用語集
偏波アンテナ | 用語集|テレビのアンテナ工事ならライフテックス
送信所から発せられる電波の振動する方向は、地面に対して水平方向か、もしくは垂直方向です。
この偏波面に合わせて受信するためのアンテナを、それぞれ水平偏波アンテナ又は垂直偏波アンテナと呼びます。地上波用アンテナの多くは水平偏波ですが、BS放送やCS放送では右旋円偏波か左旋円偏波を使用します。水平偏波の場合、ポールは地面に対して垂直に立てることとなりますが、受信用のエレメントが地面と平行になるよう固定します。一方の垂直偏波では、地面と垂直になるようエレメントを固定します。偏波の方向を間違えると、損失が大きくなってしまいアンテナとしての性能が大幅に落ち込んでしまうため、ユーザー自身が取り付けを行う場合には注意する必要があります。BS放送やCS放送の場合は角度がシビアなこともあり、方向を間違えることはほとんどありません。
お役立ち情報
電波が伝わる際、位相差が無ければ電界と磁界は直交しています。基準面が地面だとすると、垂直偏波では電界が地面と垂直の関係にあり、磁界は地面に対して平行です。一方水平偏波では、磁界が地面に対して垂直で、電界は地面に対して水平となっています。電界と磁界に位相差が生じると、一定の振幅で回転します。これが衛星放送のパラボラで利用されているような円偏波アンテナで、右旋円偏波と左旋円偏波を自動的に切り替えているものも存在します。
【3月限定】お得な割引キャンペーンも紹介中!