光回線の工事とは?内容・費用・工事までの期間を徹底解説
「光回線の工事って何をするの?」
「光回線の工事はいくらかかる?」
光回線を契約・乗り換えするにあたって、このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
後ほど詳しく解説しますが、光回線の工事には「派遣工事」と「無派遣工事」があり、必ずしも立ち会いが必要なわけではありません。ただし、派遣が必要な工事の場合は、申し込みから工事まで長い期間を要するため、注意が必要です。
また、工事費用が発生する回線と、そうでない回線があります。工事費用で損をしないためにも、費用についても把握しておきましょう。
本記事では、光回線の工事内容やその費用について詳しく解説しています。工事に関して知っておくべきポイントも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
光回線の工事には2種類ある
冒頭でも解説した通り、光回線の工事には以下の2種類があります。
- 派遣工事
- 無派遣工事
派遣工事は立ち会いが必要で、無派遣工事は不要なため、どちらに該当するかを把握しておくことが大切です。
では、工事の種類について解説していきます。
派遣工事
派遣工事は、その名の通り自宅に作業員が派遣される工事です。
以下のようなケースでは、派遣工事が必要となります。
- 契約回線に適した光ファイバーケーブルが敷設されていない
- 室内に光コンセントが設置されていない
派遣工事は、「屋内工事」と「屋外工事」がおこなわれますが、光回線の事業者によってはそれぞれの工事が別日におこなわれるケースもあります。
光ファイバーケーブルや光コンセントの設置状況がわからない場合、不動産会社・管理会社・大家さんに確認しましょう。
無派遣工事
無派遣工事は作業員が派遣されないため、立ち会いが不要の工事です。
以下のようなケースでは、無派遣工事になります。
- 契約回線に適した光ファイバーケーブルが敷設されており、光コンセントが設置されている
- 光コラボの転用や事業者変更を利用して光回線を乗り換える
この場合の工事はNTT局内で完了するため、無派遣工事に該当します。
ただし、状況によっては派遣工事が必要になる場合もあるため、申し込みの際に派遣工事の有無をしっかりと確認しておきましょう。
戸建てでおこなう光回線の派遣工事の内容
光回線で派遣工事が必要になった場合の、詳しい工事内容について解説します。
前述したように、派遣工事は屋外工事と屋内工事の2種類に分けられますので、それぞれ何をするのかについて詳しく見ていきましょう。
屋外工事
屋外工事では、自宅のそばにある電柱から光ファイバーケーブルを引き込む作業を行います。
敷地内に引き込んだケーブルは、電話線の引き込み口やエアコンダクトなど、すでにあけられている穴から室内に通します。
引き込める箇所がない場合、外壁に小さな穴をあけることもあることを覚えておきましょう。また、ケーブルを固定するためにビス留めする場合もあるので、賃貸の場合はあらかじめ管理会社や大家さんにビス留めなどをしても問題ないかを確認しておきましょう。
賃貸では外壁に傷がつくことを拒否されるケースもありますが、その場合は作業員にビス留めはできないことを伝えれば、最善の方法を考えて作業してくれます。
室内にケーブルを引き込んだら、室外工事は完了です。
屋内工事
屋内工事は、光コンセントの設置作業をおこないます。光コンセントとは、光回線を利用する際に必須となるコンセントです。
光コンセントが設置できたら、ONUやHGWなどの光信号とデジタル信号を相互変換する接続機器を設置し、光回線の遅延がないかをテストします。テストに問題がなければ、屋内工事も完了です。
契約者が機器の設置を行うケースもあるため、自信のない方はどこまで屋内工事で行ってくれるのかを確認しましょう。ただし、機器の設置は特に難しいことはなく、説明書などを見ながら行えば簡単にできます。
屋外工事から屋内工事完了までにかかる時間は30分〜2時間程度です。余裕をもってスケジュールを空けておきましょう。
光回線の工事にかかる費用
主な光回線でかかる工事費用を比較してみましょう。
光回線 | 工事費用 |
---|---|
NURO光 | 標準工事費実質無料 |
フレッツ光 | 19,800円 |
ドコモ光 | 19,800円 |
ソフトバンク光 | 標準工事費実質無料 |
auひかり | 41,250円 |
※上記は戸建てタイプの金額です
※2023年11月時点の情報です
分割金額と同額の値引きがあることで実質無料としている光回線もありますが、実際に工事費用の支払いが必要な光回線もあります。
上記の工事費がかかる光回線でも、キャンペーンなどで一時的に工事費が無料になるケースもあるため、公式サイトなどで確認しましょう。
工事費用は2~4万円ほどであることがほとんどです。
光回線の工事は自分でもできるのか
結論から言うと、光回線の工事は自分ではできません。屋外工事はもちろん、屋内工事も電気に関連する工事であるため、作業するには「電気通信工事担任者」という国家資格が必要だからです。
工事は、住んでいる地域で認可された電気工事業者が行います。
そのため、早く光回線を開通させたい場合であっても、工事を予約して順番を待つ必要があるのです。
光回線を選ぶ際には「工事費」の有無が重要
光回線を選ぶ際には、工事費の有無が非常に重要です。なぜなら、工事費が発生すればその分支払いが増えてしまうからです。
工事費を「無料」「実質無料」としている光回線は、工事費がかかる光回線に劣るからお得にしているということはまったくありません。
むしろ、高速インターネット回線として有名な「NURO光」は、乗り換え特典も手厚いという特徴があり、工事費用も実質無料となっています。
工事費だけで選ぶのはおすすめしませんが、「無料」「実質無料」としている光回線はいくつもあります。わざわざ支払いが発生する光回線を選ぶのは、勿体ないと言えるでしょう。
光回線を申し込む前に知っておくべき工事のポイント
光回線を申し込む際には、工事に関して以下のポイントを押さえておきましょう。
- 申し込みから工事まで1か月以上かかることがほとんど
- 光コラボとそれ以外の光回線間での乗り換えには派遣工事が必要
- 契約中の光回線の工事費用残債分をキャッシュバックしてくれる事業者がある
では、これらのポイントについて詳しく解説していきます。
申し込みから工事まで1か月以上かかることがほとんど
光回線で派遣工事が必要な場合、申し込んですぐに工事に来てくれるわけではありません。ほとんどの場合が1か月、引越しシーズンなどの繁忙期なら2か月ほど待つことも珍しくありません。
特に休日を希望する人が多いため、なるべく早く工事してもらいたい場合は、平日の早い時間などで工事を依頼するといいでしょう。
光コラボとそれ以外の光回線間での乗り換えには派遣工事が必要
派遣工事の解説で「契約回線に適した光ファイバーケーブルが敷設されていない」場合は立ち会いが必要だと紹介しました。しかし、「契約回線に適した」の部分がわからない人もいらっしゃるでしょう。
例えば、フレッツ光と光コラボはどちらも「フレッツ光」の回線を使っています。そのため、フレッツ光と光コラボ間や、光コラボから光コラボへの転用の場合は敷設工事が不要です。
しかし、フレッツ光や光コラボに該当しない光回線は、別の回線を利用するため、乗り換える際には元の回線の撤去工事や、新しい回線の敷設工事が必須です。
例えば、auひかりやNURO光は「ダークファイバー」と呼ばれる回線を利用するため、光コラボからこれらの回線に乗り換える場合などは必ず派遣工事が必要になります。
「すでに光回線を利用している」という場合でも、フレッツ光や光コラボ間の乗り換えなのか、他の回線を利用する光回線に乗り換えるのかを確認しておくことが大切です。
「auひかりやNURO光に乗り換えると派遣工事が必要になるなら、他の光回線の方が楽でいい」と思った人もいるでしょう。
しかし、ダークファイバー系の光回線に乗り換えると、派遣工事の面倒くささを補ってなお余りあるメリットを得られます。
そのメリットとは「通信速度の速さ」です。
フレッツ光や光コラボは同じ回線を使用しているため、どうしても混雑して速度が低下しやすくなります。
しかし、ダークファイバー回線は使用されずに余っている回線を利用する独自の回線であるため、混雑しにくく高速インターネット通信が可能になるのです。
実際の速度平均値を比較してみましょう。
回線の種類 | 光回線 | ダウンロード速度 |
---|---|---|
ダークファイバー回線 | NURO光 | 584.29Mbps |
auひかり | 489.93Mbps | |
フレッツ光回線 | フレッツ光 | 251.46Mbps |
ドコモ光 | 252.78Mbps |
参照:みんそく
このように、明らかにダークファイバー回線の方が速度が出ていることがわかります。
速度を重視するのであれば、ダークファイバー回線で工事費用が実質無料のNURO光がおすすめです。
契約中の光回線の工事費用残債分をキャッシュバックしてくれる事業者がある
光回線を乗り換えたいものの、契約中の回線で発生した工事費用の分割払いがまだ終わっていないという人もいるでしょう。基本的に、支払い途中で解約すれば、残債を一括で支払わなくてはなりません。
工事費用がかかっていないと思っていても、工事費用の分割額と同額が値引きされており、「実質無料」の場合は、解約することで当然値引きがなくなるため、やはり残債を支払う必要が出てきます。
しかし、乗り換え特典として工事費用の残債をキャッシュバックしてくれる光回線もあります。そのような回線に乗り換えれば、工事残債自体の支払いはしなければなりませんが、後からキャッシュバックを受けられるため、結果として損することはありません。
光回線とアンテナ設置を同時に申し込むとアンテナ工事が0円に
弊社ライフテックスはアンテナ工事の専門店です。弊社にアンテナ工事をご依頼いただき、同時にNURO光をお申込みいただくと、アンテナ工事費が無料になる、非常にお得なキャンペーンを実施しています。
NURO光はキャッシュバックや特典が多く、高速で快適なインターネット環境を整えられる光回線です。そのため、費用と速度のバランスがもっとも良い光回線と言えるでしょう。
さらに、アンテナは設置してしまえばその後の費用は一切かからないため、光テレビにかかる固定費を見直したい方にも非常におすすめです。引っ越しを機にアンテナ設置とインターネットの新規契約をする方もお得にご利用いただけます。
「詳しく話を聞いてみたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※本キャンペーンは予告なく終了する可能性がございますので、ご了承ください。
まとめ
光回線の工事について、工事内容や料金を詳しく解説してきました。最後にまとめをご紹介します。
- 派遣工事:立ち会いが必要な工事
- 無派遣工事:立ち会いが不要な工事
- 工事費用が無料や実質無料の回線もあるが、全額支払わなければならない回線もある
- 工事費が無料、もしくは実質無料の回線を選ぶのがおすすめ
- 申し込みから工事まで1か月以上かかることがほとんど
- 光コラボとそれ以外の光回線間での乗り換えには派遣工事が必要
- 契約中の光回線の工事費用残債分をキャッシュバックしてくれる事業者がある
光回線を工事費だけで決めるのはおすすめしませんが、工事費の支払いが不要なところはいくつもあります。そのため、損をしたくないのであれば、工事費が無料か実質無料のところを選びましょう。
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