エアコン工事
冷房・暖房のおすすめの風向きはどっち?エアコンを効果的に使う為の風向きについて解説
「冷房・暖房の風向きは、上方向か下方向かスイングのどれがいいの??」
「快適に過ごすために、エアコンを効率よく効かせるにはどうすればいい?」
冷房や暖房の風向きを「あまり気にしたことはない」という人もいらっしゃるかもしれませんが、実は風向きを調整することで大きく効率が変わります。
空気は温めたり冷やしたりすることで、天井や床に溜まりやすくなるため、空気の性質を理解して適切な風向きにすることで、効率的に部屋を快適な温度にできます。
この記事では、エアコンの適切な風向きを冷房と暖房の2パターンに分けて解説します。また、よりエアコンの効きを良くする方法も紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
冷房・暖房の風向きは上下?スイング?
エアコンの風向きは、上方向や下方向、スイングに設定できます。冷房・暖房を利用するときは、空気の性質を理解して風向きを設定すると、効果的にエアコンを使えるでしょう。まずは、冷房・暖房を使う時はどの風向きにすべきかを解説します。
冷房運転の風向きは上
冷房運転の場合、冷たい空気は下に溜まるため風向きは上に向けます。
下に向けてしまうと足元ばかりが冷えてしまい、部屋全体が涼しくなりません。風向きを上に向けて、上から風を送るようにすることで、涼しい風が上から降り注ぐようになります。そうすると冷気が対流を起こして、部屋全体を効果的に冷やせます。
暖房運転の風向きは下
暖房運転の場合、暖かい空気は上に溜まるため、風向きを60°以上下向きにします。
上向きに設定してしまうと、天井付近ばかりが温められてしまいます。すると、足元が寒いままになるため、エアコンの効きが悪いと感じてしまうでしょう。
風向きを下にして足元から温めるようにすると、暖かい空気は上へ舞い上がり、部屋全体が効率的に暖まります。
スイングはあまり意味がない
エアコンの風向きには「スイング」もあります。部屋全体にまんべんなく風を送ることで効果的にエアコンを効かせられそうな気がしますが、空気の性質を考えるとあまり意味がありません。エアコンの風はそれほど強くないので、部屋の広さや家具の置き場所などによっては、スイングの効果が発揮されないのです。
スイングを使用する場合は、風が直に当たり続けるのを避けたい場合などに使用するのがよいでしょう。
効果的にエアコンを効かせたいなら、冷房なら上向き、暖房なら下向きに設定してください。
エアコンの風向きは左右も調節する
エアコンの風向きは、上下だけでなく左右も調整できます。左右を調節する場合は、エアコンの風向きを変えるルーバーの奥にある左右フラップの向きを変えましょう。
とくに暖房の場合は、人が集まりやすいソファの足元に風が当たるように調節すると、設定温度を上げずに暖かさを感じやすくなります。
冷房の場合は直に風が当たって体が冷えるのも防げるため、左右を調節して快適に過ごせるポイントを探してみましょう。
冷房・暖房の風量も調節することで効果的に使える
風向きの設定も大切ですが、風量も調節することで冷房・暖房を効果的に使えます。
例えば、部屋の温度が下がらない場合、多くの人はエアコンの温度を下げてしまいがちです。しかし、温度を下げるのではなく風量を上げると、少ないエネルギーで部屋を涼しくできます。もちろん風量を強くすることで通常よりは電気代が高くなりますが、エアコンの温度を下げるよりも電気代をおさえられ、節電に役立ちます。
適切な風向き・風量で温度むらをなくすと電気代の節約にも
適切に風向き・風量を調節して室内の温度むらをなくすと、電気代の節約につながります。
温度むらとは、室内の場所によって上下・平面に温度差が発生することです。先ほども触れたように、冷たい空気は下に溜まり、暖かい空気は上に溜まります。この空気の性質によって、天井と床面の温度差が大きくなったり、窓面のような外気温の影響を受けやすい場所で平面的な温度むらができてしまったりします。
冷房をつけたときに温度むらができてしまうと、エアコンが天井部分の暖かい空気を感知したときに「部屋が冷えていない」と誤認してしまいます。それによって、余計に部屋を冷やしすぎてしまったり、余分な電気を使ってしまったりするのです。
温度むらをなくすと、全体的にまんべんなく涼しい状態になっているので、エアコンが部屋の温度を誤認することもありません。そのため、必要以上の電気を使うことも少なくなります。
より効率的にエアコンを効かせる4つの方法
適切な風向き・風量を調節するとエアコンを効果的に使えますが、さらに工夫するとより効率よくエアコンを効かせることが可能です。主に以下の方法で、効率的にエアコンを効かせられます。
では、これらの方法について解説します。
サーキュレーターを使用する
サーキュレーターを使用すると、部屋の空気が循環されて効率的にエアコンを効かせられます。サーキュレーターは風量が強く、風向きも真上まで動かせるため、扇風機を使用するよりも効果的です。
サーキュレーターを使う際は、置く位置が非常に重要です。ここからは、冷房・暖房使用時のサーキュレーターの使用方法を解説します。
冷房時のサーキュレーターの位置
冷房時は下に溜まった冷たい空気をサーキュレーターで循環させることで、部屋全体を冷やします。
サーキュレーターはエアコンの対面に置き、エアコンからの風が落ちてくる場所に向けてあてるようにしましょう。そうすることで冷たい空気を散らして、部屋全体を涼しくできます。
暖房をつけている際のサーキュレーターの位置
暖房時は上に溜まった暖かい空気をサーキュレーターで部屋全体に行き渡らせる必要があります。サーキュレーターを部屋の中心あたりで真上に向けて稼働させると、部屋全体に暖かい空気が循環するでしょう。部屋の中心あたりに設置ができない場合は、対角線上の部屋の隅からエアコンに向けて回しましょう。
フィルターをこまめに掃除する
フィルターをこまめに掃除することも重要です。フィルターにホコリやゴミが溜まってしまうと、エアコン内で空気を冷やしたり温めたりする際の空気循環が効率的におこなわれなくなります。結果としてエアコンの効きが悪くなるため、こまめなフィルターの掃除はエアコンの効きに大きく影響します。
2週間に一回を目安にフィルター掃除をしましょう。
汚れがひどくなければ取り外して掃除機で吸い取るだけでも大丈夫ですが、月に一回程度でよいのでたまに水洗いをして、目に見えない細かな汚れを取りましょう。
フィルターを乾かす際には変形の恐れがあるため天日干しは避け、陰干ししてください。
室外機を掃除する
実は、室外機の汚れもエアコンの効きに大きく影響します。そのため、エアコンを使用する時期になったあたりを目安に、室外機も掃除しましょう。
全体的に表面の汚れを落とし、背面や側面にある薄い金属板が並んでいるアルミフィンの汚れを柔らかいブラシなどで擦って落とします。
また、室外機周りの雑草を抜いたり、周囲に物を置かないようにしたりして、空気の循環を妨げないようにスペースを確保しましょう。
日よけや遮光カーテンを使用する
夏は日差しで室温を上げないようにすることも大切です。部屋を冷やしている側から窓越しに日光が入ってくれば、そこの空気が温められて温度むらが発生するため、その日差しを遮りましょう。
出かける際には遮光カーテンを閉めることで、室温が過剰に上がることも防げます。
冬も遮光カーテンを使用すると、熱を外に逃がしにくくしてくれるため、断熱材のような役割を担ってくれます。
何をやってもエアコンの効きが悪い場合に考えられる原因
風向き・風量の調節や効果的にエアコンを効かせる方法を試しても、効きが悪いと感じる場合は以下の原因が考えられます。
これらが原因の場合、どうすればよいのかについて解説します。
エアコンが故障している
エアコンの効きが悪い場合、コンプレッサーやセンサーなどの部分的な故障、または冷媒ガスの不足や漏れが考えられます。
エアコンを使用して数年なのであれば修理で直る可能性が高いのですが、故障箇所や購入年数によっては修理費用が高額になります。
そのような場合は、エアコン自体を買い換えた方が費用を抑えられる可能性もあります。
エアコンを購入してから10年以上経過している
一般的に、エアコンの寿命は10年ほどといわれています。10年を超えたエアコンは内部の機器や部品が劣化しており、効きも悪くなります。
エアコンの製造年月日を確認し、10年以上経過しているのであれば買い替えがおすすめです。
エアコンの寿命に関しては、別記事「エアコンの寿命は何年?修理費用の目安や買い替え時期を徹底解説」で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
エアコンが古い・修理代が高額な場合は買い替えがおすすめ
エアコンが古い・修理代が高額な場合は買い替えた方がお得になることもあります。先ほども解説したように、故障箇所によっては10万円以上の修理費用がかかってしまったり、買い換えた方が毎月の電気代をコストダウンできたりすることもあるためです。ここからは、修理より買い替えがおすすめの理由を解説します。
- 修理によっては買い替えた方が安価におさえられる
- 省エネ性能の高いものに変えると電気代が安くなる
- 部屋の広さや環境にあったエアコンを使う
それぞれ詳しくみていきましょう。
修理によっては買い替えた方が安価におさえられる
エアコンを長年使用していると、冷媒ガスの不足や漏れ、コンプレッサーの故障などの不具合が発生する恐れがあります。これらの修理は自分での対処は難しく、業者に依頼する必要があります。修理費用は変動がありますが、おおよその相場は以下の通りです。
- ガス漏れの修理:30,000〜50,000円
- コンプレッサーの修理:50,000円~
上記はあくまで相場料金で、メーカーや機種、購入年数などによってさらに高額になる恐れもあります。業者に見積もりを依頼し、高額になる場合は買い替えた方がおすすめです。
省エネ性能の高いものに変えると電気代が安くなる
エアコンの最近の機種は、10年以上前の古い機種に比べて省エネ性能がアップしています。そのため、省エネ性能の高いものに変えると電気代が安くなり、節約につながるでしょう。以下は、2010年の製品と2020年の省エネタイプの期間消費電力量を比較したグラフです。2つの製品を比較すると、年間約12%の電力量が削減され、電気代が約2,920円下がったことが確認できます。
出典:一般財団法人家電製品協会
買い替えの費用はかかりますが、その後の月々の料金は抑えられるため、早めに買い替えたほうが節約につながる可能性が高いです。
部屋の広さや環境にあったエアコンを使う
エアコンは「6畳用」「8畳用」といったように、部屋の広さに合わせて機能が設定されています。もし、エアコンの機能よりも部屋が広い場合、エアコンが効きづらくなってしまいます。エアコンが部屋の広さや環境にあっていないのに、無理にパワーを強くして涼しくさせると、電気代が高額になってしまうかもしれません。無理にパワーを強くして使い続けるよりも、エアコンの買い替えを検討する方がおすすめです。
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エアコンの風向きに関するよくある質問
エアコンはどのような風向きが最適ですか?
エアコンの風向きは、冷房の場合は上向き、暖房の場合は下向きにすることで効きが良くなります。 詳しくは、「エアコンの運転に合わせた風向き」をご覧ください。 |
エアコンの風向きを調節しても効きが良くなりません。
エアコンの風向きやフィルター・室外機の掃除などをしてもエアコンが効かない場合は、エアコンが故障しているか、エアコン自体が古い可能性があります。 エアコンが故障している場合、修理費用が高額になることもあるので、買い替えた方が費用を抑えられるケースも多いです。 また、10年以上使用しているエアコンは内部が劣化しているため、買い替えをおすすめします。 買い替えを検討されている場合は、ライフテックスのお得な「本体+標準工事費+同日送料コミコミパック」をご利用ください。 |
エアコンの風向きは自動に設定しておくと電気代はおさえられますか?
風向きを自動にすると、室内に温度むらができてしまい、余分にパワーを使いすぎてしまう可能性が高いです。そのため、空気の性質を理解して風向きを自分で設定する方がよいでしょう。冷たい空気は下に溜まるため冷房時の風向きは上方向、暖かい空気は上に溜まるため暖房時は下方向に向けて、効率的にエアコンを使いましょう。 |
エアコンの風向きは、左右はどちらがおすすめですか?
エアコンの左右の操作は、状況に応じて調整するのがおすすめです。例えば、冷房の風が直接身体に当たって冷えすぎてしまうのを防ぎたい時は、左右を調節して快適に過ごせるポイントを探して見るとよいでしょう。 |
冷房・暖房の風向きを調整して効果的にエアコンを使おう
冷たい空気は下に溜まり、暖かい空気は上に溜まるという性質があるため、性質を理解してエアコンの風向きを調節すると効率よくエアコンを利用できます。冷房の場合は上方向、暖房の場合は下方向に風向きを設定しましょう。
また、左右フラップや風量も調節することで、より快適に利用できるでしょう。
さらに、風向きだけでなく以下の方法を併せておこなうことで、よりエアコンの効きが良くなります。
- サーキュレーターを使用する
- フィルターをこまめに掃除する
- 室外機を掃除する
- 日よけや遮光カーテンを使用する
これらを試してもエアコンの効きが悪い場合は、エアコンが故障しているか、古くて内部が劣化している可能性があります。
修理費用が高額になる場合や、10年以上エアコンを使用している場合は買い替えを検討しましょう。
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6畳の部屋におすすめのエアコン3選|価格やポイントごとに比較して紹介
「今度引っ越すことになったから、新しく6畳のワンルームに置けるエアコンがほしい」
「6畳用のエアコンが欲しいけど、どれがおすすめなのか分からない」
「自分の予算内で収まる良いエアコンがほしい」
6畳の自分の部屋に設置するエアコンに迷い、この記事に辿り着いた方は多いはずです。見た目も機能も一見何が違うのか分からないエアコン選びは、思っている以上に大変ではないでしょうか。
ただでさえ多いエアコンの種類。せっかく高いお金を出すなら良いエアコンを選びたいものです。
そこで、この記事ではこれから6畳の部屋に住むことになった方向けに、おすすめの6畳用エアコンやエアコンの選び方、またエアコン設置業者を比較する際の注意点まで詳しく解説します。
6畳の部屋におすすめのエアコン
エアコンを購入する際にはただ値段を考えるだけではなく、おすすめと言われている中でもどれが自分に合っていそうかを検討することが重要です。この章では、6畳の部屋におすすめのエアコンを3つに絞って紹介します。
- [シャープ]高濃度プラズマクラスター7000搭載 AY-R22DM
- [日立]内部クリーン機能搭載 RAS-AJ22N
- [東芝]コンパクト設計のRAS-2213T
[シャープ]高濃度プラズマクラスター7000搭載 AY-R22DM
シャープから発売されている「AY-R22DM」は、6畳の部屋に設置するのに特化したエアコンです。プラズマクラスターイオンで部屋中の空気を清潔に保つことができる空気浄化力が自慢であり、また身体に直接あたる気流も自動でコントロールできる「すこやかシャワー気流」があるため、就寝時なども身体が冷えすぎずに済みます。
さらに、雨が降っている日や曇りの日などには部屋で洗濯物を干す場合もあるでしょう。こういった時にどうしても気になるのは部屋干し独特のニオイですが、部屋干しモードを使えば部屋干しのニオイを抑えることができるためおすすめです。
シャープという有名メーカーから発売されているという点も安心できるポイントでしょう。
[日立]内部クリーン機能搭載 RAS-AJ22N
日立から発売されているクリーン機能搭載の「RAS-AJ22N」。コンパクト設計なのが特徴であるシリーズの1つとして開発されています。設定をしておくと、エアコンが稼働していない時に自動でエアコン内部を除湿できるエアコン内部クリーン機能つきです。
さまざまな通販サイトで販売されていますが、大抵はどこのサイトでも5万円以内で買うことができます。リーズナブルに購入できるところがポイントといえます。この商品も日立製作所によって発売されているため、メーカーへの信頼は抜群です。
[東芝]コンパクト設計のRAS-2213T
東芝から発売されている「RAS-2213T」は、どこまでもスタンダードであるのが特徴です。6畳に適しており、部屋の隅々までエアコンの風が行き渡るように設計されています。窓横や半間などといった狭いスペースにも設置が可能です。
年間電気料金はおおよそ2万円で収まるなど、お財布にも優しいコストパフォーマンスであることも選びやすいポイントといえます。
6畳の部屋に合うエアコンの選び方
エアコンを選ぶ際にはどうしても価格ばかり見てしまいがちですが、これ以外にも複数の検討ポイントがあります。以下では検討するべきポイントを5つに分けて紹介します。
- サイズを確認する
- 予算と価格を照らし合わせる
- ブレーカーとコンセントの電気容量を確かめる
- 省エネに対応しているかを確認する
- エアコンの設置スペースと配管穴を確認する
①サイズを確認する
まず大切なのはサイズを確認することです。6畳用のエアコンを選ぶ際に注意しておきたいポイントは対応畳数の表示です。
「冷房対応畳数6〜9畳」と書いてあると、一見6畳に対応していると思われがちですが、木造の家で使用した場合と鉄筋造の家で使用した場合の畳数を表しています。「木造なら6畳、鉄筋造なら9畳まで対応」という意味なのです。
サイズに合わないエアコンを選んでしまうと効率的に部屋を冷やせなくなります。この結果「やっぱり買わなきゃよかった」という残念なことになりかねないため、注意が必要でしょう。
②予算と価格を照らし合わせる
2つ目に重要視したいのは予算と価格の兼ね合いです。求めているものが予算に合っているかどうかを見るだけではなく、ランニングコスト面も気にするようにしましょう。
盲点なのは電気代です。欲しいと思ったエアコンの期間消費電力量(kWh)を確認するようにしてください。期間消費電力量は1年間におおよそ使用する電力量のことであり、年間の電気代は「期間消費電力量 × 料金単価(円/kWh)」で計算できます。
例えば、期間消費電力量が750kWhのエアコンを検討している場合、1kWhあたりの料金単価が27円だった場合は「750kWh × 27円 = 20,250円」です。この金額を払い続けられるかを検討すると良いでしょう。
③ブレーカーとコンセントの電気容量を確かめる
意外と盲点ですが、ブレーカーの電気容量も確認しておくようにしましょう。部屋のコンセントが100Vの形状をしているのに、ブレーカーには「リビングエアコン200V」などの表記がされている場合もあるため、注意が必要です。
100Vコンセント
垂直に2本の縦穴が並んでいる場合100V用です。
200Vコンセント
正面から見た時に横に2本並んで穴が開いているものは200Vのコンセントです。
事故防止のため、赤い文字で「200V用」の表記がある場合が多いです。
エアコン専用の配線がされていない場合などには電圧切替工事が必要になることもあります。
④省エネに対応しているかを確認する
省エネに対応しているかどうかも注意点です。最近では省エネに対応していないエアコンは少なくなりましたが、不必要な時に電気代が余計に掛かってしまわないようにするためにも、省エネ機能が搭載されているかは確認するようにしましょう。
夏の電力需要ピーク時間帯(北海道を除く14時頃)のエアコンの電気消費量は、冷蔵庫やテレビなどを抑え「58%」と圧倒的な数値です。(参考:経済産業省・資源エネルギー庁)これを考えると省エネ機能は重要な指標であるといえます。
省エネ機能が搭載されたおすすめのエアコンは、別記事「おすすめの省エネエアコン3選!」で紹介しています。
⑤エアコンの設置スペースと配管穴を確認する
家の構造によってエアコンを設置できるスペースは異なってきます。お気に入りのエアコンが見つかったとしても、設置スペースや配管穴が不十分であったり、または反対に余分にありすぎたりする場合には購入を諦めなければいけない時があるでしょう。
室内機と室外機を設置できるおおよそのスペース基準を表にまとめました。
室内機の場合は以下の通りです。
室内機から天井までのスペース | 7cm以上 |
---|---|
室内機から左右のスペース | 5cm以上 |
室内機から下のスペース | 10cm以上 |
室内機を設置し、さらに上記のようなスペースが確保できるかを確認する必要があります。
また、室外機の場合は以下の通りです。
室外機から前方のスペース | 25cm以上 |
---|---|
室外機から後方のスペース | 5cm以上 |
室外機から左右のスペース (配管を受ける側のスペース) |
10cm以上(30cm以上) |
部屋タイプ別のおすすめエアコン
一口に6畳用のエアコンといっても、部屋タイプによっておすすめのエアコンは異なります。以下では4つの場合に分け、おすすめのエアコンを詳しく紹介します。
- リビングの場合
- 寝室の場合
- 自室の場合
- ペットや子供がいる部屋の場合
①リビングの場合
リビングは家の中でも主な生活空間であるため、エアコンの使用頻度も必然的に高くなる傾向があります。このため、電気代を節約したいのであれば省エネ性能に優れたエアコンを選ぶと良いでしょう。
また、キッチンは火などを使うため非常に冷房の効きが悪いという特徴があります。「料理中も涼しく快適に過ごしたい」という場合には、対応畳数が部屋の大きさよりも3畳ほど多いものを選ぶことがおすすめです。
②寝室の場合
寝室で過ごしている場合もエアコンを高頻度で使いたい、という場合には、快適に眠れるような機能が搭載されているエアコンを選ぶのがおすすめです。例えば、加湿・除湿機能がついていたり、湿度変化の予防機能がついていたりするものが良いでしょう。
中にはこの記事で紹介したエアコンでも、身体に直接あたる風を自動でコントロールできる機能が搭載されているエアコンもあるため、できる限り寝ている間に身体が冷えないようにできるものがおすすめです。
③自室の場合
特に窓や扉が多い訳でもなく、また日当たりが良すぎるなどの特徴もないシンプルな自室の場合は、対応畳数を考えていれば基本的にはどのようなエアコンを選んでも問題はありません。
自分の好みの機能が搭載されているものや、予算に合ったものなど、こだわりに応じて選ぶと良いでしょう。
④ペットや子供がいる部屋の場合
大人が一緒に過ごしている場合は良いものの、ペットや子供が留守番をする頻度が高い部屋のエアコンを選ぶ際にはより注意を払う必要があります。万が一のトラブルを防ぐためにも、安全を保てる機能が搭載されたものを購入するのが良いでしょう。
例えば遠隔でリモコンを操作できるエアコンや、人感センサーがないもの、あるいはオフにできるものがおすすめです。特にペットを飼っている場合、人感センサーによってエアコンの風を調節していると、飼い主が出かけた際にエアコンが起動しなくなりペットが熱中症になってしまうというケースが有り得ます。
エアコンのランニングコストをなるべく安くする方法
次に、エアコンのランニングコストをなるべく安くする方法を紹介します。年間の電力消費量を考えたときに少し予算的に厳しくなりそうな場合は、普段の電気代を抑えることが必要になってきます。
主な方法は以下の3つです。
- 定期的にフィルターを清掃する
- 電源のオン/オフを頻繁に行わない
- 風量を自動に設定する
①定期的にフィルターを清掃する
エアコンのフィルター清掃はかなり手間がかかるため放置している方が多いかもしれませんが、あまりにも放置期間が長すぎると悪臭の元になったり、故障の原因になったりします。こうなるとフィルターが汚れきってしまい、業者が入ってクリーニングする必要が出てきてしまいます。
クリーニング代はシンプルな機能のエアコンであれば1台あたり10,000〜14,000円程度が相場です。しかし、自動おそうじ機能がついたエアコンは分解作業が難しくなるため、18,000〜23,000円程度が相場になってきます。
エアコンフィルターの清掃方法を詳しく知りたい方は、別記事「自分でできるエアコンクリーニング!必要な道具や方法を解説!」もあわせてご覧ください。
②電源のオン/オフを頻繁に行わない
部屋が冷えたからといって、良かれと思って電源をオフにする方も中には多いのではないでしょうか。
しかし、これは逆効果です。電気代はエアコンのスイッチを押した際にかかる仕組みになっているため、電源のオン/オフを頻繁に行うことで余計な電気代がかかってしまいます。
③風量を自動に設定する
風量を「自動」に設定することによって、その時々によって部屋の温度に応じた適切な稼働ができます。暑いから、あるいは寒いからという理由でエアコンの風量を強にしていると、健康に悪いだけではなく電気代もかさんでしまいます。
なるべく自動にしておくことで電気代を節約すると良いでしょう。
エアコンを購入する際の注意点
最後に、6畳用のエアコンを購入する際の注意点を解説します。ここで紹介するポイントはどれも必ず検討したいものであるため、購入するときの参考にしてみてください。
- 聞いたこともないメーカーであれば疑う
- ネットで購入する際は複数サイトを比較する
- 一度店舗に訪れて見てみる
- 「工事費込み」の場合は購入を慎重に吟味する
①聞いたこともないメーカーであれば疑う
通販サイトで色々と見ていると、時として聞いたこともないようなメーカーがエアコンを発売していることがあります。こういった際にはエアコンが信じられないほど安かったり、あるいは商品の特徴が良く書かれすぎていたりします。
検索をかけてみてレビューが出てこないメーカーであれば怪しい可能性が十分すぎるほどにあるため、注意が必要です。安全性を求めたい場合には日立やシャープ、霧ヶ峰といった大手メーカーを参照すると良いでしょう。
②ネットで購入する際は複数サイトを比較する
通販サイトを利用して購入する際には、必ず複数のサイトを見て値段を比較することがおすすめです。サイトによってエアコン本体の価格や送料、また配送までの日数が大きく変わる場合があるからです。
なるべく安く購入したい……と考えている方は、面倒くさがらずに複数の通販サイトを回ってみて、自分の予算に合った信頼できるサイトで購入すると良いでしょう。
③一度店舗に訪れて見てみることもおすすめ
エアコンはデザイン面においてはどのようなエアコンであっても似通っています。しかし、エアコンの性能に詳しい販売員などに相談しながら、あるいは実物をしっかり見てからサイズ感を判断したいなどといった場合もあるでしょう。
そこで、一度近場の家電量販店に訪れてみて、求めているエアコンは実際にはどのようなものなのかを確かめてみることもおすすめです。オンラインで購入するときよりも実際に部屋に設置した際のイメージが湧きます。
④「工事費込み」の場合は購入を慎重に吟味する
エアコンの商品説明に「工事費込み」と記載されている場合、工事費もセットになっているからお得と考える人や、またわざわざ自分で工事業者を選ぶ必要がないからラクだと考える人も居るのではないでしょうか。しかし、これは大きな間違いです。
販売業者によってはそもそも工事業者が信用できないようなクオリティの所だったり、工事代金も追加の支払いになる場合があるためです。こうした事態を防ぐためには「どこで購入するか」を念頭に置き、複数の業者で見積もりを出してもらうようにすると良いでしょう。
工事費込みのエアコンの相場価格を知りたい方は、別記事「工事費込みエアコンの相場価格を解説!」もご覧ください。
まとめ
この記事では6畳の部屋におすすめのエアコンや選び方、また注意点について解説しました。
6畳の部屋といっても複数のシチュエーションがあるため、それぞれに合わせた選び方が必要になってきます。本体の価格面だけではなく今後ずっと使用していくランニングコストも視野に入れて検討しましょう。
自分が納得するエアコン選びを実現して、ぜひ快適な生活スタイルを作り出してくださいね。
よくある質問とその回答
ここでは、6畳のエアコンのおすすめを選ぶ際によくある質問とその回答を紹介します。
何を基準に選んだらいいですか?
6畳のエアコンを選ぶ際には5つの基準があります。
詳しくは「6畳の部屋に合うエアコンの選び方」をご覧ください。 |
おすすめのエアコンメーカーはどこですか?
6畳のエアコンを購入するのにおすすめのエアコンメーカーは何を求めるかによって異なりますが、ライフテックスでは「シャープ」「日立」「東芝」をおすすめしています。 エアコン工事専門会社ライフテックスなら、これらのおすすめエアコンを工事費込み、送料無料で59,800円から販売しております。詳しくは「本体・設置費込みのお得なパック」をご覧ください |
【自分でもできる】エアコンのポンプダウンを6ステップで解説!
エアコンを取り外そうと思ったものの、室外機のなかに冷媒ガス(フロンガス)を閉じ込める作業である「ポンプダウン」の仕方が分からず困っていることはないでしょうか。
エアコンのポンプダウンを行うには原理と正しいやり方をしっかり理解する必要があります。自分でできない場合は無理をせず業者に依頼することが必要です。適切にポンプダウンしないと思わぬ事故に繋がってしまうからです。
そこでこの記事では、取り外す際に知っておきたいエアコンのポンプダウンのやり方や原理、簡単にできるステップや業者選びの基準まで詳しく解説します。
ポンプダウンとは?
ポンプダウンとは、エアコンの室内機と室外機を行き来している冷媒ガスを室外機に集めて、閉じ込める作業のことを指します。
ポンプダウンが必要な理由は、「移設先でエアコンを使用するために冷媒ガスが必要だから」、ももちろん理由の一つですが、やはり一番の理由は「冷媒ガスが大気中に放出されると、オゾン層を破壊してしまうから」です。環境破壊のリスクがあるため、回収して再利用するか、破壊することが家電リサイクル法で義務付けられています。
さらにもしポンプダウンが正しく行われていないと、再度エアコンを取り付けるときに、エアコンの運転効率が落ちます。冷媒ガスが熱交換をしながら室内機と室外機を行き来することでエアコンは快適な温度を調節できる仕組みなので、ガスが減ってしまうと稼働効率が悪くなってしまうのです。
エアコンのポンプダウンは自分でもできるのか?
ポンプダウンは自分自身でもできるのでしょうか。結論から言えば、「可能ではありますが出来る限り避けた方が無難」といえます。なぜなら、失敗すると環境破壊につながるだけではなく、発火爆発を引き起こしてしまう可能性があるからです。発火爆発を防ぐためには、コンプレッサーが動いている状態(エアコンが稼働している状態)では絶対に配管のナットを緩めてはいけません。
念のため自分で行う場合に必要な時間や道具について触れておくと、所要時間は15分程度で、用意するべきものは軍手やプラスドライバー、六角レンチ、モンキースパナといった工具などがあります。それぞれのエアコンによって扱いが違うこともあるので、エアコン本体の取扱説明書も忘れてはいけません。
よく「自分でやったら失敗した」という声を耳にします。これにはいくつかの原因が考えられますが、バルブの締めが甘かったり、後述しますがそもそも強制冷房運転ができていなかったりといったことが考えられます。ガス漏れを起こしたエアコンを再利用する場合は業者に依頼しなければ直すことができず、新しい冷媒ガスの充填は16,500~22,000円(税込)が相場です。
そして「もう故障したエアコンなら自分でやっても問題ないだろう」と思ってしまいますが、そんなことはありません。故障したエアコンにも冷媒ガスは存在しており、冷媒ガスを回収しなければ違法になります。冷房を稼働できないエアコンを取り外す方法は特殊になるため、これも業者に依頼することになります。
次の章でエアコンのポンプダウン方法を解説しますが、少しでもわからないことがある場合は無理をせず、エアコン取り付けの専門業者に依頼しましょう。
簡単にできるエアコンのポンプダウン方法6ステップ
この章では「自分でエアコンの取り外しをしたいから、ポンプダウンに挑戦したい」という方向けに、自分の力で簡単にできるポンプダウンの6つのステップを紹介します。行う際には細心の注意を払って取り掛かってください。
冷媒ガスを室外機に集める作業をするための準備
まずはポンプダウンを行う前に事前準備が必要です。事前準備の段階では以下の3つを行いましょう。
- エアコンの室外機を5分ほど最低温度の冷房で稼動する
- 室外機の側面カバーを外す
- モンキースパナで細管(送り側)と太管(受け側)のバルブキャップを外す
STEP1.エアコンの室外機を5分ほど最低温度の冷房で稼動する
最初にエアコンのスイッチを入れ、室外機を5分ほど最低温度の冷房モードで稼働させます。室外機のファンを稼働させるのが目的です。ただし冬場は最低温度が低くファンが通常時よりも回りにくいことが多いため、こういった場合には「強制冷房運転モード」を使いましょう。
強制冷房運転モードはメーカーや機種によって「応急運転」「試運転」などと表現が異なります。手元の説明書をよく読んで実施してください。
STEP2.室外機の側面カバーを外す
次にエアコン室外機の内部作業に取り掛かるため、プラスドライバーを使って室外機側面カバーを外します。
STEP3.モンキースパナで細管と太管のバルブキャップを外す
側面カバーを外すと液管(細管)とガス管(太管)の弁が現れます。
モンキースパナを使って細管と太管のバルブキャップを外していきます。バルブキャップは最後にまた取り付けるため、紛失しないように注意して保存しておいてください。
これで事前準備は完了です。
冷媒ガスを室外機に閉じ込める作業
準備が完了したら実作業に移っていきます。まず冷媒ガスを室内機に流入させないための作業を行いましょう。
- 細管のバルブに六角レンチを挿し右回りに締める
- 室外機の太管のスピンドルバルブを右回りに締める
STEP4.細管のバルブに六角レンチを挿し右回りに締める
室外機のファンは回り続けている状態にし、六角レンチを細管のバルブにさして、右回りに締めます。ここで締めが緩いとガス漏れの原因になるため、しっかり締めましょう。
2分ほど待つと液管やガス管から冷媒ガスがなくなり、すべて室外機に送られます。
STEP5.室外機の太管のスピンドルバルブを右回りに締める
室外機に送った冷媒ガスを完全に閉じ込めるために、太管のバルブをしっかりと締めます。これで冷媒ガスが室外機に集められ、安全にエアコンの取り外しができるようになります。
ポンプダウン終了の作業
ここまで出来たら、いよいよポンプダウンを完了させるための作業に入ります。最後に行うことは簡単で、エアコンの稼働を停止させるのみです。
STEP6.エアコンの冷房稼動を停止する
冷媒ガスが室外機内に回収でき、ポンプダウン作業が終了したらすぐ冷房運転を停止させます。あまりにも冷房運転時間が長くなりすぎると、コンプレッサーが故障する原因になります。冷房運転を停止したら室内機のコンセントを抜き、外したバルブのキャップを元通り閉めてください。
ポンプダウンが上手くできたかを確認するには、接続配管を取り外す時の音に注目してください。バルブを締めてから接続配管を外す際、「ブシュッ」という短い空気音ならポンプダウン作業が上手くできています。「ブシュー」と漏れ出るような長い空気音がしたら、ポンプダウン作業が上手くいっていない可能性が高いので、ガス充てんのできる業者に相談しましょう。
ポンプダウンが失敗する原因と注意点
ここまでの手順を守り実施すれば、失敗することはありません。それでも初めてポンプダウンをする方は、要領を得ておらず、失敗することが少なくありません。なぜそのようなことが起こるのか、失敗する原因には次のような項目が考えられます。
- 強制冷房運転が稼働できていない、暖房や除湿機能で稼働している
- 細管、太管のバルブの締めが緩い
- ガスが残っているのに終了している
- 作業中に室内機の冷房運転を停止している
以上より、ポンプダウンを実施するときは、次のようなことに注意しましょう。
- 説明書をよく読んで、強制冷房運転を稼働させる。特に冬場は冷房にならない設定のエアコンもあるので要注意
- バルブは固くなるまで締める
- 細管を締めてから2分は時間を置く
- 冷房運転は太管を締めるまで切らない
エアコンのポンプダウンは専門業者に頼むべき?
自分でも行えるポンプダウンのステップまで紹介しましたが、それでも心配な方もいらっしゃると思います。それにポンプダウンをするということは、エアコンを取り外す目的があり、ポンプダウンだけでエアコン取り外しは完了しません。
エアコンに関して全くの初心者な方は信頼できる業者に依頼することをおすすめします。ポンプダウンは失敗するとガス漏れや、果てには爆発などの危険性があり、知識ゼロから行うにはやや難易度が高いためです。
ライフテックスではポンプダウンも含めたエアコンの取り外し、移設、新規設置も承っています。信頼と実績は豊富にあり、かついつでも相談・予約を受け付けているため、ぜひお気軽にお問い合わせください。
エアコン取り付け業者を選ぶ5つのポイント
それでは、エアコンを専門業者に依頼したい場合、どのような業者に依頼するのが良いのでしょうか。選び方のポイントは大きく分けて5つあります。
- 工事担当の顔がみえる会社
- 電気工事士の資格をもっているか
- 隠蔽配管や高気密住宅など難易度の高い工事に対応できるか
- アフターサービスの有無や内容
- アンテナ工事など別の設備工事も同時にできるか
1.工事担当の顔がみえる会社
エアコン取り付け工事当日はお客様の立ち会いが必須です。
どんな人が工事にくるのか事前にわかっていれば安心感が高いですね。
業者によってはホームページに顔と名前を出していたりします。これは自社のスタッフとその工事品質に自信を持っている証拠で、安心して依頼することができます。
工事スタッフの顔写真がホームページに掲載されている業者
2.電気工事士の資格をもっているか
エアコン取り付け業者のホームページを確認してみましょう。
電気工事士の資格を取得している旨が記載されていなければ、その業者は避けた方が良いかもしれません。
エアコン工事では国家資格の必要な作業が必要になる場合があるからです。
実際には資格がなくても、エアコン本体の取り付け自体は可能です。
しかし工事に不備があると本体が落下してケガをしたり、部屋がぜんぜん冷えないなど、せっかくの高価な最新型エアコンも台無しになります。
またコンセントの電圧切替や移設などの際には第二種電気工事士の資格が必須です。
家電屋さんでエアコンをみているとエアコンの説明に200V(ボルト)とか100Vの記載がありますね。ご自宅のエアコン用コンセントが購入したエアコンのボルトに対応していない場合、こちらの工事が必要になります。
電気工事の資格をもっている会社は工事の質や信頼度が高い
3.隠蔽配管や高気密住宅など難易度の高い工事に対応できるか
隠蔽配管
家電量販店などで断られるエアコン取り付け工事に「隠蔽(いんぺい)配管」があります。
隠蔽配管とは、建築時に室内機と室外機をつなぐ配管を壁、床、天井の中を通しておいて、建物完成後、その配管につなぐエアコン工事の事です。
一般的な室内と室外を一直線に穴をあけて配管をつなぐ通常(露出)配管と違って、漏水やガス漏れなどのリスクが高く、高度な技術力が必要となります。
高断熱高気密住宅
高気密住宅でのエアコン工事では、気密性を保つための処理知識をもっていることが必須となります。
一般的なエアコン取り付けの知識しかない業者が施工すると、エアコン配管穴で気密が損なわれ、せっかくの高性能住宅がムダになります。
業者が高気密住宅用エアコン工事に対応可能か、必ず確認しましょう。対応した業者だとウレタンフォームにて気密の確保を提案してくるはずです。
実際に隠蔽配管などが必要ない場合でも、難易度の高い工事に対応できる業者を選ぶ方がおすすめです。ホームページに「隠蔽配管」や「高気密断熱に対応」などの記載がある業者は技術力の高さに自信を持っている証拠で、信頼できる業者といえます。
「隠蔽配管」や「高気密断熱」「高気密住宅」の記載がある業者は技術力が高い
4.アフターサービスの有無や、その内容は
エアコンの保証には大きく、エアコン本体を保証する「メーカー保証」と「延長保証」、エアコン取り付け工事自体の不備を保証する「工事保証」があります。
エアコン本体にはメーカーが設定している保証期間があります。
エアコンの取扱説明書に記載してある正常な使用状態で購入したエアコンに生じた不具合を無償で修理するものです。
メーカー保証が終了した後も、メーカー保証と同程度の保証を継続します。
10年間の長期保証も存在します。
エアコン本体ではなくエアコン取り付け工事にミスや不備があった場合に無料で修理をおこなう保証です。
「工事保証」については保証を謳っていない業者も多いです。
現実的には、明らかな施工不備ですと業者が無償で修理する場合がほとんどだからです。
しかし施工不備は設置から長い時間が経過してから表面化することも少なくありません。
例えば
新築時に子供部屋にもエアコンを取り付けして一年間未使用だった。
スイッチをいれたらエアコンから水が垂れてきた。
エアコン室内機の取り付けが甘く、一年以上経過したある日、エアコンが落下してきた。
こういった工事不備でも修理費用を負担しなければならない場合があります。
工事保証の有無はエアコン取り付け業者の技術力や信頼度をはかる、ひとつの指針になります。
工事保証をしている業者は信頼度が高い
5.アンテナ工事など別の設備工事も同時にできるか
取り外したエアコンは引越し先へ移設することができます。その他にも工事が必要となる新居の設備は多いです。
- エアコン
- テレビアンテナ
- インターネット回線
それぞれを別の業者に頼んでいると、やりとりも大変です。
エアコン取り付けは電気設備ですので、例えばエアコンと一緒にアンテナや照明器具、インターネット回線などの工事がワンストップで依頼できる電気工事会社なら、負担がぐっと軽減できます。
設備工事はお立ち会いが必須。まとめて依頼できる業者で負担を減らしましょう
まとめ|ポンプダウンの仕組みを理解して、適切に取り外しを行おう
冷媒ガスを室外機に溜めることで後の稼働を効率的にさせたりガスの放出を防いで環境を守るものであるポンプダウン。エアコンのポンプダウンは再設置を行う際にも処分を行う際にも必須の作業であり、専門的な知識が求められるため、なるべく信頼できる業者に依頼して完了させることが望ましいといえます。
しかし、「結局どんな業者が良いの?」とお悩みの方は多いでしょう。ライフテックスであれば5つの選び方のポイントを満たしているため、安心してお任せください。
エアコン工事業者を選ぶポイント
- 工事担当の顔がみえる会社
- 電気工事士の資格をもっているか
- 隠蔽配管や高気密住宅など難易度の高い工事に対応できるか
- アフターサービスの有無や内容
- アンテナ工事など別の設備工事も同時にできるか
豊富な実績と適正価格で安心施工のライフテックスにご相談頂ければ幸いです。
よくある質問
Q.ポンプダウンとは何ですか?
ポンプダウンとは、エアコンの室内機と室外機を行き来している冷媒ガスを室外機に集めて閉じ込める作業のことを指します。再度エアコンを取り付けるときのために問題なく稼働させる役割があります。詳しくは「ポンプダウンとは」をご覧ください。
Q.エアコンのポンプダウンや取り外しは自分でもできますか?
自分で行うことも可能ですが、安全のために信頼できる専門業者に頼むことが無難です。詳しくは「エアコンのポンプダウンは専門業者に頼むべき?」をご覧ください。
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