エアコンのポンプダウンを自分でやりたい!作業手順を6ステップで詳しく解説
「エアコンのポンプダウンって?」
「ポンプダウンは自分でできるの?」
エアコンの移設や取り外しには、ポンプダウンという作業が必須です。エアコン内部の冷媒ガスを室外機に閉じ込める作業で、専門的な知識と技術が必要になります。
そのため、エアコンのポンプダウンは専門業者に依頼するのがベストです。
「できるだけ費用をかけたくない」という理由で、自分で作業する人もいらっしゃいますが、危険が伴うのでやめましょう。
失敗するとガス漏れや故障の原因になるだけでなく、最悪の場合、発火や爆発の危険性もあります。
安全かつ確実にエアコンを移設したい方は、専門業者に依頼しましょう。
引っ越し時のエアコン移設は、ぜひライフテックスにおまかせください!
ライフテックスでは、ハウスメーカーや量販店では対応していない引っ越し時のエアコン移設も承っております。スタッフ全員「第二種電気工事士」の資格を持っており、高い技術やノウハウを備えていますので安心しておまかせください。
また、弊社ではエアコン本体も格安価格(標準工事費込で税込65,780円~)で販売しているため、エアコンの買い替えや追加購入を検討中の方も、お気軽にご相談ください。
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ポンプダウンをおこなう重要性
ポンプダウンとは、エアコンの室内機と室外機を行き来している冷媒ガスを室外機に集めて、閉じ込める作業のことです。
冷媒ガスは、冷房時に部屋の熱を奪って外に排出したり、暖房時に外の熱を奪って部屋の中に移動させたりなど、熱を移動させる役割を持っているガスです。冷媒ガスは、エアコンを効率的に稼働させるために欠かせません。
ポンプダウンをおこなうと、この冷媒ガスが大気中に放出されるのを防いだり、エアコンの移設時・再設置時でも運転効率を維持したりできます。
ここからはポンプダウンをおこなう重要性を3つ解説します。
環境保護
ポンプダウンをおこなわずにエアコンを外すと、配管内にある冷媒ガス(フロンガス)が放出されます。
この冷媒ガスが大気中に放出されると、太陽からの有害な紫外線を吸収する「オゾン層」の破壊につながり、環境破壊のリスクがあります。
そのためエアコンを取り外す際は、環境保護の観点からポンプダウンが非常に重要となります。
エアコンの性能維持
ポンプダウンが正しくおこなわれていなければ、エアコンを再度設置しても冷媒ガスが不足し、エアコンの運転効率は落ちてしまいます。
先ほども触れたように、冷媒ガスは室内機と室外機を循環して、熱を移動させる役割を持っているガスです。熱を移動させなければ快適な温度を調節できず、エアコンは本来の性能を発揮できません。
エアコンの性能を維持するためにも、ポンプダウンは重要な作業です。
法規制
エアコンのポンプダウンの作業は、フロン排出抑制法により義務付けられています。
先ほども触れたように、冷媒ガスが大気中に放出されると環境破壊のリスクがあるため、環境保護を目的として法で規制されているのです。
ポンプダウンをせずにエアコンを移設すると違法行為となります。50万円以下の罰金が科せられる場合があるので、注意しましょう。
エアコンのポンプダウンは専門業者に依頼するのがおすすめ
「できるだけ費用をかけたくない」という理由で、自分でエアコンのポンプダウンをおこなう方もいます。
しかし、自分で実施せずに、エアコン工事専門業者に依頼しましょう。
ポンプダウンには専門的な知識や技術が求められます。専門業者が実施すると15分程度で完了しますが、決してかんたんな作業ではありません。
自分で実施すると、手順を誤ったり、取り返しのつかない失敗をしたりするリスクがあります。失敗すると環境破壊につながるだけではなく、最悪の場合爆発事故を引き起こす危険性もあるほどです。
また、失敗すると無駄なコストが発生するおそれもあります。ポンプダウンが正しくおこなわれていなければ、エアコンを再度設置しても冷媒ガスが不足しているため、新しい冷媒ガスの充填が必要です。
新しい冷媒ガスの充填は専門業者に依頼する必要があり、おおよそ16,500~22,000円(税込)かかります。
安全面・コストの面のどちらからみても、専門業者に依頼するのがおすすめです。
「ポンプダウンも含めてエアコンの移設を専門業者に依頼したい」という方は、ライフテックスにおまかせください!
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「どうしても自分でポンプダウンをしたい!」という方は、しっかりと手順を確認して、自己責任で作業するようにしてください。
次章では、ポンプダウンの手順について解説しています。
エアコンのポンプダウン方法6ステップ
この章では「自分でエアコンの取り外しをしたいから、ポンプダウンに挑戦したい」という方向けに、ポンプダウンの手順6ステップを紹介します。
実施する際には細心の注意を払って取りかかってください。
冷媒ガスを室外機に集める作業をするための準備
まずはポンプダウンをおこなう前に事前準備が必要です。事前準備の段階では以下の3つをおこないましょう。
STEP1.エアコンの室外機を5分ほど最低温度の冷房で稼動する
最初にエアコンのスイッチを入れ、室外機を5分ほど最低温度の冷房モードで稼働させます。室外機のファンを稼働させるのが目的です。
ただし冬場は最低温度が低く、ファンが通常時よりも回りにくいことが多いです。その場合には「強制冷房運転モード」を使いましょう。
強制冷房運転モードはメーカーや機種によって「応急運転」「試運転」などと表現が異なります。手元の説明書をよく読んで実施してください。
STEP2.室外機の側面カバーを外す
次にエアコン室外機の内部作業に取り掛かるため、プラスドライバーを使って室外機側面カバーを外します。
STEP3.モンキースパナで細管と太管のバルブキャップを外す
側面カバーを外すと液管(細管)とガス管(太管)の弁が現れます。
モンキースパナを使って細管と太管のバルブキャップを外していきます。バルブキャップは最後にまた取り付けるため、紛失しないように注意して保存しておいてください。
これで事前準備は完了です。
冷媒ガスを室外機に閉じ込める作業
準備が完了したら実作業に移っていきます。まず冷媒ガスを室内機に流入させないための作業をおこないましょう。
STEP4.細管のバルブに六角レンチを挿し右回りに締める
室外機のファンは回り続けている状態にし、六角レンチを細管のバルブにさして、右回りに締めます。ここで締めが緩いとガス漏れの原因になるため、しっかり締めましょう。
2分ほど待つと液管やガス管から冷媒ガスがなくなり、すべて室外機に送られます。
STEP5.室外機の太管のスピンドルバルブを右回りに締める
室外機に送った冷媒ガスを完全に閉じ込めるために、太管のバルブをしっかりと締めます。これで冷媒ガスが室外機に集められ、安全にエアコンの取り外しができるようになります。
ポンプダウン終了の作業
ここまで出来たら、いよいよポンプダウンを完了させるための作業に入ります。最後におこなうことは簡単で、エアコンの稼働を停止させるのみです。
STEP6.エアコンの冷房稼動を停止する
冷媒ガスが室外機内に回収でき、ポンプダウン作業が終了したらすぐ冷房運転を停止させます。
あまりにも冷房運転時間が長くなりすぎると、コンプレッサーが故障する原因になります。冷房運転を停止したら室内機のコンセントを抜き、外したバルブのキャップを元通り閉めてください。
ポンプダウンが上手くできたかを確認するには、接続配管を取り外す時の音に注目してください。バルブを締めてから接続配管を外す際、「ブシュッ」という短い空気音ならポンプダウン作業が上手くできています。
「ブシュー」と漏れ出るような長い空気音がしたら、ポンプダウン作業が上手くいっていない可能性が高いので、ガス充てんのできる業者に相談しましょう。
ポンプダウンが失敗する原因と注意点
解説した手順を守れば問題なくポンプダウンができそうですが、それでも初めて実施する方は、失敗することが少なくありません。
失敗する原因には次のような原因が考えられます。
- 強制冷房運転が稼働できていない、暖房や除湿機能で稼働している
- 細管、太管のバルブの締めが緩い
- ガスが残っているのに終了している
- 作業中に室内機の冷房運転を停止している
以上より、ポンプダウンを実施するときは、次のようなことに注意しましょう。
- 説明書をよく読んで、強制冷房運転を稼働させる。特に冬場は冷房にならない設定のエアコンもあるので要注意
- バルブは固くなるまで締める
- 細管を締めてから2分は時間を置く
- 冷房運転は太管を締めるまで切らない
ポンプダウンは決してかんたんな作業ではありません。失敗するとガス漏れや故障の原因になるだけでなく、爆発事故を引き起こす危険性もあります。
「安全かつ確実にエアコンを移設したい」とお考えの方は、ポンプダウン含めて専門業者に移設を依頼しましょう。
エアコンの取り外し。移設工事は
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エアコン工事専門業者を選ぶ5つのポイント
エアコンの取り外しや移設工事を専門業者に依頼したい場合、どのような業者に依頼するのが良いのでしょうか。
選び方のポイントは大きく分けて5つあります。
それぞれ詳しく解説します。
1.工事担当の顔がみえる会社か
エアコン取り付け工事当日はお客様の立ち会いが必須です。
どんな人が工事にくるのか事前にわかっていれば安心感が高いですね。
業者によってはホームページに顔と名前を出していたりします。これは自社のスタッフとその工事品質に自信を持っている証拠で、安心して依頼することができます。
工事スタッフの顔写真がホームページに掲載されている業者
2.電気工事士の資格をもっているか
エアコン工事専門業者のホームページを確認し、施工スタッフが電気工事士の資格を持っているか確認しましょう。
電気工事士の資格を取得している旨が記載されていなければ、その業者は避けることをおすすめします。
エアコン工事では国家資格の必要な作業が必要になる場合があるからです。
実際には資格がなくても、エアコン本体の取り付け自体は可能です。しかし、エアコンの取り付けをおこなうにあたって、専用コンセントの新設や電圧切り替えなどが必要な場合は、第二種電気工事士の資格が必要となります。
また、電気工事士の資格を所持しているということは、一定の知識や技術を持ち合わせている指標になります。
資格が必要ない作業だけで済む場合でも、資格を持っている専門業者に依頼することで質の高い施工をおこなってくれる可能性が高いです。
電気工事の資格をもっている会社は工事の質や信頼度が高い
3.隠蔽配管や高気密住宅など難易度の高い工事に対応できるか
隠蔽配管
家電量販店などで断られるエアコン取り付け工事に「隠蔽(いんぺい)配管」があります。
隠蔽配管とは、建築時に室内機と室外機をつなぐ配管を壁、床、天井の中を通しておいて、建物完成後、その配管につなぐエアコン工事の事です。
一般的な室内と室外を一直線に穴をあけて配管をつなぐ通常(露出)配管と違って、漏水やガス漏れなどのリスクが高く、高度な技術力が必要となります。
高断熱高気密住宅
高気密住宅でのエアコン工事では、気密性を保つための処理知識をもっていることが必須となります。
一般的なエアコン取り付けの知識しかない業者が施工すると、エアコン配管穴で気密が損なわれ、せっかくの高性能住宅がムダになります。
業者が高気密住宅用エアコン工事に対応可能か、必ず確認しましょう。対応した業者だとウレタンフォームにて気密の確保を提案してくるはずです。
実際に隠蔽配管などが必要ない場合でも、難易度の高い工事に対応できる業者を選ぶ方がおすすめです。ホームページに「隠蔽配管」や「高気密断熱に対応」などの記載がある業者は技術力が高く、安心して依頼できます。
「隠蔽配管」や「高気密断熱」「高気密住宅」の記載がある業者は技術力が高い
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4.アフターサービスの有無や内容が充実しているかどうか
エアコンの保証には大きく、エアコン本体を保証する「メーカー保証」と「延長保証」、エアコン取り付け工事自体の不備を保証する「工事保証」があります。
エアコン本体にはメーカーが設定している保証期間があります。
エアコンの取扱説明書に記載してある正常な使用状態で購入したエアコンに生じた不具合を無償で修理するものです。
メーカー保証が終了した後も、メーカー保証と同程度の保証を継続します。
10年間の長期保証も存在します。
エアコン本体ではなくエアコン取り付け工事にミスや不備があった場合に無料で修理をおこなう保証です。
「工事保証」については保証を謳っていない業者も多いです。
明らかな施工不備が発生した場合、業者が無償で修理する場合がほとんどなためです。
しかし施工不備は、設置から長い時間が経過してから表面化することも少なくありません。
たとえば、以下のようなケースがあります。
新築時に子供部屋にもエアコンを取り付けして一年間未使用だった。
スイッチをいれたらエアコンから水が垂れてきた。
エアコン室内機の取り付けが甘く、一年以上経過したある日、エアコンが落下してきた。
このような施工不備でも、工事保証がない場合は自分で修理費用を負担しなければなりません。
工事保証の有無はエアコン取り付け業者の技術力や信頼度をはかる、ひとつの指針になります。
工事保証をしている業者は信頼度が高い
5.アンテナ工事など別の設備工事も同時にできるか

取り外したエアコンは引越し先へ移設することができます。そのほかにも工事が必要となる新居の設備は多いです。
- エアコン
- テレビアンテナ
- インターネット回線
それぞれを別の業者に頼んでいると、やりとりも大変です。
エアコン取り付けは電気設備ですので、たとえばエアコンと一緒にアンテナや照明器具、インターネット回線などの工事がワンストップで依頼できる電気工事会社なら、負担がぐっと軽減できます。
設備工事はお立ち会いが必須。まとめて依頼できる業者で負担を減らしましょう
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エアコンのポンプダウンに関するよくある質問
エアコンのポンプダウンに必要な工具・道具を教えてください。
ポンプダウンに必要な工具・道具は以下の通りです。
- プラスドライバー
- 六角レンチ(4mm)
- モンキースパナ
- ゲージマニホールド(圧力計)
- 軍手
エアコンのポンプダウンはゲージマニホールド(圧力計)無しでも可能でしょうか?
エアコンのポンプダウンは、ゲージマニホールド(圧力計)がない場合でも可能です。
ゲージマニホールドがない場合、冷媒ガスが室外機に回収されたことを目視で確認しなければいけません。
バルブコアのなかにあるピンを押してみて、冷媒ガスが噴き出してこなければ、問題なくガスが回収できています。
ただし、爆発事故につながるおそれもあるので、あまり推奨された方法ではありません。そのため、基本的にはゲージマニホールドを使って確認しましょう。
ゲージマニホールドを使ったポンプダウンの方法は、以下の通りです。
- 三方弁のチャージポートにゲージマニホールド(圧力計)を取り付ける
- 二方弁を全閉にする
- エアコンを冷房運転させる
- ゲージマニホールドがほぼ0MPaになるまで運転する
- 三方弁を全閉にし、運転を停止させる
- ゲージマニホールドを外し、接続配管を外す
エアコンのポンプダウンを冬におこなう場合でも冷房運転は必要ですか?
必要です。ポンプダウンは暖房運転では実施できません。
もし、エアコンの温度センサーによって冬に冷房が使えない場合は、強制冷房運転をおこなうようにしましょう。
強制冷房運転の方法は、各メーカーや機種によって異なります。取り扱い説明書を確認して、実施しましょう。
まとめ
エアコン内部の冷媒ガスを室外機に閉じ込めるポンプダウンは、環境保護やエアコンの性能維持の観点から、必ずおこなうべき作業です。
ポンプダウンを正しくおこなわなければ、エアコンを引っ越し先に移設した場合も、エアコンは本来の性能を発揮できません。
快適にエアコンを利用するためにも、必ずポンプダウンを実施しましょう。
ただし、ポンプダウンには専門的な知識や技術が求められます。自分で実施すると、手順を誤ったり、取り返しのつかない失敗をしたりするリスクがあります。最悪の場合爆発事故を引き起こす危険性もあるほどです。
自分で実施せずに、必ずエアコン工事専門業者に依頼しましょう。
引っ越し時のエアコン移設は、ポンプダウン含めてライフテックスにおまかせください!
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