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エアコンのポンプダウンとは?手順や自分でおこなう簡単ステップも紹介

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エアコンのポンプダウンとは?手順や自分でおこなう簡単ステップも紹介

2024年11月14日

スリーブ施工

エアコンを取り外そうと思ったものの、「ポンプダウン(室外機のなかに冷媒ガス(フロンガス)を閉じ込める作業)」のやり方が分からず困っていることはないでしょうか。

エアコンのポンプダウンをおこな行うには原理と正しい手順をしっかり理解する必要があります。適切にポンプダウンをおこなわないと、思わぬ事故に繋がってしまうため、自分でできないと判断した場合は無理をせず業者に依頼することが重要です。

そこでこの記事では、エアコンを取り外す際に知っておきたいエアコンのポンプダウンのやり方や原理、簡単にできるステップとや業者選びの基準まで詳しく解説します。

エアコンの移設とあわせてエアコンの追加購入や交換をご検討中の方は、弊社ライフテックスにご相談ください!エアコンの販売と取り付けをおこなっており、エアコン本体代金+標準工事費+送料込みで65,780円(税込)~大手通販サイトよりも安くご提供しております。

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ポンプダウンとは?

aircon toritsuke

ポンプダウンとは、エアコンの室内機と室外機を行き来している冷媒ガスを室外機に集めて、閉じ込める作業のことを指します。

ポンプダウンが必要な理由は、「移設先でエアコンを使用するために冷媒ガスが必要だから」、ももちろん理由の一つですが、やはり一番の理由は「冷媒ガスが大気中に放出されると、オゾン層を破壊してしまうから」です。環境破壊のリスクがあるため、回収して再利用するか、破壊することが家電リサイクル法で義務付けられています。

さらにもしポンプダウンが正しく行われていないと、再度エアコンを取り付けるときに、エアコンの運転効率が落ちます。冷媒ガスが熱交換をしながら室内機と室外機を行き来することでエアコンは快適な温度を調節できる仕組みなので、ガスが減ってしまうと稼働効率が悪くなってしまうのです。

エアコンのポンプダウンは自分でもできるのか?

diy

ポンプダウンは自分自身でもできるのでしょうか。結論から言えば、「可能ではありますが出来る限り避けた方が無難」といえます。なぜなら、失敗すると環境破壊につながるだけではなく、発火爆発を引き起こしてしまう可能性があるからです。発火爆発を防ぐためには、コンプレッサーが動いている状態(エアコンが稼働している状態)では絶対に配管のナットを緩めてはいけません。

念のため自分で行う場合に必要な時間や道具について触れておくと、所要時間は15分程度で、用意するべきものは軍手やプラスドライバー、六角レンチ、モンキースパナといった工具などがあります。それぞれのエアコンによって扱いが違うこともあるので、エアコン本体の取扱説明書も忘れてはいけません。

よく「自分でやったら失敗した」という声を耳にします。これにはいくつかの原因が考えられますが、バルブの締めが甘かったり、後述しますがそもそも強制冷房運転ができていなかったりといったことが考えられます。ガス漏れを起こしたエアコンを再利用する場合は業者に依頼しなければ直すことができず、新しい冷媒ガスの充填は16,500~22,000円(税込)が相場です。

そして「もう故障したエアコンなら自分でやっても問題ないだろう」と思ってしまいますが、そんなことはありません。故障したエアコンにも冷媒ガスは存在しており、冷媒ガスを回収しなければ違法になります。冷房を稼働できないエアコンを取り外す方法は特殊になるため、これも業者に依頼することになります。

次の章でエアコンのポンプダウン方法を解説しますが、少しでもわからないことがある場合は無理をせず、エアコン取り付けの専門業者に依頼しましょう。

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簡単にできるエアコンのポンプダウン方法6ステップ

この章では「自分でエアコンの取り外しをしたいから、ポンプダウンに挑戦したい」という方向けに、自分の力で簡単にできるポンプダウンの6つのステップを紹介します。行う際には細心の注意を払って取り掛かってください。

冷媒ガスを室外機に集める作業をするための準備

まずはポンプダウンを行う前に事前準備が必要です。事前準備の段階では以下の3つを行いましょう。

  • エアコンの室外機を5分ほど最低温度の冷房で稼動する
  • 室外機の側面カバーを外す
  • モンキースパナで細管(送り側)と太管(受け側)のバルブキャップを外す

STEP1.エアコンの室外機を5分ほど最低温度の冷房で稼動する

最初にエアコンのスイッチを入れ、室外機を5分ほど最低温度の冷房モードで稼働させます。室外機のファンを稼働させるのが目的です。ただし冬場は最低温度が低くファンが通常時よりも回りにくいことが多いため、こういった場合には「強制冷房運転モード」を使いましょう。

強制冷房運転モードはメーカーや機種によって「応急運転」「試運転」などと表現が異なります。手元の説明書をよく読んで実施してください。

STEP2.室外機の側面カバーを外す

次にエアコン室外機の内部作業に取り掛かるため、プラスドライバーを使って室外機側面カバーを外します。

STEP3.モンキースパナで細管と太管のバルブキャップを外す

側面カバーを外すと液管(細管)とガス管(太管)の弁が現れます。

モンキースパナを使って細管と太管のバルブキャップを外していきます。バルブキャップは最後にまた取り付けるため、紛失しないように注意して保存しておいてください。

これで事前準備は完了です。

冷媒ガスを室外機に閉じ込める作業

準備が完了したら実作業に移っていきます。まず冷媒ガスを室内機に流入させないための作業を行いましょう。

  • 細管のバルブに六角レンチを挿し右回りに締める
  • 室外機の太管のスピンドルバルブを右回りに締める

STEP4.細管のバルブに六角レンチを挿し右回りに締める

室外機のファンは回り続けている状態にし、六角レンチを細管のバルブにさして、右回りに締めます。ここで締めが緩いとガス漏れの原因になるため、しっかり締めましょう。

2分ほど待つと液管やガス管から冷媒ガスがなくなり、すべて室外機に送られます。

STEP5.室外機の太管のスピンドルバルブを右回りに締める

室外機に送った冷媒ガスを完全に閉じ込めるために、太管のバルブをしっかりと締めます。これで冷媒ガスが室外機に集められ、安全にエアコンの取り外しができるようになります。

ポンプダウン終了の作業

ここまで出来たら、いよいよポンプダウンを完了させるための作業に入ります。最後に行うことは簡単で、エアコンの稼働を停止させるのみです。

STEP6.エアコンの冷房稼動を停止する

冷媒ガスが室外機内に回収でき、ポンプダウン作業が終了したらすぐ冷房運転を停止させます。あまりにも冷房運転時間が長くなりすぎると、コンプレッサーが故障する原因になります。冷房運転を停止したら室内機のコンセントを抜き、外したバルブのキャップを元通り閉めてください。

ポンプダウンが上手くできたかを確認するには、接続配管を取り外す時の音に注目してください。バルブを締めてから接続配管を外す際、「ブシュッ」という短い空気音ならポンプダウン作業が上手くできています。「ブシュー」と漏れ出るような長い空気音がしたら、ポンプダウン作業が上手くいっていない可能性が高いので、ガス充てんのできる業者に相談しましょう。

ポンプダウンが失敗する原因と注意点

ここまでの手順を守り実施すれば、失敗することはありません。それでも初めてポンプダウンをする方は、要領を得ておらず、失敗することが少なくありません。なぜそのようなことが起こるのか、失敗する原因には次のような項目が考えられます。

  • 強制冷房運転が稼働できていない、暖房や除湿機能で稼働している
  • 細管、太管のバルブの締めが緩い
  • ガスが残っているのに終了している
  • 作業中に室内機の冷房運転を停止している

以上より、ポンプダウンを実施するときは、次のようなことに注意しましょう。

  1. 説明書をよく読んで、強制冷房運転を稼働させる。特に冬場は冷房にならない設定のエアコンもあるので要注意
  2. バルブは固くなるまで締める
  3. 細管を締めてから2分は時間を置く
  4. 冷房運転は太管を締めるまで切らない

エアコンのポンプダウンは専門業者に頼むべき?

自分でも行えるポンプダウンのステップまで紹介しましたが、それでも心配な方もいらっしゃると思います。それにポンプダウンをするということは、エアコンを取り外す目的があり、ポンプダウンだけでエアコン取り外しは完了しません。

エアコンに関して全くの初心者な方は信頼できる業者に依頼することをおすすめします。ポンプダウンは失敗するとガス漏れや、果てには爆発などの危険性があり、知識ゼロから行うにはやや難易度が高いためです。

ライフテックスではポンプダウンも含めたエアコンの取り外し、移設、新規設置も承っています。信頼と実績は豊富にあり、かついつでも相談・予約を受け付けているため、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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エアコン取り付け業者を選ぶ5つのポイント

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それでは、エアコンを専門業者に依頼したい場合、どのような業者に依頼するのが良いのでしょうか。選び方のポイントは大きく分けて5つあります。

  1. 工事担当の顔がみえる会社
  2. 電気工事士の資格をもっているか
  3. 隠蔽配管や高気密住宅など難易度の高い工事に対応できるか
  4. アフターサービスの有無や内容が充実しているかどうか
  5. アンテナ工事など別の設備工事も同時にできるか

1.工事担当の顔がみえる会社

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エアコン取り付け工事当日はお客様の立ち会いが必須です。
どんな人が工事にくるのか事前にわかっていれば安心感が高いですね。

業者によってはホームページに顔と名前を出していたりします。これは自社のスタッフとその工事品質に自信を持っている証拠で、安心して依頼することができます。

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工事スタッフの顔写真がホームページに掲載されている業者

2.電気工事士の資格をもっているか

エアコン取り付け業者のホームページを確認してみましょう。
電気工事士の資格を取得している旨が記載されていなければ、その業者は避けた方が良いかもしれません。

エアコン工事では国家資格の必要な作業が必要になる場合があるからです。

実際には資格がなくても、エアコン本体の取り付け自体は可能です。
しかし工事に不備があると本体が落下してケガをしたり、部屋がぜんぜん冷えないなど、せっかくの高価な最新型エアコンも台無しになります。

またコンセントの電圧切替や移設などの際には第二種電気工事士の資格が必須です。
家電屋さんでエアコンをみているとエアコンの説明に200V(ボルト)とか100Vの記載がありますね。ご自宅のエアコン用コンセントが購入したエアコンのボルトに対応していない場合、こちらの工事が必要になります。

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電気工事の資格をもっている会社は工事の質や信頼度が高い

3.隠蔽配管や高気密住宅など難易度の高い工事に対応できるか

隠蔽配管

隠蔽配管の見分け方

家電量販店などで断られるエアコン取り付け工事に「隠蔽(いんぺい)配管」があります。

隠蔽配管とは、建築時に室内機と室外機をつなぐ配管を壁、床、天井の中を通しておいて、建物完成後、その配管につなぐエアコン工事の事です。

一般的な室内と室外を一直線に穴をあけて配管をつなぐ通常(露出)配管と違って、漏水やガス漏れなどのリスクが高く、高度な技術力が必要となります。

高断熱高気密住宅

高気密住宅でのエアコン工事では、気密性を保つための処理知識をもっていることが必須となります。

一般的なエアコン取り付けの知識しかない業者が施工すると、エアコン配管穴で気密が損なわれ、せっかくの高性能住宅がムダになります。
業者が高気密住宅用エアコン工事に対応可能か、必ず確認しましょう。対応した業者だとウレタンフォームにて気密の確保を提案してくるはずです。

実際に隠蔽配管などが必要ない場合でも、難易度の高い工事に対応できる業者を選ぶ方がおすすめです。ホームページに「隠蔽配管」や「高気密断熱に対応」などの記載がある業者は技術力の高さに自信を持っている証拠で、信頼できる業者といえます。

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「隠蔽配管」や「高気密断熱」「高気密住宅」の記載がある業者は技術力が高い

4.アフターサービスの有無や内容が充実しているかどうか

エアコンの保証には大きく、エアコン本体を保証する「メーカー保証」と「延長保証」、エアコン取り付け工事自体の不備を保証する「工事保証」があります。

メーカー保証

エアコン本体にはメーカーが設定している保証期間があります。
エアコンの取扱説明書に記載してある正常な使用状態で購入したエアコンに生じた不具合を無償で修理するものです。

延長保証

メーカー保証が終了した後も、メーカー保証と同程度の保証を継続します。
10年間の長期保証も存在します。

工事保証

エアコン本体ではなくエアコン取り付け工事にミスや不備があった場合に無料で修理をおこなう保証です。

「工事保証」については保証を謳っていない業者も多いです。
現実的には、明らかな施工不備ですと業者が無償で修理する場合がほとんどだからです。

しかし施工不備は設置から長い時間が経過してから表面化することも少なくありません。

例えば

新築時に子供部屋にもエアコンを取り付けして一年間未使用だった。
スイッチをいれたらエアコンから水が垂れてきた。

エアコン室内機の取り付けが甘く、一年以上経過したある日、エアコンが落下してきた。

こういった工事不備でも修理費用を負担しなければならない場合があります。

工事保証の有無はエアコン取り付け業者の技術力や信頼度をはかる、ひとつの指針になります。

point

工事保証をしている業者は信頼度が高い

5.アンテナ工事など別の設備工事も同時にできるか

家にアンテナとエアコン

取り外したエアコンは引越し先へ移設することができます。その他にも工事が必要となる新居の設備は多いです。

 

【新築で必要な設備】

  • エアコン
  • テレビアンテナ
  • インターネット回線

それぞれを別の業者に頼んでいると、やりとりも大変です。

エアコン取り付けは電気設備ですので、例えばエアコンと一緒にアンテナや照明器具、インターネット回線などの工事がワンストップで依頼できる電気工事会社なら、負担がぐっと軽減できます。

point

設備工事はお立ち会いが必須。まとめて依頼できる業者で負担を減らしましょう

 

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まとめ|ポンプダウンの仕組みを理解して、適切に取り外しを行おう

冷媒ガスを室外機に溜めることで後の稼働を効率的にさせたりガスの放出を防いで環境を守るものであるポンプダウン。エアコンのポンプダウンは再設置を行う際にも処分を行う際にも必須の作業であり、専門的な知識が求められるため、なるべく信頼できる業者に依頼して完了させることが望ましいといえます。

しかし、「結局どんな業者が良いの?」とお悩みの方は多いでしょう。ライフテックスであれば5つの選び方のポイントを満たしているため、安心してお任せください。

エアコン工事業者を選ぶポイント

  1. 工事担当の顔がみえる会社
  2. 電気工事士の資格をもっているか
  3. 隠蔽配管や高気密住宅など難易度の高い工事に対応できるか
  4. アフターサービスの有無や内容
  5. アンテナ工事など別の設備工事も同時にできるか

豊富な実績と適正価格で安心施工のライフテックスにご相談頂ければ幸いです。

また、ライフテックスでは、エアコン・テレビアンテナ・インターネットをまるごとお得に設置するキャンペーンを実施しています!いまなら「新築応援割」キャンペーンをご利用いただくことで、以下の特典が受けられます。

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  • アンテナ設置費用0円
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相談やお見積もりは無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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よくある質問

Q.ポンプダウンとは何ですか?

ポンプダウンとは、エアコンの室内機と室外機を行き来している冷媒ガスを室外機に集めて閉じ込める作業のことを指します。再度エアコンを取り付けるときのために問題なく稼働させる役割があります。詳しくは「ポンプダウンとは」をご覧ください。

Q.エアコンのポンプダウンや取り外しは自分でもできますか?

自分で行うことも可能ですが、安全のために信頼できる専門業者に頼むことが無難です。詳しくは「エアコンのポンプダウンは専門業者に頼むべき?」をご覧ください。

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