メッシュwi-fiとは？中継機との違いやメリット・デメリットからおすすめの人を解説

メッシュWi-Fiには、親機のルーターと繋がりあい、家中に電波を届ける役割があります。
これまで、親機のルーター1台ではWi-Fiの電波が届きにくかった場所にも、
メッシュWi-Fi（親機と子機）を部屋の各所に設置することで広範囲に電波が届き、
メインのルーターから離れた部屋でも快適に通信できます。

ただし、メッシュWi-Fiは子機を複数台用意する必要があるので、導入のコストが高いデメリットがあります。
そのため、自宅のWi-Fi環境やインターネットの利用状況によって、メッシュWi-Fiを活用するか検討したほうがよいでしょう。

自宅全体でインターネットを安定的に使いたいなら、有線LANもおすすめです。
有線LANは無線LAN（Wi-Fi）に比べて、通信の速度や電波状況が安定し、快適にインターネットを利用できます。
セキュリティ面も高いので、リモートワークでよくインターネットを利用するといった人には特におすすめです。

弊社ライフテックスでは、受注から施工までをすべて自社でおこなっているため仲介手数料が発生せず、LAN配線工事を格安の8,000円から実施可能です。また、年間3,000件のLAN配線工事を請け負っており、高額な部材を大量に仕入れて原価を抑えられているため、安価にLAN配線工事をご提供しております。相談・見積もりを無料で承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

本記事では、メッシュWi-Fiの概要やメリット・デメリット、おすすめ機種などについて解説しています。
後半では、有線LANもおすすめの理由について解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

メッシュWi-Fiとは？

メッシュWi-Fiとは、メインのルーターとサテライトルーターと呼ばれる子機を複数台設置し、網目（メッシュ）のようにWi-Fi電波をつなぎ合わせる通信形態です。ルーターを複数使って通信をおこなうので広範囲に電波が届き、メインのルーターから離れた部屋でも快適に通信できます。また、ルーターの負荷を分散させられるので、通信の速度を低下させることなく利用可能です。

メッシュWi-Fiの機能一覧

メッシュWi-Fiは複数の機器を組み合わせるという特別な仕組みとなっているため、通常のWi-Fiとは違った機能も持っています。メッシュWi-Fiには次のような機能があります。

上記のような機能を持っているため、ストレスなくインターネットを利用できます。

メッシュWi-Fiと中継器の違い

家の中のWi-Fi通信を安定させる方法として、「中継機」というものもあります。メッシュWi-Fiと中継機は混同しがちですが、また違った機器です。

中継器とはメインルーターの電波を中継する機器です。中継機を設置することで、メインルーターの電波が弱くなる前にキャッチ・再発信し、インターネットがつながりにくい部屋へ電波を届けてくれます。ただし、中継器はあくまで電波を中継するだけなので、アクセスポイントは1つしかありません。

メッシュWi-Fiであれば、サテライトルーターがメインルーターと同等の性能や役割を果たすため、複数のアクセスポイントが存在します。そのため、メインルーターが家中にあるようなイメージとなり、広範囲に電波が届きます。。

メッシュWi-Fiも中継器も、どちらもWi-Fiを利用できる範囲を拡大するための機器ではありますが、メッシュWi-Fiの方が広範囲で安定した通信を利用できます。

メッシュWi-Fiのメリット

通常のWi-Fiとは違った機能をもっているメッシュWi-Fiですが、利用することでさまざまなメリットがあります。メッシュWi-Fiのメリットは以下の3つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ネットワークのエリアを拡大できる

メッシュWi-Fiを利用するとネットワークのエリアを拡大できます。通常のWi-Fiは、ルーターから距離が遠ければ電波が不安定になってしまい、場合によっては利用できないこともあります。メッシュWi-Fiであれば、複数のネットワーク機器をつなぎ合わせて広範囲に電波が届くので、広い範囲でインターネットが利用できます。メインのルーターから遠くても快適にインターネットを利用できるでしょう。

多くの端末を接続しても通信が安定する

ルーターや中継器は、接続する端末が多くなると通信が不安定になってしまうことがあります。メッシュWi-Fiであれば、複数の機器を利用しているので1つの機器にかかる負担が少なく、多くの端末を接続しても通信が安定しやすいです。また、サテライトルーターがメインルーターと同等の性能や役割を果たすため、無線通信が必要な端末が多くても不安定になりにくいのです。複数の端末を接続したい人や、家族みんなでインターネットを利用したりする人にはおすすめでしょう。

セットアップが簡単

メッシュWi-Fiはセットアップもそれほど難しくありません。機種によっては、かんたんな設定と管理機能が備わっていたり、アプリケーション1つで全てを管理できるシステムも作られていたりします。ネットワーク設定の切り替えや速度の確認などもアプリケーションで完結できるので簡単です。また、サテライトルーターは何台でも追加できるので、家や部屋の大きさにあわせてメッシュWi-Fiを構築できるでしょう。

メッシュWi-Fiのデメリット

構築することでメリットが多いメッシュWi-Fiですが、やはりデメリットも存在します。メリットとデメリットの両方を把握したうえで、利用するかを検討しましょう。メッシュWi-Fiのデメリットは以下の3つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

導入コストが高い

メーカーにもよりますが、メッシュWi-Fiの機器は導入コストが中継器よりも高い傾向があります。メッシュWi-Fiを構築する際は複数の機器を準備する必要があるうえに、メインルーターとサテライトルーターで同等のものを揃えなければいけないので導入コストが高いのがデメリットです。そのため、部屋数の多いマンションなど、コンパクトな場所でWi-Fiの範囲を広げたい場合は、中継器を設置したほうがコストパフォーマンスを抑えられるかもしれません。

速度を向上させる目的のものではない

メッシュWi-FiはWi-Fiが使える範囲を広げられますが、速度を向上させる目的のものではありません。本来の目的は、回線の安定性を保つことであり、Wi-Fiの電波が強くなるわけではないのです。そのため、「通信環境は安定しているが、処理の速度をもっと速くしたい」という場合は、メッシュWi-Fiを導入してもあまりメリットを感じられないでしょう。

機器ごとに設定の変更はできない

ルーターや中継機には個別のネットワークがあり、名称やパスワードなどを変更できます。しかし、メッシュWi-Fiを構築するとひとつのネットワークを機器全体で共有するため、機器ごとに設定の変更はできません。そのため、仕事とプライベートなど用途に応じてネットワークを変えたい場合や、ルーターごとに設定を変えたい場合などには、メッシュWi-Fi以外の方法を検討しましょう。

メッシュWi-Fiがおすすめの人

ここまでメッシュWi-Fiのメリット・デメリットについて解説しましたが、実際にどのような人におすすめなのでしょうか？ここからは、メッシュWi-Fiがおすすめの人について解説します。

自宅全体にWi-Fiを届かせたい

メッシュWi-Fiは、自宅全体のような広い範囲にWi-Fiを届かせたい人におすすめです。メッシュWi-Fiは、複数の機器をつなぎ合わせて構築するため、広範囲に電波が届くようになっています。また、サテライトルーターは何台でも追加できるので、家や部屋が広い場合でも機器を追加して範囲を広げられます。メッシュWi-Fiであれば、「自宅の2階の部屋にWi-Fiが届かない」といった不安要素もなくなるでしょう。

無線通信で接続したい機器が多い

メッシュWi-Fiは、接続する端末の数が多くても通信が安定しているという特徴があります。サテライトルーターがメインルーターと同等の性能や役割を果たすため、無線通信が必要な端末が多くても不安定になりにくくなっています。そのため、無線通信で接続したい機器が多い人や、家族みんなでインターネットを利用する人におすすめです。

メッシュWi-Fiの接続方法

一般的に、メッシュWi-Fiは以下の方法で接続できます。

ただし、メーカーによって違いがあるので、取扱説明書を確認しながら接続をおこないましょう。

メッシュWi-Fiのおすすめ機種

メッシュWi-Fiはメーカーごとにさまざまな商品が販売されているため、「結局どれを選べばいいの？」とお困りの方もいらっしゃるかもしれません。ここからはメッシュWi-Fiのおすすめ機種について解説します。

バッファロー「WNR-5400XE6/2S」

出典：株式会社バッファロー 公式サイト

バッファローの「WNR-5400XE6/2S」は、接続台数が多くてもスムーズな通信を楽しみたい人におすすめの機種です。2.4GHz・5.0GHzに加えて6GHz帯も利用可能で、複数の端末で同時に接続しても速度低下が起こりにくくなっています。また、接続している端末に重点的に電波を送るビームフォーミング機能を搭載しているので、広い家でも快適にインターネットが使えます。

メインルーターとサテライトルーターがすでにペアリングされているため、電源を入れるだけで簡単に設定が完了します。初期設定も簡単にできるので、購入後すぐに利用できます。

TP-Link「Deco BE85」

出典：ティーピーリンクジャパン株式会社 公式サイト

TP-Linkの「Deco BE85」は、速い通信速度を求める人におすすめの機種です。最新規格に対応しているため、高速通信を広い範囲で利用できます。また、ビームフォーミング機能やIPv6の対応など通信を安定させる機能も充実しており、端末の位置や通信状況に応じて電波を効率的に届けてくれます。

初期設定はスマートフォン専用のアプリから実施でき、アプリ1つで機器同士のペアリングや通信の設定が完了できます。

自宅全体でインターネットを安定的に使いたいなら有線LANがおすすめ

「メッシュWi-Fiはコストが高いから難しい」と考えている方は、有線LANでの接続がおすすめです。

LANと聞くと、ケーブルを使わずに無線を使う「無線LAN」をイメージする人が多いと思いますが、物理的なケーブルを使う「有線LAN」もあります。「Wi-Fiが届きにくい2階の部屋でも快適にインターネットを利用したい」と思っている方は、有線LANの構築がおすすめです。ここからは有線LANがおすすめの理由について解説します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

無線LANより通信速度が速い

有線LANの大きな魅力は安定した高速通信です。有線LANはLANケーブルで直接接続して通信をおこなっているので、無線LANのように電波の強弱を気にせずに利用できます。そのため、無線LANより通信速度が速く、大容量のデータを送るようなときでもスムーズにやり取りが可能です。

通信や電波状況が安定する

有線LANはLANケーブルで直接接続するため、壁や家具などの障害物や、電子レンジやテレビなどが発する電波の影響を受けにくく、無線LANに比べて通信や電波状況が安定しています。大幅に速度が低下するようなこともないので、リモートワークが多い方やオンラインゲームを楽しみたい方などは、有線LANを利用したほうがストレスなく利用できるでしょう。

セキュリティ面も安心

有線LANはセキュリティ面も安心です。LANケーブルで接続しなければ通信できないため、電波を悪用されるリスクも低くなっています。乗っ取りのような被害にも遭いにくいため、安心してインターネットを利用できます。

有線LAN接続は専門業者への依頼がおすすめ

「わざわざ工事するのがめんどくさそう…」と思う方もいるかもしれませんが、専門業者に任せればそれほど時間をかけずに実施できます。
設置場所の環境や状態によって変動はありますが、一戸建ての場合工事時間は通常1〜4時間程となります。
配線ルートの確認や配線に関しての工事説明など、専門業者がプロの視点で段取りしてくれるので安心して任せられます。

また、LAN配線工事は、専門業者に工事を頼めば壁の中にある配管を利用して配線を通せます。
そのため、外壁や部屋の美観には一切影響なくおこなえるので、プロにLAN配線工事を依頼することをおすすめします。

LAN配線工事を頼めるおすすめの業者や費用相場に関しては、こちらの記事でも詳しく解説していますので、あわせてお読みください。
【6月最新】LAN配線工事を頼めるおすすめの業者や費用相場を解説

有線LAN配線を業者に依頼したときの費用

LAN配線工事は、戸建ての空配管の有無や業者によって費用が変わります。空配管がある場合とない場合の費用相場は以下の通りです。

戸建ての状況や環境によってはさらに費用がかかる可能性もあります。電話での問い合わせ時や事前見積もりで業者に確認をおこないましょう。

ライフテックスなら他社より30,000円以上お得！

LAN配線工事は依頼する業者によっても費用に変動があります。
一般的なLAN配線工事である「1階から2階のLAN配線+ジャックの増設」の費用相場総額は40,000〜60,000万円です。
ところが、弊社ライフテックスは11,000円から工事をおこなっています。

他社と比べて約30,000円もお得に工事できる理由としては、弊社は年間3,000件のLAN配線工事を請け負っているため、
高額な部材を大量に仕入れることで原価を抑えられているからです。

ライフテックスは自社の有資格スタッフが丁寧に施工をおこなっているため、質の高い工事を低価格でご提供可能です。
ご相談・お見積りは無料で受け付けていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

メッシュWi-Fiを理解して使用を検討しよう

本記事では、メッシュWi-Fiの概要やメリット・デメリット、おすすめ機種などについて解説しました。

メッシュWi-Fiは、ルーターを複数使って通信をおこなうことで、広い範囲で安定した通信が可能になります。
しかし、導入コストが高いといったデメリットもあるため、自宅の広さや環境を考慮したうえで導入するか検討するのがおすすめです。

もし「メッシュWi-Fiはコストが高いから難しい」と感じている方は、有線LANでの接続もおすすめです。
無線LAN（Wi-Fi）に比べて、通信の速度や電波状況が安定し、快適にインターネットを利用できます。
専門業者に工事を依頼すれば迅速に工事をおこなってくれるので、それほど手間もかかりません。
快適な通信環境を手に入れるためにも、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。