エアコンの除湿機能とは?冷房との違いや使い方のポイント、電気代を解説!

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エアコンの除湿機能とは?冷房との違いや使い方のポイント、電気代を解説!

2025年11月13日

エアコンの除湿機能はどう使えばいいの?冷房との違いや気になる電気代について解説

「エアコンのリモコンを見て、冷房と除湿のどっちを押せばいいのか迷ってしまう…」
「梅雨のジメジメを解消したいけど、電気代も気になるからどちらが安いのか知りたい…」

エアコンには冷房と除湿の2つの機能がありますが、どちらを使えばいいのか迷う方も多いですよね。冷房と除湿は目的が異なり、シーンに応じて使い分けることが大切です。

シーンおすすめの機能
洗濯物を部屋干しするとき 除湿
梅雨でジメジメするとき 除湿(再熱除湿)
真夏で暑いとき 冷房

温度が問題なら冷房、湿度が問題なら除湿と覚えておきましょう。

また、電気代は「弱冷房除湿<冷房≦再熱除湿」の順に高くなりますが、電気代だけで判断せず、状況に応じた使い分けが重要です。

とはいえ、古いエアコンでは除湿機能が十分に働かず、電気代ばかりかかってしまうケースもあります。一般的にエアコンの寿命は約10年とされており、古いエアコンは冷暖房能力が低下し、効率が悪くなります。

そのため、購入してから10年ほど経過しているエアコンは、最新の省エネエアコンへの買い替えがおすすめです。

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エアコンの除湿と冷房はどっちを使うべき?【シーン別の判断基準】

エアコンの除湿と冷房のどちらを使えばいいのか迷ったときは、「温度を下げたいのか、湿度を下げたいのか」を基準に判断しましょう。

冷房は温度を下げることが目的で、除湿は湿度を下げることが目的です。

そのため、状況に応じて適切に使い分けることで、快適性と節電の両立が可能になります。

ここでは、代表的な3つのシーンごとに、どちらの機能を使うべきか解説します。

シーンおすすめの機能
洗濯物を部屋干しするとき 除湿
梅雨でジメジメするとき 除湿(再熱除湿)
真夏で暑いとき 冷房

洗濯物を部屋干しするときは除湿がおすすめ

洗濯物を部屋干しする際は、除湿機能を使うのがおすすめです。

洗濯物が乾くためには、「温度」「湿度」「空気の循環」の3つの要素が重要になります。このうち、除湿機能は湿度を効率的に下げられるため、洗濯物の乾燥に適しています。

東京電力の調査によると、エアコンの稼働1時間あたりの除湿量は次の通りです。

運転モード1時間あたりの除湿量
冷房 約2.3kg
弱冷房除湿 約1.1kg
再熱除湿 約1.5kg

洗濯・脱水した後の約4kgの衣類には、約2kgの水分が含まれているとされます。

そのため、弱冷房除湿を2時間運転すれば、洗濯物の乾燥につながると考えられます。

ただし、洗濯物を効率よく乾かすには、除湿だけでなく空気の循環も重要です。サーキュレーターや扇風機を併用すると、さらに短時間で乾かせます。

梅雨でジメジメするときは再熱除湿がおすすめ

梅雨時期のように、気温はそれほど高くないけれどジメジメする場合は、再熱除湿がおすすめです。

再熱除湿とは、エアコン内で空気を冷やして除湿した後、適温に温め直してから部屋に戻す機能のことです。

弱冷房除湿の場合、冷やした空気をそのまま戻すため、肌寒く感じることがあります。一方、再熱除湿は温度を下げずに湿度だけを下げられるため、梅雨の肌寒い日でも快適に過ごせます。

梅雨どきは屋外と部屋の温度差が少ないため、再熱除湿を使っても電気代はそれほど気になりません。

快適性を優先したいなら、再熱除湿を選びましょう。

真夏で暑いときは冷房がおすすめ

真夏のように気温が高い場合は、冷房を使うのがおすすめです。

冷房は温度を下げることを優先した機能で、強い風量で素早く部屋を冷やします。

真夏は温度と湿度の両方が高いため、除湿だけでは快適になるまでに時間がかかります。そのため、まずは冷房で素早く温度を下げることが重要です。

なお、冷房運転中も空気を冷やす過程で結露が発生するため、自然に除湿もおこなわれます。

温度が問題なら冷房、湿度が問題なら除湿と覚えておきましょう。

冷房と除湿の電気代の違い

エアコンの除湿と冷房では、電気代にどのくらいの違いがあるのか気になる方も多いですよね。

結論からいうと、電気代の目安は「弱冷房除湿<冷房≦再熱除湿」の順に高くなります。

弱冷房除湿は、微弱な冷房運転に近いため、消費電力が少ない傾向にあります。

一方、再熱除湿は、いったん冷やした空気を温め直す工程があるため、冷房と同等かやや高い電気代がかかります。

ただし、エアコンメーカーの仕様書には冷暖房の消費電力は表示されていても、除湿の消費電力は表示されていないことがほとんどです。そのため、具体的な電気代を正確に比較するのは困難です。

また、室温や外気温、設定温度との差によって消費電力は大きく変わります。

たとえば、真夏の暑い時間帯に帰宅して冷房を24℃で起動すると、28℃設定と比べて消費電力が約2.5倍も違うというデータもあります。

電気代だけで判断するのではなく、状況に応じて冷房と除湿を使い分けることが重要です。

梅雨の肌寒い日に弱冷房除湿を使って体が冷えてしまったり、真夏に除湿だけで我慢して熱中症のリスクを高めたりしては本末転倒です。

快適性を保ちながら、シーンに合わせた使い分けを心がけましょう。

エアコンの除湿を快適に使うならライフテックスにおまかせ!

除湿機能を快適に使いたいなら、エアコン本体の性能が重要です。

古いエアコンでは、除湿機能が十分に働かなかったり、電気代ばかりかかったりするケースがあります。

一般的にエアコンの寿命は約10年とされており、古いエアコンは冷暖房能力が低下し、効率が悪くなります。

そのため、購入してから10年ほど経過しているエアコンは、最新の省エネエアコンへの買い替えがおすすめです。

最新のエアコンは、除湿機能も大幅に進化しています。

たとえば、リニアハイブリッド除湿を搭載したエアコンなら、温度と湿度を自分で設定でき、好みに応じた室内空間を実現できます。

また、AI自動運転機能により、人の動きや室温を感知して最適な運転をおこなうため、快適性と省エネ性を両立できます。

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エアコンの除湿機能とは?冷房との違いを解説

ここからは、除湿と冷房の仕組みについて、より詳しく解説します。

除湿機能の目的は、湿度を下げることです。

湿度の高い空気をエアコン内で冷やし、空気中の水分を減らすことで除湿をおこないます。除湿した空気を再び部屋に戻すことで、部屋の空気中の湿度を低くできます。

除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。

機能特徴
弱冷房除湿 温度も湿度も下げる
再熱除湿 湿度だけを下げる
冷房 温度を下げることが目的

機能①弱冷房除湿は温度も湿度も下げる

弱冷房除湿は、微弱な冷房運転を続けて除湿をおこなう方法です。

温度を下げた空気をそのまま部屋に戻すため、温度も湿度も下がります。

弱冷房除湿は、「湿度も温度も高い」という真夏のような状況で使うと効果的です。通常の冷房より消費電力が少ないため、電気代を抑えながら快適に過ごせます。

ただし、外気温が設定温度よりも高い場合、冷房機能が稼働しにくいので注意が必要です。

また、冷やした空気をそのまま戻すため、肌寒く感じることがあります。

真夏以外の季節で肌寒さを感じる場合は、再熱除湿を使いましょう。

機能②再熱除湿は湿度だけを下げる

再熱除湿は、温度を保ったまま湿度を下げる方法です。

冷房機能により除湿した空気を再加熱してから室内に戻すため、温度が下がりすぎることはありません。

再熱除湿は、「湿度は高いけれど、気温は肌寒く感じる」という梅雨時期に使うと効果的です。

体が冷えすぎないため、快適性を重視したい方におすすめです。

ただし、再加熱する工程が増えるため、弱冷房除湿に比べて消費電力は高くなります。

快適性を優先するか、電気代を優先するかで使い分けましょう。

機能③冷房は温度を下げることが目的

冷房は、部屋の温度を下げることが目的の機能です。

室内の暖かい空気を強く冷やし、再び部屋に送り込みます。

空気を冷やす過程で結露が発生するため、結果的に除湿もおこなわれます。しかし、主な用途は強く冷やされた空気を室内に送り込むことです。

冷房は、強い風量で素早く温度を下げられるため、真夏の暑い日に適しています。

設定温度に達するとエアコンの運転を停止し、温度が上がるとまた運転を再開します。この「オン・オフ運転」により、室温を一定に保ちます。

ただし、設定温度を極端に低くすると、消費電力が大幅に増加するため注意が必要です。

真夏のように温度が高い場合は、冷房を使って素早く部屋を冷やしましょう。

エアコンの除湿を効果的に使うポイント5選

除湿機能をより効果的に使うために、押さえておきたい5つのポイントを紹介します。

これらのポイントを実践することで、快適性と省エネ性を両立できます。

ポイント①適切な湿度を設定する【40~60%が目安】

除湿機能を使う際は、快適に過ごせる湿度の目安を知っておくことが重要です。

一般的に、人が快適と感じる湿度は40~60%程度とされています。

湿度が40%以下になると、肌の乾燥を感じはじめたり、インフルエンザなどのウイルスが活動しやすくなったりします。

一方、湿度が60%以上になると、ジメジメした空気を感じはじめ、カビの繁殖を招きやすくなります。

そのため、湿度の高い夏は50%前後、乾燥しやすい冬は60%前後を目安にしましょう。

湿度計を使って部屋の湿度を確認しながら、エアコンの設定を調整すると、より快適に過ごせます。

ポイント②シーン別に冷房と除湿を使い分ける

先ほど解説した通り、シーンに応じて冷房と除湿を使い分けることが重要です。

真夏の暑い日は冷房、梅雨のジメジメした日は再熱除湿、洗濯物の部屋干しには弱冷房除湿や再熱除湿を使うなど、状況に合わせて選びましょう。

また、1日の中でも時間帯によって使い分けるのも効果的です。

たとえば、日中の暑い時間帯は冷房を使い、夜間の気温が下がった時間帯は除湿に切り替えるといった使い方もできます。

柔軟に使い分けることで、快適性と節電を両立できます。

ポイント③洗濯物の部屋干しには除湿とサーキュレーターを併用

洗濯物を部屋干しする際は、除湿機能とサーキュレーターを併用しましょう。

除湿だけでも洗濯物は乾きますが、サーキュレーターで空気を循環させると、さらに短時間で乾かせます。

サーキュレーターは洗濯物に直接風を当てるのではなく、部屋全体の空気を循環させるように使うのがポイントです。

また、洗濯物同士の間隔を広げることで風通しがよくなり、カビやニオイの発生を抑えることにもつながります。

効率的に乾かすことで、電気代の節約にもなります。

ポイント④室温に注意して体調管理を徹底する

除湿機能を使う際は、室温が下がりすぎないように注意しましょう。

とくに弱冷房除湿を長時間使うと、室温が下がりすぎて体が冷えてしまうことがあります。

体が冷えると、免疫力が低下したり、体調を崩したりするリスクがあります。

快適と感じる温度は個人差がありますが、一般的には25~28℃程度が多くの人にとって心地よいとされています。

室温計を使って部屋の温度を確認しながら、適度に調整しましょう。

健康を守るためにも、体調管理を徹底することが大切です。

ポイント⑤フィルターをこまめに掃除する

エアコンのフィルターが汚れていると、除湿効率が低下し、電気代が高くなります。

フィルターにホコリや汚れが溜まると、空気の流れが悪くなり、エアコンに負荷がかかります。

その結果、除湿に時間がかかったり、消費電力が増加したりします。

メーカーの推奨では、2週間に1回程度のフィルター掃除が推奨されています。

掃除機でホコリを吸い取るだけでも効果があり、汚れがひどい場合は水洗いも有効です。

フィルターの目詰まりを取り除くと、冷房時で約4%の消費電力の削減になるといわれています。

定期的なフィルター掃除で、省エネ性能を維持しましょう。

エアコンの除湿を使う際のカビ対策3選

エアコンの除湿機能を使うと、エアコン内部にカビが生えやすいといわれることがあります。

ここでは、除湿を使いながらカビを防ぐための3つの対策を紹介します。

対策①内部クリーン機能を活用する

最新のエアコンには、「内部クリーン」機能が搭載されている機種が多いです。

内部クリーン機能とは、冷房や除湿運転の後、エアコンを止めると加熱や弱暖房、送風などが自動的におこなわれるものです。

エアコン内部を乾燥させることで、カビの発生を抑制する効果が期待されます。

除湿や冷房を使うと、エアコン内部に結露した際の湿気がこもり、カビが生えやすくなります。

カビは「温度20~30℃・湿度60%超」の環境下で発生しやすく、とくに空気の滞りやすい場所に生えやすいです。

内部クリーン機能を活用すれば、意識せずともカビ対策ができます。

対策②定期的に換気する

定期的な換気も、カビ対策に効果的です。

エアコン内部でカビが発生する原因には、水分や湿気のほか、カビの栄養源となる汚れの蓄積も考えられます。

部屋の空気を取り込むたびに、エアコンのフィルターにはホコリなどの汚れがたまっていきます。

窓を開ける、換気扇を回すなどの定期的な換気が、室内のホコリやカビ胞子を屋外へ追い出すことにつながります。

換気をする際は、エアコンから離れた窓を開けると、屋外の熱い空気がエアコン内部に入り込みにくく、結露を防ぐことにもなります。

1日に数回、数分間の換気を心がけましょう。

対策③フィルターをこまめに掃除する

エアコンのフィルターは、1カ月に1~2回を目安にこまめに掃除しましょう。

フィルターが汚れているとカビが発生しやすくなるだけでなく、空気をじゅうぶんに取り込めないため除湿効率が低下し、電気代が上がる可能性もあります。

フィルターの掃除は、掃除機でホコリを吸い取るだけでも効果があります。

汚れがひどい場合は、水洗いして完全に乾燥させてから取り付けましょう。

定期的なフィルター掃除で、カビを防ぎながら省エネ性能も維持できます。

エアコンの除湿に関するよくある質問

エアコンの除湿に関して、よくある質問に答えます。

除湿と冷房はどっちが電気代が安いですか?

A

一般的には、弱冷房除湿が最も電気代が安く、次いで冷房、再熱除湿の順に高くなります。

弱冷房除湿は微弱な冷房運転に近いため、消費電力が少ない傾向にあります。

再熱除湿は、いったん冷やした空気を温め直す工程があるため、冷房と同等かやや高い電気代がかかります。

ただし、具体的な電気代は、室温や外気温、設定温度との差によって大きく変わります。

また、エアコンの機種や年式によっても異なるため、一概にはいえません。

電気代だけで判断するのではなく、快適性も考慮して使い分けることが重要です。

除湿を使っても部屋がジメジメする場合はどうすればいいですか?

A

設定湿度を下げるか、一時的に冷房に切り替えてみましょう。

設定湿度に達したとエアコンが判断すれば、除湿運転は停止するなどして部屋の湿度を維持しようとします。

そのため、体感ではジメジメしていても、エアコンはすでに設定湿度に達したと判断している可能性があります。

リモコンの設定湿度は、体感湿度と必ずしも一致するとは限りません。除湿が不十分だと感じたら、エアコンの設定湿度を下げてみましょう。

また、少しでも早くジメジメ感を解消したいなら、除湿量の大きい冷房へ一時的に切り替えるのもおすすめです。

冷房の強い送風により、室内がスムーズに除湿されます。

ジメジメが解消されたら、再び除湿に切り替えましょう。

エアコンの除湿機能を使うと寒く感じるのはなぜですか?

A

弱冷房除湿を使っている場合、温度を下げた空気がそのまま戻ってくるため、寒く感じることがあります。

弱冷房除湿は、湿度を下げるために空気を冷やし、その冷えた空気をそのまま部屋に戻す仕組みです。

そのため、梅雨の肌寒い日や夜間など、気温がそれほど高くない状況で使うと、体が冷えてしまうことがあります。

寒さを感じる場合は、再熱除湿に切り替えましょう。

再熱除湿は、冷やした空気を適温に温め直してから部屋に戻すため、温度を下げずに湿度だけを下げられます。

快適性を重視したいなら、再熱除湿を選びましょう。

まとめ

エアコンの除湿と冷房の違いや使い分けをあらためておさらいしましょう。

機能目的おすすめのシーン
弱冷房除湿 温度も湿度も下げる 真夏で暑いとき・洗濯物の部屋干し
再熱除湿 湿度だけを下げる 梅雨でジメジメするとき
冷房 温度を下げる 真夏で暑いとき

エアコンの除湿と冷房は、それぞれ目的が異なります。

温度が問題なら冷房、湿度が問題なら除湿と覚えておきましょう。

電気代は「弱冷房除湿<冷房≦再熱除湿」の順に高くなりますが、電気代だけで判断せず、状況に応じた使い分けが大切です。

また、定期的なフィルター掃除や内部クリーン機能の活用により、カビ対策をしながら省エネ性能を維持できます。

とはいえ、古いエアコンでは除湿機能が十分に働かず、電気代ばかりかかってしまうケースもあります。購入してから10年ほど経過しているエアコンは、最新の省エネエアコンへの買い替えがおすすめです。

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弊社は多くの施工実績があるため、高品質のエアコン工事をご提供しております。さらに部材をまとめて仕入れて自社対応することで、大幅なコストカットを実現しています。

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