室外機の設置場所が狭くてもエアコンは設置できる?置き場所がない場合の対処法を解説
自宅にエアコンを設置する際、エアコン本体をどこに設置するかはとても重要ですが、もう1つ重要なのが「室外機」の設置場所です。「隣の家との間隔が狭い」「庭やベランダがない」ことなどから設置が難しいケースも少なくありません。
しかし、設置場所が狭いといった理由から通常設置できない場合でも、特別な方法で室外機の設置が可能なケースもあります。
そこで本記事では、室外機の設置場所が狭くて通常設置できないよくあるケースや、室外機を設置する際の条件、通常設置できない場合の特別な設置方法などについて解説します。
「室外機の設置場所が狭いけど、設置できるのかな?」と不安な方は、ぜひ一度ライフテックスへご相談ください。
室外機の通常設置が難しい場合でも、立ち下ろし(配管延長)や天吊りなど、特殊な設置方法で対応可能です。
エアコン室外機の設置場所が狭くて通常設置できないケース
室外機を設置するには、安全に設置するための条件を満たしている必要があります。条件を満たしていないと、業者に設置を断られてしまうことも少なくないようです。ここからは、エアコン室外機の設置場所が狭くて通常設置できないよくあるケースについて解説します。
隣家との間隔が狭くて置き場所がない
近年、ベッドタウンの人口増加や土地の価格高騰により、隣家とのスペースが狭い住宅街が増えています。特に都心では隣家との間隔が狭い住宅街が多く、室外機の設置スペースを十分に確保できない事例が増えています。
エアコンをつけたい2階の部屋にベランダがない
戸建ての家であれば2階の部屋にエアコンをつける場合もあると思いますが、ベランダのような室外機が置ける場所がなければエアコン設置はできません。もしベランダや代わりになるようなスペースがあったとしても、狭すぎると通常設置は難しいです。
室外機を設置する際(通常工事)の4つの条件
エアコンは室内機と室外機でワンセットです。両方を正しく設置しなければ、エアコンの効果は発揮できません。そのため室外機を設置する場所も、エアコンが最大限稼働できるように、正しく設置しなければいけません。室外機を設置する際(通常工事)は、以下の4つの条件を満たして設置する必要があります。
それぞれ詳しく解説します。
設置する場所が水平であること
室外機を設置する場所は、正確に水平であることが重要です。傾いた場所へ設置すると、稼動時に振動や騒音を引き起こす可能性があります。騒音は日常生活の妨げになるおそれがありますし、振動が外壁や床を通じて伝わると不快感を感じるかもしれません。そのような事態を防ぐためにも、まずはじめに設置場所が水平であるか確認しましょう。
室内機になるべく近い場所であること
効率的にエアコンを稼働させるためにも、室外機と室内機はなるべく近い場所で設置しましょう。エアコンは、室内機で取り込んだ空気を室外機に送って冷やし(または温めて)、再度室内機に戻すという仕組みになっています。室内機と室外機は配管で接続しますが、この配管が長すぎると電力効率が落ち、エアコン本来の能力が発揮できなくなってしまいます。必ず室内機と室外機の位置関係も確認して、室外機の設置場所を決めましょう。
前後左右に空間を確保できていること
室外機は、室内の熱を外に出す役割を果たします。そのため、空気を円滑に放出するための通気スペースを前後左右に確保する必要があります。
室外機の周りに通気スペースがないと、空気を循環させられずに熱い空気が溜まってしまい、室外機の温度が上がってしまいます。その結果、室外機の運転能力が低下し、エアコンの電力効率が悪くなってしまいます。最悪の場合、エアコンが運転停止になってしまうおそれもあります。
室外機の設置スペースは、左右10㎝以上、上部前面20㎝以上、背面5㎝以上の十分な空間を確保し、空気の循環に支障がないようにしておきましょう。
日光や雨などに直接あたらないこと
エアコンの効率を悪くしないためにも、日光や雨などには極力直接あたらないようにしておきましょう。
室外機が真夏の日光を浴びてしまうと、どんどん室外機の温度が上がってしまい、消費電力の増加や運転停止につながってしまいます。また、雨や雪などにあたってしまうと、室外機の劣化につながり、運転能力が低下してしまいます。
できれば、日陰部分や天候の影響を受けない場所に置くことが理想ですが、難しい場合はシートのようなアイテムを使って、日光や雨などから室外機を守るようにしてください。
室外機を通常設置できない場合の特別な設置方法5選
設置条件を満たしている場合はよいですが、設置場所が狭すぎる・ベランダや庭がないといった理由から、室外機を置けないといった家庭もあると思います。しかし、そんな場合でも、特別な設置方法で室外機を設置することができます。ここからは、室外機を通常設置できない場合の特別な設置方法を5つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
壁面付け
壁面付けは、建物の壁面に専用の架台を取り付けて室外機を設置する方法です。ベランダがない・狭い場合でも、壁面の架台に室外機を置くことが可能になります。ただし、専用の架台を壁に設置するので、高所の作業が必要となります。
立ち下ろし(配管延長)
立ち下ろし(配管延長)は、2階の部屋にエアコン本体を設置して、室外機を1階の地面に設置する方法です。室内機が2階以上にあっても、室内機からの配管パイプを1階まで下ろすことで、室外機を1階に置くことが可能になります。
この方法は3階以上の部屋の場合でも使用可能ですが、配管が長くなるほど電力効率が落ちたり、高い場所ほど広い作業スペースが必要となったりするので注意が必要です。自宅の敷地面積でも作業可能か、事前に業者に確認するようにしましょう。
屋根置き
屋根置きは、2階の部屋にベランダがないけれど、屋根がある場合に専用の架台を使用して室外機を設置する方法です。
室内機との距離は近いので配管の長さは最低限で済みますが、屋根の傾斜が極端すぎる場合は設置できない場合があります。
天吊り
天吊りは、ベランダの天井に専用の棚を設け、天井から吊り下げる形で室外機を設置する方法です。ベランダはあるけれども狭い・物を置けないといった際に採用されることが多くなっています。室外機周りの通気性を確保できるメリットがありますが、ベランダが南向きの場合は、日光に当たって電力効率が落ちる・室外機が傷みやすくなる可能性があるので注意が必要です。
二段置き
二段置きは、専用の架台を利用して室外機を二段に積んで設置する方法です。既に設置している室外機の上に専用の架台を設けて、その上にもう1台の室外機を設置します。一台分の面積で設置が可能なのでスペースを必要としないメリットがありますが、下段の室外機は上方向への通気ができなくなるので多少空調効率が低下します。
特別な設置方法でも設置不可なケースがある
室外機を通常設置できない場合は特別な設置方法をおこなう必要がありますが、特別な設置方法でも設置不可なケースも存在します。
室外機を1階の地面に下ろす「立ち下ろし(配管延長)」をおこなう場合、長い脚立を立て掛けて設置をします。そのため、脚立を立てかけるための十分な掛け幅が必要となります。2階から1階に落とす場合は最低75cm、3階から1階に落とす場合は最低2m必要です。
関東では密集した住宅街が多く、40cmほどしか敷地がないところが多くなっています。その場合、自宅の敷地内だけでは設置が不可能なので、隣の敷地から脚立をかけて設置をおこなうなどの対処をする必要があります。専門業者に依頼する際は、事前にお隣さんに許可をもらっておくとスムーズに作業が進められます。
狭い場所への室外機設置もライフテックスにおまかせ!
「室外機の設置場所が狭いけど、設置できるのかな?」と不安な方は、ぜひ一度ライフテックスへご相談ください。ライフテックスはエアコン工事やアンテナ工事、LAN配線工事など電気工事の専門業者です。
詳しい設置状況や環境を確認させていただき、お客様にとって最適なエアコンの設置方法をご提案させていただきます。もし室外機の通常設置が難しい場合でも、立ち下ろし(配管延長)や天吊りなど、特殊な設置方法で対応可能です。
また、ライフテックスでは、エアコン本体・標準工事費・同日送料が込みになっている「エアコン販売・取り付け工事パック」をご提供しております。弊社が厳選した2023・2024年モデルのエアコンを、工事費込みで65,780円(税込)から購入可能です。「自宅にお得にエアコンを設置したい」とお考えの方は、エアコンの購入と取り付けをぜひライフテックスにおまかせください!
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室外機の設置がどうしてもできない場合は?
特別な設置方法でも設置できない場合、エアコンとは別の方法を検討しなければなりません。エアコンを設置できない場合は、以下の器具を使って暑さを和らげましょう。
それぞれ詳しく解説します。
窓エアコンの活用
窓エアコンは、窓に直接設置するタイプのエアコンです。室内機と室外機が一体になっているため、配管の工事や屋外へ室外機を設置する必要がありません。一般的なルームエアコンと比べて冷房能力がそれほど高くはないので、広い部屋を冷やすのに効率的ではありませんが、4畳〜7畳ほどの広さの部屋なら十分に冷やせます。取り付けも難しくはないので、基本的に自分一人で設置可能です。
スポットエアコンの活用
スポットエアコンは、可動式の小型サイズのエアコンです。一般的なルームエアコンと同じく取り込んだ空気を冷却して、再び外に送りだす空調機器となっています。ルームエアコンに比べて冷房能力は低いですが、可動式のため特に冷やしたい場所に移動させて利用することが可能です。特定の場所をピンポイントで冷却できます。電源コードをコンセントに差し込むだけで利用できるので、誰でも気軽に暑さ対策ができます。
冷風機の活用
冷風機は、水の気化熱を利用し、空気の温度を下げて送風する機械です。気化熱とは、液体が蒸発する際に周囲から吸収する熱のことです。気化熱を利用して、冷やされた空気を室内に送り出すことで涼しくなります。電源コードをコンセントに差し込めばすぐに利用可能です。しかし、気化した水蒸気も一緒に送風するため湿度も上がります。そのため、窓が開けられない室内や湿度の高い環境では冷風機は向いていないといえるでしょう。
エアコンの室外機の設置場所に関するよくある質問
室外機のサイズが小さいエアコンもあります。室外機を置くスペースが少し足りないような場合は、室外機が小さいエアコンを選ぶのも1つの手です。
たとえば、日立の「白くまくんAJシリーズ」は比較的室外機が小さいです。室外機の寸法は各メーカー公式サイトで紹介されているので、一度確認してみるとよいでしょう。
室外機のサイズは各メーカー公式サイトで確認できるので、いろいろなメーカーの室外機をチェックして比較するとよいでしょう。サイズをチェックする際は、室外機本体のサイズと、前後左右の空間も考慮してチェックするようにしてください。
エアコンの室外機の設置場所が狭い場合は専門業者へ相談を!
本記事では、エアコンの室外機の設置場所が狭くて通常設置できないよくあるケースや、室外機を設置する際の条件、通常設置できない場合の特別な設置方法などについて解説しました。
室外機を設置するには、安全に設置するための条件を満たしている必要があります。ただし、条件を満たしておらず通常設置ができない場合でも、特別な設置方法で室外機を設置可能です。「室外機の設置場所が狭いけど設置できるのかな?」と不安な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
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