有線LANは速い!無線LANとの速度の比較、費用、配線方法を解説
「無線LANを使用しているけど、Web会議中にフリーズする」
「有線LANなら、快適にインターネットを利用できるって本当?」
インターネットの接続方法には、有線LANと無線LANがあります。
無線LANはインターネット回線を契約すれば利用できるため、無線LANのみを使用しているという人も多いのではないでしょうか。
しかし、有線LANは無線LANよりも圧倒的に速いため、せっかく光回線を契約しているのであれば、より速さを感じられる有線LANを使用するのがおすすめです。
しかし、なぜ有線LANが速いのか、どうして無線LANでは速度が出ないのかいまいちわからないという人もいるでしょう。
そこで今回は、有線LANと無線LANの速度の違いについて詳しく解説していきます。
また、有線LANにする場合の方法や費用も解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
有線LANと無線LANでは、有線LANの方が圧倒的に速い
有線LANとは、インターネット接続したい機器とモデムをLANケーブルで繋ぐことで、無線LANとはケーブルを使用せずに電波でインターネット接続する方法、つまりWi-Fiです。
現在は一般家庭でも広く無線LANが使用されており、有線LANで接続することはないという人も多いのではないでしょうか。しかし、家でパソコンを使用したり、オンラインゲームやテレビで動画を楽しむのであれば、それは非常に勿体ないのです。
以下は、NURO光を無線LAN・有線LANに接続した際の検証結果です。
bpsとは、1秒あたりに転送できるデータ数の単位で、数字が大きいほど通信速度が上がります。上記のように、有線LANで接続した場合、無線LAN接続時の16倍もの速度が出るという結果が出ました。自宅でパソコンを使用したり、テレビで動画を見たり、オンラインゲームをしたりする場合、読み込みが早く快適にインターネットを楽しめるということです。
では、なぜ無線LANは速度が落ちてしまうのでしょうか。それは、有線で直接接続する方が、通信ロスが少なくなるからです。有線LANの場合は、通信速度が速いだけでなく、安定性も高いため、通信が途切れるといったこともなくなります。
無線LANの場合、モデムがある部屋と別の階や部屋で利用しようとすると、障害物の影響で電波が悪くなることもありますが、有線LANは直接接続するため、そのようなこともありません。
有線LANと無線LANは使い分けが大切
有線LANは無線LANに比べ、速く安定した通信を行えることを解説しました。しかし、有線LANと無線LANはそもそも使い分けが大切であり、「どちらがいい」というものではありません。
具体的には、以下のように使い分けるのがおすすめです。
有線LAN | パソコン・テレビ・家庭用ゲーム機・テレビ向け映像出力デバイスなどの基本的に持ち歩いたり動かしたりしないもの |
---|---|
無線LAN | スマホ・タブレット・IoT家電など、さまざまな場所で使用するものや、Wi-Fiによって接続するもの |
では、これらの使い分けについて詳しく解説します。
パソコン・テレビ・家庭用ゲーム機などは有線LAN
有線LAN接続に向いているのは、パソコン・テレビ・家庭用ゲーム機などの本体にLANポートが付いているものです。パソコンは動画の再生・Web会議・オンラインゲームなどで使用する場合は、速度と安定した通信が重要になります。そのため、家でパソコンを使用する場合は有線LAN接続がおすすめです。
また、テレビや家庭用ゲーム機もオンラインに接続する場合は、有線接続した方がストレスなく使用できます。AppleTVやFire TV Stickなどのテレビ向け映像出力デバイスは、基本的に動画を見るためのものなので、有線接続することで快適に動画を再生させることができます。
スマホ・タブレット・IoT家電などはWi-Fi
対して、スマホやタブレットの場合はLANポートがなく、さまざまな場所で使用します。そのため、有線LANの接続には不向きなため、基本的には無線LANで使用します。また、IoT家電などはWi-Fiでスマホと接続設定するものも多く、無線LANの使用が適しています。
有線LANの配線方法
有線LANを配線する場合、以下の方法があります。
- 壁の中に配線
- 室内に配線
- 外壁に配線
これらの方法には、それぞれメリットとデメリットがあるため、具体的に見ていきましょう。
壁の中に配線
もっとも一般的な方法が、壁の中に配線するケースです。メリットとしてはケーブルが露出しないため、見栄えがいいという点です。ただし、壁の中に配線するには専門知識が必要になるため、業者に依頼する必要があり、配線工事費用がかかります。
室内に配線
室内の壁や床を這わせて配線する方法です。自分でも配線ができるのでケーブルや配線モールなどの購入費用のみで済み、コストが抑えられるというメリットがあります。
しかし、配線を行う作業が非常に大変で、ケーブルが露出するため見栄えも非常に悪くなります。床に配線している部分に足を引っ掛け、断線してしまうこともあるでしょう。
このことから、あまりおすすめできない方法です。
外壁に配線
壁の中への配線が困難な場合、外壁に配線するケースもあります。
外壁に配線をする場合は、窓枠を通せるLANケーブルの使用や、屋外用の配管を設置してケーブルを通すなどして配線します。
自分でもできそうに感じるかもしれませんが、外壁に敷設する際に壁に穴を開けたり、高所作業が必要になったりするため、やはり業者に任せるのが安心です。
有線LANには種類がある
有線LANには、「カテゴリー」と呼ばれる規格があり、選ぶ企画によって通信速度が異なります。
現在、主に一般家庭で使用される規格は以下の3種類です。
規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
CAT5e | 1Gbps | 100MHz |
CAT6 | 10Gbps | 250MHz |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
CAT7や8なども使用できますが、オーバースペックなため価格が高くなるだけであり、一般家庭で使用する意味はありません。
CAT5eのLANケーブルはやや値段が安めですが、速度が出にくいためあまりおすすめしません。
たまにインターネットを使う程度であればCAT6、動画視聴やオンラインゲーム、Web会議などをする場合はCAT6Aを選びましょう。
LANケーブルの規格に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
◆ CAT5e・CAT6・CAT6aの違いと選び方をわかりやすく解説
有線LANの配線は業者に任せた方がいい理由
有線LANの配線をしたい人の中には、「部屋の壁を這わせればお金かけずにできるのでは?」「壁の中の配管を通せばいいだけでしょ?」と思っている人もいるでしょう。
しかし、実際には想像しているよりも簡単なものではなく、技術・専門知識が必要です。LAN配線は長期にわたって使用するものなので、そのため、業者に任せた方が安心です。
では、業者に任せるべき理由について、より詳しく解説していきます。
専門知識や技術がいる
LAN配線は、壁の中を通したり外壁を這わせたりする場合、専門知識が必要です。配管が壁の中になければ、まず配管設置をしなければならず、どこからどのようにLANケーブルを通すのか判断しなければなりません。
また、外壁に這わせる場合も、室外用の配管を使用したり室内からどのようにLANケーブルを室外に出すかを判断したりする必要があります。
最近では、YouTubeなどでやり方のレクチャー動画を見かけますが、そのようなやり方を参考にして失敗し、当社にご相談いただいた事例も少なくありません。
そうなれば材料費などの費用が無駄になり、労力をかけた分も意味のないものになります。
そうならないためにも、初めから業者に依頼するのが賢明です。
高所作業が危険
外壁を這わせる場合など、一階から二階に配線する際に高所作業が必要になります。高所作業は不慣れな人が行うと落下の危険性があるので、絶対にやめましょう。
また、工具を落下させて人に怪我をさせてしまう恐れもあります。高所作業は必ずプロに任せるようにしてください。
見栄えが悪くなる
配線方法でもお伝えしたように、室内の壁や床にLANケーブルを這わせるのは、非常に見栄えが悪くなります。
特になれていない人が綺麗に配線しようと思ってもうまくいかず、作業も非常に大変なので後悔するケースも多々あります。
床に配線を行うと、物を引っかけたりつまずいたりして断線する危険性もあるので、長くLANケーブルを使用したいのであればおすすめできません。
LAN配線工事の費用相場
有線でのインターネット環境を構築する場合、新築戸建の多くは各居室に空の配管が敷設してあるケースが多いため、あとからLANケーブルを配管の中に通線する必要があります。
配管を使用したLAN配線工事 | 10,000円~40,000円程度 |
---|---|
配管がない場合のLAN配線工事 | 30,000円~60,000円程度 |
配管を使用する場合は作業内容が限定されますので、電話やメールでの問い合わせである程度正確な金額を知ることが可能です。しかし配管が無い場合は作業内容が状況によって異なるため、現地調査後に金額が提示されます。
費用について詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
◆ 自宅のLAN配線工事はいくらかかる?費用相場や施工事例を解説
LAN配線工事を依頼する業者の選び方
LAN配線工事を業者に依頼する場合、以下のようなポイントをチェックして選びましょう。
- 施工件数が多く、経験豊富な工事担当がいる
- 受付の感じが良く、対応が親切丁寧
- 無料見積を行っている/見積もりを詳細に出してくれる
- HPに工事スタッフの顔を掲載している/お客様の声の充実など透明性があり、信頼できる
なぜこれらを確認する必要があるのかについて解説します。
施工件数が多く、経験豊富な工事担当がいる
LAN配線工事を依頼するのであれば、まず施工件数を確認しましょう。知識や経験に自信がある業者であれば、ホームページに年間施工件数や実績数を記載しているはずです。
また、施工件数が多いということはさまざまな状況で施工を行ってきたということ。つまり、最適な施工の提案もしてくれるはずです。
工事担当者がどのような施工を行っているかも確認できると、なお安心です。
受付の感じが良く、対応が親切丁寧
問い合わせや工事の相談をした際に、対応が丁寧な業者を選びましょう。
そのような業者はスタッフ教育が行き届いており、万が一トラブルが起こった場合も丁寧に対応してくれる可能性が高いからです。
反対に、問い合わせへの対応が雑な業者は、作業にくるスタッフの態度も良くない可能性が高くなります。何かあった場合に話を聞いてもらえないなど、トラブルに発展するケースもあるので、必ず問い合わせへの対応の良し悪しを見てください。
無料見積を行っている
無料見積もりを行っている業者かどうかも重要です。現地調査の結果、工事ができないのに費用が発生してしまっては、無駄にお金を支払うことになります。
また、見積もりの内容が細かく記載されているかも確認しましょう。合計金額しかわからないような見積もりは、業者の対応として非常に不親切です。
見積もりにすべて含まれていると思っていたのに、後から追加で請求されてしまったというケースもあります。
何にいくらかかるのかわからないような業者には頼まないようにしましょう。
HPに工事スタッフの顔を掲載している/お客様の声の充実など透明性があり、信頼できる
ホームページに工事担当者の顔が掲載されていれば、どのような人が実際に工事をしてくれるのかがわかるため、安心できます。
自宅で工事をしてもらう場合、「工事の人が威圧的だった」「清潔感がなくて不快だった」といった話をよく耳にしますが、事前に確認できればそのような事態になることを防げます。
お客様の声が掲載されていれば、どんな対応をしてくれるのかもわかるので、透明性のある業者に依頼しましょう。
LAN配線工事はライフテックスにお任せ
年間施工件数3,000件を誇るライフテックスでは、ご相談受付から施工完了まで、すべて経験豊富な自社スタッフが直接対応。
そうすることで、代理店などの紹介料といった余計な費用が一切かからず、高品質のサービスを低価格でご提供することができます。
ライフテックスと他社の費用比較
以下は、1階から2階へ1か所LAN配線工事をした場合の費用比較です。
このように、他社に負けない低価格で高品質なサービスを提供しています。
経験と技術で丁寧かつスピード対応
ライフテックスでは自社施工にこだわり、工事担当者は全員が有資格・施工のプロ。豊富な経験と高い技術力を活かして、プロならではのスピードと仕上がりで確実丁寧に対応します。
安心の長期保証付き
ライフテックスでは、技術力の高い自社スタッフが責任を持って施工しております。技術力に自信があるからこそ、施工完了後も安心の3年保証を行っています。
まとめ
本記事では、有線LANと無線LANの速度の違いについて解説しました。無線LANよりも有線LANの方が圧倒的に速さが出るため、以下のように使い分けるのがおすすめです。
有線LAN | パソコン・テレビ・家庭用ゲーム機・テレビ向け映像出力デバイスなどの基本的に持ち歩いたり動かしたりしないもの |
---|---|
無線LAN | スマホ・タブレット・IoT家電など、さまざまな場所で使用するものや、Wi-Fiによって接続するもの |
有線LANを配線する場合、以下の方法があります。
- 壁の中に配線
- 室内に配線
- 外壁に配線
自分配線することは可能ですが、壁や外9壁への配線は専門知識が必要だったり、危険を伴ったりするので、業者に依頼すべきでしょう。また、室内に配線するのは見栄えが悪く非常に大変なのでおすすめできません。長く使用するものなので、業者に依頼して丁寧かつ正確に配線工事をしてもらいましょう。
有線LANに関するよくある質問
有線LANと無線LANではどちらの方が速いですか? 有線LANは直接LANケーブルで接続するため、通信が安定しています。対して無線LANは無線接続であり、通信が不安定で速度が落ちやすいため、有線LANの方が速度が出ます。 詳しくは「有線LANと無線LANでは、有線LANの方が圧倒的に速い」をご覧ください。 有線LANは自分で配線できますか? 有線LANの配線に資格などは必要ないため、自分で配線することも可能です。しかし、以下のような理由から、業者に依頼することをおすすめします。 詳しくは「有線LANの配線は業者に任せた方がいい理由」をご覧ください。
・壁の中への配線は専門知識が必要
・外壁への配線は高所作業が危険
・室内への配線は見栄えが悪く大変
LANケーブルは長期に渡って使用するものなので、業者に依頼してしっかりと配線してもらいましょう。
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