しましたが、掃除の目安は2週間に1回です。この頻度で掃除することで、運転効率もアップするため、さまざまなエアコンの不調を防げるだけでなく、エアコンの効きが良くなります。

エアコンを長く使うためにも、フィルターは定期的に掃除しましょう。

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よくある質問

エアコンの水漏れは自分で直せますか?

A

直せるケースと修理が必要なケースがあります。
以下のような場合は、自分ですぐに直せる可能性が高いでしょう。

・ドレンホースが曲がっている・ふさがっている
・ドレンホースが詰まっている
・フィルターが汚れている
・気圧の影響
・ドレンホースが凍結している
・送風口が結露している

上記で直らない場合は、修理が必要です。

エアコンから水漏れする場合、修理と買い替えのどちらがいいですか?

A

修理費用は原因によって数千円から数万円と大きく異なります。そのため、一概にどちらがいいとは言いきれません。

ただし、エアコンを10年以上使用している場合は、今後も繰り返し不具合が起こる可能性があります。そのため、どのような箇所に不具合があったとしても買い替えの方がおすすめです。

買い替える場合は、非常にお得なライフテックスの「本体+標準工事費+同日送料コミコミパック」をご利用ください。

エアコンは水漏れしても使い続けることはできますか?

A

エアコンから水漏れをしていてもそのまま使い続けることは可能です。ただし、水漏れを放置したまま使い続けると、水がかかった床や壁紙にシミができたり、エアコンや壁に湿気がたまってしまってカビが発生したりする可能性があります。また、エアコンは電気製品なので、もしも内部の機構部分まで濡れてしまうとショートして火災を引き起こす危険性もあります。
余計な手間や大きなトラブルにつながらないように、迅速に対処をおこなうことを推奨します。

ドレンパンの清掃は自分でおこなうことはできますか?

A

ドレンパンとは、エアコン内部の結露水の受け皿です。ドレンパンに溜まった結露水は、ドレンホースの中を通って室外に排水されています。
ドレンパンはエアコン内部にあるため、清掃をおこなうためには分解する必要があります。エアコンの分解はとても難易度が高く、無理に分解すると故障することもあるので、自分でおこなうことは避けたほうがよいでしょう。

ドレンパンの清掃は、プロのエアコンクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。

エアコンの水漏れは迅速に解決しよう

この記事では、エアコンの水漏れの原因と対処法について解説しました。最後に記事のまとめを見てみましょう。

エアコンから水が漏れていたら、まず以下のことを確認し対処しましょう。

  • ドレンホースが曲がっている・ふさがっている
  • ドレンホースが詰まっている
  • フィルターが汚れている
  • 気圧の影響
  • ドレンホースが凍結している
  • 送風口が結露している

上記以外には、以下のような原因が考えられます。

  • ドレンパンとドレンホースがしっかり接続されていない
  • エアコンが傾いている
  • 配管から雨水が入り込んでいる
  • ドレンパンが破損している
  • 冷媒ガスが不足している
  • 左出し配管でエアコンを設置している

これらが原因である場合には、修理をする必要があります。修理は数千円で済むこともありますが、修理箇所によっては5万円以上かかるケースもあります。エアコンを10年以上使用している場合は、修理よりも買い替えたほうがよいでしょう。

買い替えの際には、ぜひライフテックスにご相談ください。

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冷房の設定温度は何℃?28℃が不快な理由と適切な温度調整の方法

カテゴリ: エアコン工事
作成日:2023年04月26日(水)

冷房の設定温度は何℃?28℃が不快な理由と適切な温度調整の方法

「冷房の快適な温度っていくつなんだろう?」
「28度が良いって聞くけど、本当なんだろうか…」

このように考える方も多くいるのではないでしょうか。

冷房の適温は26〜28度と言われていますが、温度の感じ方は環境や人によって異なるためベストな設定温度はありません。そのため、快適な温度に設定するためには、室温や体感温度などの環境も加味することが必要です。

また、快適に過ごす為には冷房の温度設定だけでなく、他のツールを使うとより理想とする環境を作ることができるでしょう。

この記事では

  • 冷房の最適な設定温度
  • 温度調節で快適に過ごす方法
  • 快適でお得なエアコンについて

などについて詳しく解説していきます。

エアコンの冷房機能は快適に、かつ賢くお得に使いたいですよね。記事の終盤では快適に過ごしつつ、電気代を節約する方法も紹介しています。ぜひ最後まで読んで、参考にしてみてください。

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冷房の設定温度は26〜28度が最適

エアコン冷房の設定温度は「26〜28度が良い」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

実際に適温と言われる温度は以下の通りです。

季節温度
夏場 26〜28度
冬場 18〜22度

26〜28度の中でも28度がおすすめと言われる理由は「快適な温度だから」ではありません。28度は、環境保護のための目安として推奨されている温度です。

そこでここでは、28度が良いと言われるのは一体なぜなのか、本当なのか、について解説していきます。

環境省のクールビズでは、28度が適正な室温だから

28度が良いと言われる理由は、環境省のクールビズで決めた「適正な室温」が28度だからです。

実際に環境省のWebサイトでは、温度設定について以下のように記載されています。

適正な室温とは
クールビズでは、「適正な室温」の目安を28℃としています。
ここで言う28℃はエアコンのリモコンなどの設定温度ではなく、あくまで部屋の温度、室温の上限としての目安です。すなわち、室温を必ず28℃にしなければいけない、ということではなく、冷房時の外気温や湿度、「西日が入る」などの立地や空調施設の種類などの建物の状況、また、体感温度は人によっても異なることから、室内にいる方の体調等を考慮しながら、無理のない範囲で冷やし過ぎないよう、室温の管理をお願いできればと思います。
まずは健康を第一に、エアコンの温度を柔軟に設定いただきながら、適切なエアコンの使用をお願いいたします。

引用:COOLBIZ|環境省

つまり28度というのは、冷房の設定温度ではなく「推奨の室温」です。冷房の設定を28度にしたから、快適に過ごすことができるという訳ではありません。

28度設定は不快と感じる人も多い

前項でお伝えしたように、環境省のクールビズ対策で冷房を28度に設定しているけど、
「なんだか暑い気がする…」
「ベタベタするし、全然快適に感じない」
という方もいるのではないでしょうか。

実際に多くの人が冷房の28度は快適だと感じていないようです。

夏場のオフィスエアコンの設定温度に関する実態調査|ダイキン

参考:夏場のオフィスエアコンの設定温度に関する実態調査|ダイキン

ダイキンがまとめた発表によると、株式会社マーシュが2018年6月に実施した「夏場のオフィスエアコンの設定温度に関する実態調査」では、男女ともにほぼ半数(男性47.2%/女性47.9%)の人が冷房の28度は「不快」または「どちらかというと不快」と感じているようです。

いったいなぜ、多くの人が推奨温度を不快に感じてしまうのか、について次の項では解説していきます。

設定温度と実際の温度でズレが生じる要因

気流制御機能

ここまでは「冷房の28度は不快に感じる人も多くいる」という内容についてお伝えしてきました。ここからは、なぜそのように感じるのか、理由と要因について解説していきます。

快適だと感じない理由は「設定温度と実際の温度でズレが生じているため」です。ここでの実際の温度とは、室温や体感温度のことを指します。設定温度と室温、体感温度は似ているように感じますが、実際には違うものです。例えば、部屋の構造・温熱環境などによっても変わります。

そこでここでは、

  • 設定温度=室温にならないから
  • 体感温度に違いがあるから

についてひとつずつ解説していきます。

設定温度=室温にはならないから

室温とは、屋内の温度のことです。室温は部屋の環境によって、大きく左右されます。

部屋の環境

部屋の環境

例えば断熱性や日当たり、吹き抜けなど、家の構造によっても変化することが多いです。そのため、同じエアコンの28度設定でも、環境によって実際の室温は異なります。

体感温度に違いがあるから

同じ温度でも湿度によっても気温の感じ方に違いがあるように、人の温熱感覚は6つの要素によって左右されます。

具体的な6つの要素とは、以下の通りです。

温熱環境を構成する6つの要素
温度、室温、気流、輻射(放射)、活動量(代謝量)、着衣量

温熱環境を構成する6つの要素

※引用:温熱環境の6要素と評価指標について|FUTAEDA株式会社

上記画像のように要因は大きく、「環境側」と「人間側」の2つに分けられます。環境側で温度調整できる方法のひとつが、エアコンです。エアコンの温度だけでなく、送風の強さや向き(気流)によっても室内環境を調節することができるでしょう。

また人間側の温度の感じ方にも「暑がり」「寒がり」とあるように、個人の体質などによっても異なります。そのため、快適な室温を調整する為には、エアコン温度の設定だけでなく、エアコンのメンテナンスや外部環境、個人での温度調節も必要になってくるでしょう。

快適に過ごすために冷房機能以外でエアコン調節できること

ここまでで、快適な温度環境を作る為には、温度設定だけでは難しいことをお伝えしてきました。

そこでここでは、快適に過ごすためにすぐ実行できる、冷房の温度調節以外のエアコンの賢い方を紹介します。

具体的には以下の4つです。

  • 自動運転モードを活用する
  • じめじめする場合は除湿機能に切り替える
  • エアコンの清掃を定期的にする
  • エアコンと相性の良い効果的なアイテムを使う

読めばすぐに対策できるものばかりなので、温度調節に困っている方はぜひ参考にしてみてください。

自動運転モードを活用する

エアコンには自動運転機能がついているものが多くあります。

自動運転機能を使えば、室内が設定温度に近づくように、自動で風量をコントロールしてくれます。自分でこまめに調節する必要がないので、効率的に部屋を快適な温度にすることができるでしょう。

また、自動運転であればフルパワーで稼働し続けることも少ないので、結果的に省エネになり、節約になることも期待できます。

じめじめする場合は除湿機能に切り替える

「体感温度に違いがあるから」でもお伝えしましたが、湿度によっても温度の感じ方は異なります。

じめじめするとより暑く感じるように、湿度が高いと体感温度が上がって実際の温度よりも余計暑く感じることも多いでしょう。特に夏は湿度が高くなりやすいので、エアコンの除湿機能をうまく活用すると効果的です。

エアコンの除湿機能の上手な使い方や冷房機能との違いについて、詳しくは「エアコンの除湿機能とは?冷房との違いや電気代の節約方法を解説」でも解説していますので、参考にしてください。

エアコンの清掃を定期的にする

定期的にエアコンのクリーニングを行うことで、エアコンの効きを良くすることができるでしょう。

以下のような箇所は自分でも簡単に掃除ができる部分なので、ぜひお試しください。

  • フロントパネルなどの本体の表面
  • フィルター
  • ルーバー
  • 室外機

さらにエアコンクリーニングをすることによって、エアコンの効果を高めるだけでなく、長持ちさせることや節電にも繋がります。

自分で掃除できる範囲やクリーニング方法について、詳しくは「自分でできるエアコンクリーニング!必要な道具や方法を解説!」でも解説していますので、参考にしてください。

効果的なアイテムを使う

エアコンと相性の良いアイテムを使うことで、エアコンの効果をより高めることができるでしょう。

ここでは、特に効果が期待できるアイテムと使い方を解説します。

扇風機・サーキュレーター

扇風機・サーキュレーター

エアコンと扇風機・サーキュレーターは相性が良い組み合わせです。締め切った空間で使用するエアコンは空気が停滞しやすいのですが、扇風機やサーキュレーターと併用することで部屋中に空気が循環し、効果が高まります。

夏には室内の冷たい空気が部屋の下の方に溜まりやすいので、扇風機やサーキュレーターを上向きにして使用するのがポイントです。扇風機やサーキュレーターを活用することで、室内温度を一定に保つことができるでしょう。

サーキュレーターの使い方やエアコンとの上手な併用方法について、詳しくは「エアコンはサーキュレーターでより効果的に!正しい置き方や使い方を解説」でも解説していますので、参考にしてください。

カーテン・断熱シート

カーテン・断熱シート

カーテンや断熱シートを使用することで、窓から室内の冷たい温度が屋外に逃げるのを防ぐことができます。

加えてエアコン使用時には、ドアや窓をピッタリと閉めて空気が外に流れないように気をつけましょう。カーテンでも熱の出入りを抑えることはできますが、断熱シートを使用するとより高い効果が期待できます。

このようにエアコン機能や様々なアイテムを併用することによってエアコンの効果を高め、温度調節がしやすくなるでしょう。

冷房温度は1℃上げると約13%の消費電力削減になる

ここまではエアコンの温度設定と、快適な室温の作り方についてお伝えしてきました。しかしエアコンを使用する際には、快適に過ごすだけでなく「より賢くお得に」使いたいと考える方も多くいるのではないでしょうか。

実際に「夏の冷房時の温度設定を1℃上げると約13%の消費電力削減になる」とも言われています。(※引用:家庭でできる節電アクション|環境省

そこで本項では快適かつ、賢くエアコンを使うための方法を紹介します。

電気代を節約するコツ

電気代を節約する為には、以下の7つのポイントを確認するのがおすすめです。

快適な温度設定をするために必要な部分と重複する箇所もあるので、積極的に取り入れていくと「快適、かつ賢く」エアコンを使用することができるでしょう。

  1. エアコンの設定温度を見直す
  2. 窓からの熱気・冷気を抑える
  3. フィルターを清掃する
  4. 室外機周りを整頓する
  5. サーキュレーターを併用する
  6. 衣類で調整をする
  7. 10年以上使用しているエアコンは買い替える

しかし上記の節約術の効果を高めるには、省エネエアコンを使用することが最もおすすめです。詳しくは次の「節約には省エネエアコンがおすすめ」で解説しています。

節約には省エネエアコンがおすすめ

近年では「省エネエアコン」と呼ばれるタイプのエアコンが各メーカーから登場しています。10年前と比較すると消費する電力量が格段に低くなっていますので電気代を抑えることが可能です。

実際に2010年の製品と2020年の省エネタイプ 2.8kW(8畳〜12畳)(期間消費電力量)を比較すると、年間3000円弱の節約が可能です。

年間電気代

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まとめ|快適な温度調節には設定温度と環境作りは重要

冷房の設定温度は26〜28度が最適です。しかし、環境省がクールビズで推進している28度では、不快と感じる人も多くいるのが現状です。

快適に過ごすためには冷房の温度調節だけでなく、エアコン機能を活用することや部屋の環境を整えることも必要になってくるでしょう。

エアコンの冷房機能以外で温度調整する方法

  • 自動運転モードを活用する
  • じめじめする場合は除湿機能に切り替える
  • エアコンの清掃を定期的にする
  • エアコンと相性の良い効果的アイテムを使う

「夏の冷房時の温度設定を1℃上げると約13%の消費電力削減になる」とも言われているので、適切な温度調整をすることで、環境にもお財布にも優しくなれるでしょう。

またさらに電気代を節約するコツとして、省エネエアコンを使用すれば、よりお得で快適に過ごすことができます。そのためエアコンの買い替えを考えている方は、省エネエアコンも検討してみると良いでしょう。

よくある質問

冷房の最適な設定温度は何度ですか?

A

エアコン冷房の設定は「26〜28度」が適温と言われています。

しかし部屋の環境や個人の体質によっても温度の感じ方は変化するので、環境に合わせた温度設定が必要です。

冷房の温度調整や、快適に過ごすためのエアコン機能の上手な活用方法について、詳しくは「冷房の設定温度は26〜28度が最適」をご覧ください。

設定温度によって電気代を節約できるんですか?

A

「冷房温度は1℃上げると約13%の消費電力削減になる」と言われています。

快適に過ごしつつ電気代を節約するには、エアコンの設定温度を見直すことや省エネエアコンを活用することがおすすめです。

ライフテックスでは安く良いエアコンをお買い求めいただける、お得な「本体+標準工事費+同日送料コミコミパック」を用意しております。省エネエアコンもお得に取り付けることができるので、詳しくは「本体・設置費込みのお得なパック」をご覧ください。

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