有線より無線の方が早い6つの原因!速度を上げる対処法を徹底解説
「せっかく有線でつないでいるのに、なぜか無線のときの方が早い…」
このように、有線接続についてお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。LANケーブルを購入したり、LAN配線をおこなったりしたにも関わらず、速度が遅いとがっかりしてしまいますよね。
本来であれば、無線接続よりも有線接続の方が高速な通信が可能です。しかし、以下のような原因によって、有線の速度は低下する可能性があるのです。
この記事では、これらの原因によってなぜ有線の速度が低下するのか、改善するにはどうすればいいかについて解説します。
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有線より無線の方が早い5つの原因
有線よりも、無線の方が早くなる原因として、以下の5つが考えられます。
では、これらがなぜ有線の速度が落ちる原因になるのかについて解説します。
LANケーブルが劣化している
LANケーブルが劣化していると、通信速度が低下することがあります。そのため、長期間同じLANケーブルを使用している場合は、劣化の影響で速度が下がっている可能性が高いでしょう。
とくに、以下のような状況で使用している場合は、劣化しやすいため要注意です。
- ケーブルを折り曲げている
- ケーブルに直射日光があたっている
- 室内が高温、もしくは高湿度になっている
- 油分、水分、塩分、薬品などが被膜内に浸食する
- 頻繁に足を引っかける
- ペットがかじる
長期間使用していたり、上記のような使用環境だったりする場合は、LANケーブルの劣化が原因である可能性が考えられます。
適切な規格のLANケーブルを使用していない
契約している光回線の速度に対し、使用しているLANケーブルの規格が適切でないケースもあります。古いケーブル(例:CAT5・CAT5e)は最新の高速通信に対応しておらず、契約している光回線本来の速度が出ていない可能性があるからです。
現在、家庭で用いられることが多いLANケーブルの規格は、以下の3種類です。
規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
Cat5e | 1Gbps | 100MHz |
Cat6 | 1Gbps | 250MHz |
Cat6A | 10Gbps | 500MHz |
たとえば、最大通信速度が2Gbpsの光回線を契約している場合、最大通信速度が1GbpsであるCat5eやCat6のLANケーブルを使用すると、速度が落ちる可能性があります。
そのため、契約している光回線に適したLANケーブルが必要です。
また、業者に有線LANの配線工事をしてもらっている場合でも、業者によっては依頼者に確認せずCat5eのLANケーブルを敷設していることもあります。そのため、業者に依頼してLANケーブルを敷設したばかりであっても、LANケーブルの規格が適切ではないケースもあるのです。
そのような場合は、2Gbps・5Gbps・10Gbpsなど、Cat5eの最大通信速度よりも早い光回線を契約していて、速度を出したいのであれば、配線工事をやり直す必要があります。
LANケーブルの規格について詳しく知りたい場合は、下記の関連記事をご覧ください。

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同時接続台数が多い
有線接続の場合でも、多くの端末が同時に接続されていると、それぞれの端末に割り当てられる帯域幅が減少するため、速度が低下してしまいます。
伝送帯域とは、1秒間あたりに送信できるデータ量のことで、数値が大きいほど多くのデータを同時に送信できます。
たとえば、1台で動画再生をしているだけの場合と、4台で各々が動画再生やオンラインゲームなどをしている場合では、後者の方が速度は低下するということです。
ただし、ウェブ閲覧やメール送信など小さなデータ通信であれば、同時接続台数が複数であっても、それほど通信速度に影響はありません。
有線LANがノイズ干渉を受けている
LANケーブル自体が、ノイズ干渉を受けて速度が低下しているケースもあります。ノイズ干渉とは、LANケーブルが外部からの電磁波や他の信号を拾い、通信性能が低下する現象のことです。
ノイズ干渉を受けることで、通信速度が低下したり、接続が不安定になったりすることがあります。有線接続の場合、LANケーブルが物理的に外部環境にさらされるため、ノイズ干渉が発生しやすいのです。
とくに、家電や電源ケーブルなどから電磁波の影響を受けやすく、複数のLANケーブルを束ねた場合もLANケーブル同士がお互いに信号を干渉し合います。
ノイズ干渉を受けているかを確認するには、
- 配線ルートを変更して有線接続してみる
- LANケーブルテスターで確認する
- 家電製品の電源を切って接続してみる
- Wi-Fiルーターのすぐそばで有線接続してみる
などの方法があります。
LANケーブルが長すぎる
LANケーブルの長さそのものは、一般的に100m以内であれば通信速度に大きな影響を与えません。
100mと聞くと「そこまでの長さ使わないのでは?」と感じるかもしれませんが、壁を伝わせて配線している場合、状況によっては100mを超えることもあります。
100mを超える場合、信号が弱まり通信速度が低下します。また、長さがある分、前述のノイズ干渉も受けやすいでしょう。
有線より無線の方が早い場合の改善方法
有線の速度が落ちる原因について解説しましたが、速度を改善する方法についても見てみましょう。
では、改善方法について詳しく解説します。
LANケーブルを交換する
- LANケーブルが劣化している
- 適切な規格のLANケーブルを使用していない
LANケーブルの劣化が疑われる場合や、LANケーブルの規格が契約中の光回線と合っていない場合は、適切なLANケーブルに交換しましょう。
LANケーブルの規格はさまざまなものがありますが、一般家庭で使用する場合は「Cat6A」がおすすめです。この規格であれば、2Gbps・5Gbps・10Gbpsといった高速な光回線にも対応でき、今後も長期間使用できます。
Wi-Fiルーターを高性能なものに買い替える
- 同時接続台数が多い
家庭内での同時接続数が多い場合は、Wi-Fiルーターを高性能なものに買い替えることで解決できる可能性があります。
Wi-Fiルーターをスマートフォンに置き換えてたとえると、ストレージの容量ぎりぎりまで使用して動作が重くなった経験がある人もいるでしょう。Wi-Fiルーターも同様に、同時接続数ぎりぎりまで接続すると速度が落ちてしまうのです。
そこで、Wi-Fiルーターをよりハイスペックなものに買い替えれば、最大同時接続数が増え、Wi-Fiルーターそのものに余裕が生まれる分、速度が早くなることが期待できます。
同時接続数が問題である場合、単純に接続数を減らせば有線接続の速度を向上できます。しかし、それでは誰かが機器の使用を我慢することになるため、好きな時に好きなように使えません。そのため、誰もが我慢せずに使いたいのであれば、同時接続数が多いWi-Fiルーターへと買い替えましょう。
なお、これからWi-Fiルーターを買い替えるのであれば、長く使えるようにWi-Fi6対応モデルを選ぶのがおすすめです。
LANケーブルの配線ルートを見直す
- 有線LANがノイズ干渉を受けている
- LANケーブルが長すぎる
LANケーブルが家電や電源ケーブルなどから電波干渉を受けている可能性がある場合は、LANケーブルの配線ルートを変更してみましょう。家電や電源ケーブルのそばを通さないように配線するか、壁内配線に変更するのが効果的です。
壁内配線とは、文字通り壁の中(内壁と外壁の間)に配線する方法です。室内の壁を這わせる必要がないため、LANケーブルが長すぎる場合も、壁内配線なら最短ルートで配線できます。
また、壁内配線はLANケーブルが露出せず、劣化しにくいうえに電波干渉も受けにくく、見栄えもよくなるため、多くのメリットがあります。
LANケーブルの配線を見直すなら専門業者への依頼がおすすめ
壁に這わせていたLANケーブルを壁内への配線に変更するなら、自分でおこなわずに専門業者に依頼することをおすすめします。
なぜなら、次のような取り返しのつかない失敗が起こる可能性があるからです。
LANケーブルを買ってきて配線しようと思ったら、通している時に長さが足りないことに気が付いた
【失敗例②】
LANケーブルを空配管に通している際に、途中で引っかかってしまい、抜くことも通すこともできなくなってしまった
このような事態になることを避けるためにも、プロに任せましょう。その方が、確実かつコストを抑えられる可能性があります。
また、壁内への配線には空配管が設置されていることが必須です。空配管があらかじめ壁内に設置されていない場合は、とくに専門知識が必要になるため、専門業者への依頼が必要になります。
なお、前述したように、専門業者であっても確認せずに古い規格のLANケーブルを配線してしまうケースもあるので、事前に確認してから依頼することが重要です。長く使用することを考えた場合、Cat6AのLANケーブルを設置しましょう。
LAN配線工事の費用や施工例については、以下の関連記事をご覧ください。空配管の確認方法も解説しています。

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まとめ
この記事では、有線より無線の方が早い原因とその対処法について解説しました。最後にまとめをご覧ください。
- LANケーブルが劣化している
- 適切な規格のLANケーブルを使用していない
- 同時接続台数が多い
- 有線LANがノイズ干渉を受けている
- LANケーブルが長すぎる
原因ごとの対処法
対処法 | 解決できる原因 |
---|---|
LANケーブルを交換する |
|
Wi-Fiルーターを高性能なものに買い替える |
|
LANケーブルの配線ルートを見直す |
|
LANケーブルを配線する場合は、自分でおこなうと失敗してしまう可能性があります。そのため、専門業者に依頼することを検討しましょう。