光テレビ(ひかりTV)とは?プランや契約するメリットとデメリットを解説
「光テレビって具体的にどんなサービス?」
「光テレビを契約すると、どんなメリットやデメリットがある?」
光テレビとは、光回線のオプションとして契約することで、光回線でテレビを視聴できるサービスのことです。
多くの専門チャンネルもあることから、「契約すると毎日おもしろい番組を見られるのでは?」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、光テレビは誰にでもおすすめできるわけではありません。契約したものの、結局ほとんど見ずに解約したり、解約しようとしたものの解約金が発生するためなかなかやめられなかったりと、多くの人が悩んでいる注意すべきサービスです。
本記事では、光テレビの具体的なサービス内容や、契約するメリットとデメリットを詳しく解説しています。
光テレビを契約するかお悩み中の方は、お読みいただくことで自分に合いそうかどうかを判断できる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
光テレビ(ひかりTV)とは「光回線を使ったテレビサービス」のこと
光テレビとは、光回線を使ったテレビサービスのことです。
光テレビを利用するには、基本的に光回線の申し込みが必要となり、そのオプションとして光テレビを契約します。
光回線を通してテレビを視聴できるようにするため、テレビアンテナを設置する必要がありません。
ただし、光回線の工事とは別途、光テレビの工事が必要になるケースもあります。また、毎月料金の支払いが必要になる点も留意しなければなりません。
光テレビは先ほど解説したように、光回線を使ったテレビサービスですが、ひかりTVはNTTドコモが提供する光テレビのサービスの名称です。
つまり、ひかりTVは光テレビのサービスのひとつということです。
光テレビの基本的な番組ジャンル
光回線が提供している光テレビサービスは複数ありますが、どれを選ぶかによって視聴できる番組ジャンルは大きく異なります。
多くの光回線は、「ひかりTV」を提供していますので、ここではひかりTVの主な番組ジャンルを紹介します。
ひかりTVでは、90ch以上の専門チャンネル(2024年6月時点)があり、以下のようなジャンルの番組を視聴できます。
- 映画
- アニメ
- ドラマ
- 音楽
- スポーツ
- 趣味(パチスロ・競馬・レジャー)
また、映画にもミステリーやアクションなど特定のジャンルに特化した番組もあります。
ただし、専門チャンネルは一番安い基本プランではほとんど見ることができず、専門チャンネルプランやオプションなどへの加入が必須です。
基本プランでは地デジ・BSに加えて、以下の番組しか見られない点に注意が必要です。
光テレビ(ひかりTV)には4種類ある
光テレビには、主に以下の4種類があります。
- ひかりTV
- フレッツ光のフレッツ・テレビ
- ケーブルテレビのひかりテレビサービス
- そのほか電力系光回線などの光テレビ
それぞれサービス内容が異なりますので、検討している光テレビはどれにあたるのかを確認しましょう。
ひかりTV
ひかりTVは先ほど解説したように、NTTドコモが提供しているテレビサービスです。専門チャンネルやビデオサービスの種類が豊富で、スマートフォンやパソコンからも視聴可能です。
ひかりTVが契約できる光回線は、以下のとおりです。
- 光コラボ事業者のひかりアクセスサービス
- NUROひかり個人向け接続サービス
- フレッツ回線
光コラボの回線を契約している場合、ひかりTVが利用できるかを以下のURLから調べられます。
ひかりTV サービス利用可否のご確認
ひかりTVの料金プラン
プラン | 料金 | 内容 |
---|---|---|
基本プラン | 1,100円(税込)/月 | ・地上デジタル放送 ・BSデジタル放送 ・BS4Kデジタル放送 ・ひかりTVチャンネルやショッピングなどの専門チャンネル |
専門チャンネルプラン | 1,650円(税込)/月 | ・地上デジタル放送 ・BSデジタル放送 ・BS4Kデジタル放送 ・40ch以上の専門チャンネル ・一部無料のビデオ作品 ・専門チャンネルの厳選した作品や見逃し作品 |
専門チャンネル・ビデオプラン | 2,750円(税込)/月 | ・地上デジタル放送 ・BSデジタル放送 ・BS4Kデジタル放送 ・40ch以上の専門チャンネル ・約10万本のビデオ作品 ・専門チャンネルの厳選した作品や見逃し作品 |
※2024年6月時点
※「専門チャンネルプラン」と「専門チャンネル・ビデオプラン」の料金は、「ひかりTVはじめて割」適用時の料金です
フレッツ光のフレッツ・テレビ
フレッツ・テレビは、フレッツ光を利用している場合のみ、契約できる光テレビサービスです。地デジやBSの視聴が基本となっており、オプションとしてスカパーを契約すれば、約140チャンネルが楽しめます。
また、オプションの専門チャンネルは1チャンネルだけでも契約可能なため、「見たい番組はあるけれど見放題にすると高すぎる」という方でも、利用しやすいでしょう。
フレッツ・テレビの料金プラン
プラン | 料金 | 内容 |
---|---|---|
フレッツ・テレビ 月額利用料 |
825円(税込)/月 | ・地上デジタル放送 ・BSデジタル放送 |
スカパー!プレミアムサービス光(オプション) | 4,567円(税込)~/月 ※別途、月額利用料がかかります |
・テレビ(ハイビジョン)約140ch ・ラジオ100ch |
フレッツ・テレビでスカパー!(オプション) | 837円(税込)~/月 ※別途、月額利用料がかかります |
・専門チャンネルを1chあたり408円/月で選べる |
※2024年6月時点
ケーブルテレビのひかりテレビサービス
ケーブルテレビは、有線でテレビを配信するサービスです。
ケーブルテレビ専用チューナーの種類によって、画質や録画機能の有無を選べます。
チャンネルラインナップは70ch以上(2024年6月時点)で、さまざまな番組を楽しめます。
唯一、光回線の申し込みが不要なサービスといえるでしょう。
ひかりテレビの料金プラン
プラン | 料金 | 機器の機能 |
---|---|---|
スマートテレビ | ドリーム:8,679円(税込)/月 エンジョイ:8,129円(税込)/月 |
・音声検索 ・レコメンド機能 ・高速ダビング ・トリプルチューナー内臓 |
デジ録ブルーレイ 4K | ドリーム:5,940円(税込)/月 エンジョイ:5,390円(税込)/月 |
・大容量HDD ・ブルーレイドライブ内蔵 ・4K長時間録画 ・3番組同時録画 |
デジ録W 4K | ドリーム:5,390円(税込)/月 エンジョイ:4,840円(税込)/月 |
・内臓HDD搭載 ・ハイビジョン画質録画 ・2番組同時録画 |
デジタルS 4K | ドリーム:4,510円(税込)/月 エンジョイ:3,960円(税込)/月 |
・外付けHDDを接続すれば1番組視聴しながら2番組同時録画が可能 |
デジタルS バリュープラン | ドリーム:4,290円(税込)/月 エンジョイ:3,740円(税込)/月 |
・外付けHDDを接続すれば2番組同時録画が可能 |
※ドリームコース:エンジョイコースの月額利用料金に550円(税込)を追加し、12チャンネル多く視聴できるコース
※2024年6月時点
そのほか電力系光回線などの光テレビ
ここまで紹介した光テレビ以外にも、独自の光テレビサービスを提供している光回線もあります。
たとえば、以下のような電力系光回線などです。
電力系光回線 | 提供地域 |
---|---|
eo光 | 関西地方 |
コミュファ光 | 東海地方 |
メガエッグ | 中国地方 |
ピカラ光 | 四国地方 |
BBIQ | 九州地方 |
また、ダークファイバーを利用した独自回線を持つauひかりは、同様に独自回線を持つNURO光とは異なり「auひかりテレビサービス」を提供しています。
それぞれ視聴できる番組の内容や料金などが異なるため、内容をしっかりと確認してから申し込みましょう。
光テレビを契約するメリット
光テレビを契約するメリットとして、以下の4つが挙げられます。
- アンテナを設置しなくてもテレビが視聴できる
- 専門チャンネルやオリジナルチャンネルを視聴できる
- アプリで外出先でもテレビが楽しめる
- ビデオサービスも利用できる
では、これらのメリットについて詳しく見ていきましょう。
アンテナを設置しなくてもテレビが視聴できる
冒頭でも解説したように、光テレビは光回線を使ったテレビサービスであるため、テレビアンテナが必要ありません。そのため、アンテナの設置工事が不要で、景観を損ねずにテレビが視聴できます。
アンテナでは電波が届かずテレビが視聴できない場合でも、光テレビなら視聴できるでしょう。
ただし、光テレビの視聴には工事が必要なケースもあることは覚えておきましょう。
専門チャンネルやオリジナルチャンネルを視聴できる
光テレビには、専門チャンネルやオリジナルチャンネルなどがあり、さまざまなジャンルの番組を楽しめます。自分の好きなジャンルに特化した番組があれば、十分に楽しめるでしょう。
ただし、専門チャンネルやオリジナルチャンネルなどがない光テレビもあります。また、専門チャンネルは基本プランでは視聴できないケースがほとんどなので、料金にも注意しましょう。
アプリで外出先でもテレビが楽しめる
ひかりTVはアプリをダウンロードすることで、スマートフォンやPCでもテレビを視聴できます。
外出先でもテレビを視聴できるため、場所を選ばず楽しめます。
ビデオサービスも利用できる
光テレビのサービスによっては、ビデオサービス(動画配信サービス)や見逃し配信なども視聴できます。そのため、気になる映画や、過去のドラマ・アニメなどの視聴も可能です。
【注意!】光テレビを契約するデメリット
光テレビには多くのメリットがありますが、以下のようにデメリットも多く存在します。
- 料金が安い基本プランではアンテナでのテレビ視聴よりコスパが悪い
- 1つの契約でテレビ2台までしか接続できない
- 光回線とは別に光テレビの工事が必要なことがある
- 解約時に違約金がかかる可能性がある
- 解約すると録画した番組が視聴できなくなる
- 地域によって視聴可能な光テレビが異なる
これらを理解していないと、契約後に後悔する可能性があるので、デメリットを把握しておきましょう。
料金が安い基本プランではアンテナでのテレビ視聴よりコスパが悪い
光テレビは地デジ・BS放送のみ視聴できる基本プランであれば、月額1,000円ほどで視聴できるサービスもあります。
しかし、そのような基本プランでは専門チャンネルがほとんど見られず、ビデオサービスも利用できないか、レンタル・購入のみになります。
そのような基本プランの場合、地デジやBS放送が視聴できるテレビアンテナよりも、コスパは悪いと言えるでしょう。
後述の「光テレビ(ひかりTV)とテレビアンテナの費用比較」で詳しい金額を比較しているので、参考にしてください。
1契約でテレビ2台までしか接続できない(ひかりTV)
「ひかりTV」に限定したデメリットですが、1つの契約でテレビ2台までしか接続できません。また、2台目に接続する際には、2台目のチューナーやチューナー内蔵型テレビなどを用意する必要があります。
ただし、アプリでの視聴には制限はありません。
光回線とは別に光テレビの工事が必要なことがある
光回線さえ開通していれば、光テレビを視聴できると思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ここまで何度か解説したように光テレビは別途工事が必要なケースもあります。
そのような光回線の場合、現在利用している光回線のオプションとして光テレビに加入しても、工事をしなければ視聴できません。また、工事を行った場合は工事費用もかかる可能性があります。
ただし、「ひかりTV」は申し込みをしてチューナーを接続すれば、工事をおこなわなくても視聴可能です。
解約時に違約金がかかる可能性がある
光テレビは2年など契約に縛りがあるケースが多く、更新期間以外で解約すると違約金がかかる可能性があります。
そのため、「契約してみて、見なかったら解約する」といったお試しがしにくいサービスといえるでしょう。
解約すると録画した番組が視聴できなくなる
多くの光テレビサービスでは、解約すると録画した番組が見れなくなります。ただし、録画した番組が見られる0円のプランに移行したり、専用のチューナーを所持していれば引き続き見られるなど、サービスによっては対策もあります。
地域によって視聴可能な光テレビが異なる
光テレビは、全国どこでも視聴できるわけではありません。ひかりTVでも20都道府県でしかサービス提供していません。
サービス提供外の場合は、その地域のケーブルテレビを利用するか、テレビアンテナの設置をしなければテレビを視聴できません。
サービス範囲が限定されている点に注意しましょう。
光テレビ(ひかりTV)とテレビアンテナの費用比較
光テレビの基本プランの利用はコスパが悪いと解説しましたが、具体的に3年間利用した際の、ひかりTVとアンテナの費用を比較してみましょう。
テレビアンテナ | ひかりTV | |
---|---|---|
テレビ料金 (3年間の総額) |
35,860円 (地デジ+BSアンテナ工事) |
38,500円 |
※各種割引適用時(2024年6月時点)
テレビアンテナは工事さえすればそれ以降費用がかからないのに対し、ひかりTVは毎月1,100円を支払い続ける必要があります。そのため、3年使用すればアンテナの設置費用よりも総額が高くなります。
利用期間が長くなるほど、この総額の差は開いていくということです。
光テレビは契約しない方がいいのか
光テレビを契約すべきか、やめるべきかは状況によって異なります。基本的に、「アンテナで電波をキャッチでき、なおかつ地デジしか見ないのであれば、光テレビを契約してもコスパが悪い」といえます。
ただし、以下のような場合は光テレビを契約しても損にはならない可能性があるでしょう。
- アンテナでは電波がキャッチできずテレビが視聴できない
- 光テレビの専門チャンネルに見たい番組がある
電波が届かないのであれば、ケーブルテレビや光テレビを契約するしかありません。また、料金を支払ってでも見たい番組があるのであれば、契約を検討しましょう。
ただし、契約に2年の縛りがあることがほとんどなので、「見なければ解約すればいい」と考えている場合は注意してください。工事費もかかる場合は、見ないからすぐに解約しようとしても、解約金と工事費残債を支払うことになります。
そのため、番組表までチェックして、本当に見たい番組があるかどうかまで確認する必要があるのです。
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まとめ
この記事では、光テレビの種類やメリット・デメリットについて解説しました。最後にまとめをご覧ください。
- 光回線を使用したテレビサービスのこと
- ひかりTV
- フレッツ光のフレッツ・テレビ
- ケーブルテレビのひかりテレビサービス
- そのほか電力系光回線などの光テレビ
- アンテナを設置しなくてもテレビが視聴できる
- 専門チャンネルやオリジナルチャンネルを視聴できる
- アプリで外出先でもテレビが楽しめる
- ビデオサービスも利用できる
- 料金が安い基本プランではアンテナでのテレビ視聴よりコスパが悪い
- 1つの契約でテレビ2台までしか接続できない
- 光回線とは別に光テレビの工事が必要なことがある
- 解約時に違約金がかかる可能性がある
- 解約すると録画した番組が視聴できなくなる
- 地域によって視聴可能な光テレビが異なる
- アンテナでは電波がキャッチできずテレビが視聴できない
- 光テレビサービスの専門チャンネルに見たい番組がある
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