プロが教える地デジ用アンテナの選び方!室内用のおすすめ商品も紹介
「地デジを見るためのアンテナにはどんな種類がある?」
「地デジアンテナならどれを選んでも大丈夫?」
地上デジタル放送の視聴に必要なアンテナを「地デジアンテナ」と呼びますが、地デジアンテナの種類は、主に4つあります。
- 室内アンテナ
- デザインアンテナ
- 八木式アンテナ
- ユニコーンアンテナ
しかし、電波塔から遠くて電波状況が悪いエリアの場合、アンテナの種類によっては十分に電波が受信できないケースも少なくありません。そのため、事前に設置場所の状況や電波状況のチェックをおこなって、どのアンテナが適しているか判断することが重要です。
地デジアンテナ設置にあたってのチェックは、アンテナ工事専門業者に依頼するのがおすすめです。専門業者であれば、正確に電波状況の測定をおこなってくれるうえ、豊富な知識や実績から最適なアンテナ設置場所の提案をしてくれます。
地デジアンテナの設置は、年間8,000件の施工実績を持つライフテックスにおまかせください!プロならではの豊富な経験とノウハウを活かして、確実な工事をおこないます。
「ウチはどのアンテナを設置するのがよいかわからない…」とお困りの方も、ぜひ一度ライフテックスにご相談ください。現場の状況確認やお客様のご要望をお伺いしたうえで、最適な地デジアンテナ設置をご提案させていただきます。
テレビで地デジを見るために必要なアンテナの種類
テレビで地デジを見るためにアンテナを設置する場合、アンテナの種類によって、形状や設置場所、設置にかかる費用も異なります。主なアンテナの種類は以下の4つです。
それぞれの違いについて詳しく解説します。
室内アンテナ
引用:Amazon.co.jp
特徴 | 安価で工事も不要 |
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電波の受信感度 | 低 |
素子数 | 4~8素子 |
設置場所 | ● 室内 |
デザインアンテナ本体 | 1,000~7,000円 |
新規設置工事の費用相場 | 自分で設置可能 |
室内アンテナのメリット
室内アンテナのメリットは以下の3点が挙げられます。
- 価格が安い
- 設置工事不要でテレビ端子が無い部屋でも設置できる
- 外に設置しないため、景観を損ねない
室内アンテナは室内設置を前提として作られた、コンパクトで安価なアンテナです。外に設置して使用することはできません。室内アンテナは屋根などに地デジアンテナを設置しなくても、テレビを視聴することが可能で、設置も非常に簡単です。本体価格が安いだけでなく、工事費用が掛からないことから、強電界地域では選ばれることが増えています。
室内アンテナのデメリット
室内アンテナのデメリットは以下の2点が挙げられます。
- 電波を受信しにくいため、購入しても使用できない場合がある。
- テレビの台数分必要
室内アンテナは地デジアンテナでいうところの素子相当数が4〜8素子と微弱なため、電波が強い場所でなければ使用できません。自宅の電界強度を知らずに購入してしまうと、強度が足りずテレビが視聴できないというリスクもあります。安定したテレビ視聴をしたいのであれば、屋外に設置するアンテナの方がおすすめです。
室内アンテナはテレビが映らない?
安くてコンパクトな地デジ受信用室内アンテナは手軽に利用できる反面、屋外に設置するアンテナに比べて素子相当数が小さいことから電波の受信が難しいというデメリットがあります。そのため、電波塔から近い強電界域地域にお住まいでないと快適なテレビの視聴ができない場合が多いです。
室内アンテナの設置を検討している方、室内アンテナを購入したけど映らない方は下のポイントを参考にしてください。
室内アンテナが映らない原因
- 山地、山林など地形の影響で電波が届きにくい
- 高層ビルや背の高い木の陰になっていて電波が遮られている
- 自宅の電化製品が電波に干渉している
- ソーラーパネルを使用している
- 複数の送信塔から電波を同時に受信している
- 建物の素材がコンクリートで電波が届きにくい

室内アンテナのメリット・デメリットについて詳しくは
▶関連記事をご覧ください。
デザインアンテナ
特徴 | 見た目が目立たず雨風に強い |
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電波の受信感度 | 中 |
素子数 | 5~25素子相当 |
設置場所 | ● 屋根上 ● 壁面 ● 屋根裏 ● ベランダ |
デザインアンテナ本体 | 5,000円~20,000円 |
新規設置工事の費用相場 | 約40,000円~76,000円(アンテナ本体+周辺機器+高所作業費など含む) |
デザインアンテナのメリット
デザインアンテナのメリットは以下の2点が挙げられます。
- 安心感のある作りで倒壊の恐れがない
- 外観を損ねないため屋根上以外にも設置できる
デザインアンテナは外観がすっきりする以上に、倒壊する恐れがないことによる安心感が支持されています。外壁に設置することが最も多いですが、マスト設置、ベランダ設置、自営柱設置、屋根裏への設置も可能です。
2012年スカイツリー稼働以降、東京近郊の多くの地域で電波の抜けが良くなり、今まで屋根上でないと電波を受信できなかった地域でも、壁面設置のできるデザインアンテナで対応できるようになっています。
デザインアンテナのデメリット
デザインアンテナのデメリットは以下の4点が挙げられます。
- BS/CS放送を視聴するには専用のアンテナが必要
- 弱電磁界では十分な電波が得られない場合がある
- 施工時、外壁にビス穴があく
- 八木式アンテナよりも若干費用が高い
最新式のアンテナであることから、BS/CS放送にも対応しているとイメージされる方も多いです。しかしテレビ塔から発信される地デジ放送とは異なり、BS/CS放送は人工衛星から電波が発信されているため、専用のアンテナが必要になります。違いを知らずにデザインアンテナだけ設置してから別物と発覚、パラボラアンテナを追加して結局工事費用が予定よりかさんでしまう方もいらっしゃいますので注意してください。
また、形状のスタイリッシュさなどから人気のデザインアンテナは、魚の骨の形をした八木式アンテナよりも2,000〜5,000円ほど工事費がやや高く設定されていることが多いです。

デザインアンテナのメリット・デメリットについて詳しくは
▶関連記事をご覧ください。
八木式アンテナ
特徴 | 受信感度がいい どんな家にも適切 |
---|---|
電波の受信感度 | 高 |
素子数 | 14~32素子 |
設置場所 | ● 屋根上 ● 外壁 ● 屋根裏 ● ベランダ |
デザインアンテナ本体 | 1,300~10,000円 |
新規設置工事の費用相場 | 約16,500〜68,000円(アンテナ本体+周辺機器+高所作業費など含む) |
八木式アンテナのメリット
八木式アンテナのメリットは以下の2点が挙げられます。
- 価格がリーズナブル
- 受信感度が高い
八木式アンテナは本体価格が安く、取付工事も比較的安く済む傾向があります。もっともポピュラーな地デジアンテナですので、少しでも費用を抑えたいという人にとっては選びやすいアンテナと言えるでしょう。
八木式アンテナは他のアンテナと異なり、素子数が多いものを選ぶことで電波をキャッチしやすくなるため、電波が弱い地域でも電波を受信できる可能性があります。
取り付け場所も屋根の上であるため、周囲の建物の影響も受けにくく、快適なテレビ視聴ができるでしょう。
八木式アンテナのデメリット
八木式アンテナのデメリットは以下の3点が挙げられます。
- アンテナが目立ち外観に影響を及ぼす
- 天候の影響を受けやすい
- 鳥害に遭う可能性がある
八木式アンテナは魚の骨のような見た目をしており、おしゃれな雰囲気はありません。また、屋根の上に取り付けるため目立ちやすく、家の外観にこだわりたい場合にはあまり適した見た目とは言えません。さらに、設置場所が屋根の上になるため、天候の影響をダイレクトに受けてしまうのが最大のデメリットです。
また、八木式アンテナの横棒が多い構造は、鳥にとってとまり木の代わりになってしまうこともあります。鳥に何度もとまられることでアンテナが傾いたり倒れてしまう原因になります。

八木式アンテナのメリット・デメリットについて詳しくは
▶関連記事をご覧ください。
ユニコーンアンテナ
特徴 | 住宅密集地でも使える |
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電波の受信感度 | 中 |
素子数 | 20~26素子相当 |
設置場所 | ● 屋根上 ● 壁面 |
デザインアンテナ本体 | 6,000~12,000円 |
新規設置工事の費用相場 | 約33,000〜80,000円(アンテナ本体+周辺機器+高所作業費など含む) |
ユニコーンアンテナのメリット
ユニコーンアンテナのメリットは以下の4点が挙げられます。
- 風や鳥害の影響を受けにくい
- ソーラーパネルへの影響が少ない
- 家の外観を損ねない
- 電波をキャッチしやすい
ユニコーンアンテナのポール状でスマートな見た目は、平面がないため風に煽られにくく、傾いたり倒れたりしにくいというメリットがあります。高い位置に設置するため、住宅が密集している地域でも電波を受信しやすいです。
また、屋根の上全面にソーラーパネルを設置している場合や、ソーラーパネルの側にアンテナを設置する場合でも、ユニコーンアンテナならソーラーパネルへの影響を最小限に抑えて設置できます。
ユニコーンアンテナのデメリット
ユニコーンアンテナのデメリットは以下の2点が挙げられます。
- 設置費用がやや高め
- 弱電界地域では設置できない可能性がある
ユニコーンアンテナは、本体価格を含む設置費用が八木式アンテナや平面のデザインアンテナと比べて高いというデメリットがあります。八木式アンテナと比較すると、およそ1.5~2倍ほどの金額になります。また、ユニコーンアンテナは電波感度のいい八木式アンテナに比べるとやや電波を拾う力が弱く、弱電界地域では設置ができないケースもあります。
周辺の建物や地形などでも電波の強度が変わるので、詳しくはアンテナ専門業者に調べてもらいましょう。

ユニコーン地デジアンテナのメリット・デメリットについて詳しくは
▶関連記事をご覧ください。
地デジ用テレビアンテナの選び方
自宅に合ったアンテナを設置するには、設置するご自宅の電波環境を把握することが重要です。電波環境によっては設置できない種類のアンテナがあります。
また、価格や設置場所など何を優先したいかも決めておきましょう。優先事項を決めておくと、スムーズにアンテナを選べますよ。
地デジ用のテレビアンテナを選ぶときに確認すべき、5つのポイントを紹介します。
- 電界強度を確認する
- 素子数・動作利得を確認する
- 偏波面を確認する
- 自宅の外観に合わせる
- 賃貸の場合は管理会社や大家さんに確認する
それぞれ詳しく解説します。
電界強度を確認する
電波塔や中継局から発信される電波の受信感度を示す電界強度は、アンテナ選びで非常に重要です。
電界強度は、電波の強さによって「強」「中」「弱」の3つに分けられ、それぞれ選べるアンテナの種類が異なります。
強電界のエリアでは、受信感度が低い室内アンテナを含めたほぼすべての種類のアンテナを選べます。
中電界エリアだと、選択肢が狭まり室内アンテナ以外のデザインアンテナやユニコーンアンテナなどであれば選べるでしょう。
弱電界エリアの場合は、電波の受信感度がもっとも高い八木式アンテナしか選択肢がありません。受信状況によっては、テレビアンテナの設置では地デジが視聴できず、ケーブルテレビや光テレビを契約しなければならない可能性もあります。
また、強電界エリアでも、周囲の高階層ビルのような障害物がある場合は、電波状況が悪くなるケースがあるので、一軒ごとに状況は変わります。ご自宅の電波状況を把握するなら、専門業者に依頼して調査してもらうのが確実ですよ。
素子数・動作利得を確認する
素子数はアンテナの横棒の数で、多くなるほど電波受信感度が上がり、ノイズの影響を受けにくいです。
動作利得は電波を受信するアンテナ性能を表し、素子数と同様に数値が大きいほど電波の受信感度が高く、高性能のアンテナといえます。
設置する自宅の電界強度に合わせた素数・動作利得のアンテナを選びましょう。
偏波面を確認する
電波は、空気中を波のように振動して進みます。電波が振動している平面を偏波面といい、偏波面が地面に対して垂直(たて)なのが垂直偏波、水平(よこ)なのが水平偏波です。
地デジは、中継局により偏波面の向きが異なるため、アンテナの向きを偏波面に合わせる必要があります。垂直偏波は素子が垂直のアンテナ、水平偏波は素子が水平のアンテナで受けなくてはなりません。
自宅に電波を発信している中継局の偏波面を確認し、アンテナを選びましょう。
自宅の外観に合わせる
室内アンテナであればご自宅の外観への影響を気にせずアンテナを設置できますが、電波環境が非常に恵まれた場合のみです。
デザインアンテナの場合、ご自宅の雰囲気や外壁の色に合わせてアンテナの色を選べます。ベランダへの設置も可能なので、外観を損ねずアンテナを設置できますよ。
外観にこだわる方だと、目立ちやすい八木式アンテナは避けたいと思うかもしれません。そんな時はアンテナの屋根裏設置がおすすめです。
八木式アンテナしか使えない地域でも、外から見えない屋根裏に設置しながらちゃんと電波が受信できる方法がありますよ。
屋根裏設置には技術力が必要なため対応できる業者は限られるので、アンテナを目立たせずに設置したい方は、ぜひライフテックスにご相談ください。
屋裏設置にも対応可能
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賃貸の場合は管理会社や大家さんに確認する
賃貸する戸建てにテレビアンテナを設置する場合、管理会社や大家さんに確認が必要です。契約や管理規約でアンテナ設置が制限されている場合があります。
勝手に八木式アンテナを屋根に設置したり、外壁に穴を開けて平面アンテナを設置したりすると、取り外すだけでなく修繕費用を請求される可能性があります。
地デジ用アンテナを設置したいにもかかわらず工事の許可が得られない場合は、工事が不要の室内アンテナを選ぶとよいでしょう。
プロが選ぶ地デジアンテナおすすめ5選
年間8,000件の実績を持つアンテナ工事専門業者のライフテックスが選んだ、おすすめの地デジ用テレビアンテナ5選を紹介します。
それぞれのアンテナについて詳しく解説していきます。
①【デザインアンテナ】DXアンテナ UAH201シリーズ
デザインアンテナ(平面アンテナ)
実装例
参考価格(税込) | 14,331円(Amazon 2024年9月現在) |
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電界強度 | 中・弱 |
動作利得 | 25dB~33d(総合) |
偏波面 | 水平 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 590×220×113mm |
DXアンテナのUAH201シリーズは、八木式アンテナ20素子相当の平面アンテナです。
業界トップクラスの高利得でありながら、すっきりとしたデザインが特徴。カラーバリエーションが豊富で4色から選べるので、外壁の色に合わせればより外観に馴染みます。
外観にこだわりたいけど地デジも安定して視聴したいという方におすすめです。
②【デザインアンテナ】サン電子 KDA-5
引用:サン電子
実装例
参考価格(税込) | 7,300円(Amazon 2024年9月現在) |
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電界強度 | 強 |
動作利得 | 4~5db |
偏波面 | 水平・垂直 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 75×275×125mm |
サン電子のKDA-5は、強電界地域向けの、小型でスタイリッシュな屋外用アンテナです。
強固な取付金具を採用することにより、耐風速60m/sを実現しています。耐久性・耐食性に優れた取付金具で、水平・垂直どちらの偏波面にも対応可能です。
コンパクトなのでスペースの限られた屋根裏設置にも最適ですよ。
③【室内アンテナ】DXアンテナ US10WB
引用:DXアンテナ
参考価格(税込) | 1,875円(Amazon 2024年9月現在) |
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電界強度 | 強 |
動作利得 | 不明 |
偏波面 | 不明 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 122×100×100mm |
サイズは10cmほどで重さも約130gとコンパクトで設置場所を選ばない室内アンテナである、DXアンテナの US10WB。市販の丸木ネジを利用すれば、壁面への取り付けもできます。
強電界地域専用で使用できるエリアは限られますが、1,000円台の低価格で購入できて工事不要のアンテナなので、まずは室内アンテナを試してみたいという方におすすめです。
④【八木式アンテナ】DXアンテナ UA20
引用:DXアンテナ
参考価格(税込) | 5,722円(Amazon 2024年9月現在) |
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電界強度 | 中・弱 |
動作利得 | 8.5〜13.8 |
偏波面 | 水平・垂直 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 518×340×1374 |
DXアンテナのUA20Sは、20素子相当で受信感度が高い八木式アンテナです。電波の弱い地域や、高層マンションのような電波を遮蔽しやすい建物が多い地域の方におすすめですよ。
耐風速50m/sなので、道路標識や樹木が傾くほどの強風にも耐えられる強度があります。
受信感度がよく比較的低価格なため、オールラウンドなアンテナといえるでしょう。
⑤【ユニコーンアンテナ】マスプロ電工 U2CN
ユニコーンアンテナ
実装例
参考価格(税込) | 8,700円(Amazon 2024年9月現在) |
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電界強度 | 強・中 |
動作利得 | 5.5~6.2dB |
偏波面 | 水平 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 672×143×123mm |
シンプルなポール形状で、住宅のデザインへ溶け込みやすいデザインのユニコーンアンテナである、マスプロ電工のU2CN。
住宅密集地でも受信しやすく、屋根破風板からの突き出し設置が可能です。
カラーバリエーションは黒と白の2色から選ぶことができ、屋根の色に近いカラーを選択するとより外観に馴染みます。
アンテナの中でもいちばん新しいため価格はアンテナの中では高価ですが、住宅密集地でデザインアンテナの設置が難しいけれど、外観にこだわりたいという方におすすめです。
地デジ用テレビアンテナの設置方法
地デジ用テレビアンテナの設置するには、以下のような機具・工具が必要です。
- 電波測定器(レベルチェッカー)
- 高所作業用はしご
- インパクトドライバー・ニッパー・レンチなどの工具
- 命綱
- ヘルメット
- 作業用手袋
- アンテナの土台用器具(屋根馬やアンテナマスト等)
器具や工具は安価なものだと性能が劣る可能性があります。とくに電波測定器は、安価なものだと正確に測定できない可能性があるため、5万円以上のものを選びましょう。
地デジ用テレビアンテナを、自分で設置する場合の手順を詳しく解説します。
設置場所の選定と電波状況の確認
テレビアンテナを設置する際にもっとも重要なのが、設置場所の電波状況です。せっかくアンテナを設置しても電波が弱ければテレビを視聴できない可能性もあり、電波状況によっては選ぶアンテナが限られるからです。
ここで必要になるのが電波測定器です。しっかりと電波を測れる業務用の電波測定器がない場合、電波塔からの距離から電波の強さを予測したり、周辺の住宅に設置されたアンテナの種類や向きを参考にするしかありません。そのような方法でアンテナを設置したとしても、テレビを視聴できない可能性があることは理解しておきましょう。
分配器・ケーブル引き込み口の位置を確認
次に、複数のテレビを使用する可能性がある場合、分配器の位置を確認しておかなければなりません。一軒家であれば、ハウスメーカーがテレビ端子から分配器までの配線工事を済ませていることが多く、場合によっては分配器から引き込み口まで配線をしてくれているケースもあります。引き込み口まで配線されていれば、分配器の位置は確認しなくても大丈夫です。
分配器の位置を確認する場合、お風呂の天井裏に設置されていることが多いのですが、確実に知るためには家を建てたハウスメーカーに問い合わせをするといいでしょう。
引き込み口や分配器の位置によってアンテナの設置場所や用意するケーブルの長さが異なります。ケーブルを用意した後に「長さが足りない」という事態に陥らないためにも、先に確認が必要です。
アンテナの固定器具を設置
事前に決めておいた設置場所にアンテナを固定する器具を設置します。屋根上なら屋根馬、外壁に設置する場合はサイドベースを設置しましょう。
アンテナ本体の固定
固定器具の設置が終わったら、アンテナマストを取り付けて、アンテナ本体も固定しましょう。
角度の調整
アンテナの方向を調節します。アンテナの方向については、アンテナの向きについて詳しく解説している以下の関連記事も参考にしてください。
アンテナがちゃんと電波を拾えているかを確認するためには、電波測定器で調べます。電波測定器がない場合はアンテナケーブルをテレビに繋いで、テレビ本体の設定から電波受信状況を確認しなくてはなりません。
電波の受信を確認できたら、必要であれば混合器や分波器などの機器を設置しましょう。
ブースター設置
電波が弱く、アンテナだけでは充分な電波を受信できない場合、ブースターを設置します。ブースターはアンテナ直下に設置しますが、アンテナと近すぎると電波障害が起きてしまいますので、1m以上離すようにして下さい。
ケーブルの処置
設置が完了したら、ケーブルを室内に引き込んで分配器に接続しましょう。
地デジ用テレビアンテナは自分で設置できる?
結論から言うと、工事が必要な地デジ用テレビアンテナは、自分で設置できますが、おすすめしません。
室内アンテナであれば、繋ぐだけで使用でき工事不要で利用できるので問題ありません。
しかし、アンテナ工事が必要なデザインアンテナや八木式アンテナなどは、屋根の上や外壁のような高所で作業をするので危険が伴います。さらに設置するには専門知識と順応に対応するための経験が必要です。
また、アンテナ本体だけでなく、設置に必要な器具や工具を用意するための費用もかかります。
業者に工事を依頼すれば、ほとんどの場合は万が一の場合の保証があります。しかし、自分で設置するということはそのような保証がありません。設置中にアンテナを破損してしまうといったトラブルが起きても、自己責任になります。
以上のことから、安全面・確実性・費用面どれをとっても自分でアンテナを設置するのはデメリットしかありません。テレビアンテナの設置は、業者に依頼するのがおすすめです。
地デジ用テレビアンテナ工事を依頼するならアンテナ工事専門業者がおすすめ
地デジ用テレビアンテナ工事の依頼先は、主に以下の5つです。
- アンテナ工事専門業者
- ハウスメーカー・工務店
- 家電量販店
- 町の電器屋さん
- マッチングサイト
この中で、もっともおすすめなのは「アンテナ工事専門業者」への依頼です。
ハウスメーカーや家電量販店の場合、実際の工事は下請け業者がおこなうことが多く、中間マージンが発生するため、費用が割高になります。
アンテナ工事専門業者は、アンテナ工事に特化しているので経験豊富で技術力や知識が高く、工事が正確でスピーディです。中間マージンの発生がなく、高額なアンテナ工事の部材も大量仕入れを行うため、最安値で依頼できます。長期保証により、故障時など修理の相談が直接できるメリットもありますよ。
コスパよくアンテナ工事をしたいという方は、アンテナ工事専門業者に依頼するのがおすすめです。
地デジ用テレビアンテナ工事の費用相場
アンテナ工事の費用相場は、約40,000〜59,000円といわれています。しかし、設置するアンテナの種類によってアンテナ工事費用は大きく変動します。
地デジ用テレビアンテナ、部材代・部品代・工事費・出張費・諸経費など込み込みの総額表示(最終的に支払う金額)にてアンテナ工事の全国的な相場を表にまとめました。
アンテナ新規設置工事費用相場(全てコミコミ価格)
八木式地デジアンテナ新規設置工事 | 35,000円~50,000円 |
---|---|
デザインアンテナ工事新規設置工事 | 40,000円〜59,000円 |
ユニコーンアンテナ工事新規設置工事 | 53,000円〜80,000円 |
※昨今の物価高により今後各社値上げする可能性があります。
年間8,000件の施工実績を誇るライフテックスでは、アンテナ工事の全国的な相場価格よりもリーズナブルな料金で、多くのお客様にご好評をいただいております。
八木式アンテナ設置工事であれば税込18,480円~、デザインアンテナの場合税込25,080円~です。
さらに、アンテナ工事と超高速光回線のNURO光を同時に申し込むと、アンテナ工事費が0円になる非常にお得なキャンペーンをおこなっています。
現地調査やお見積もりは無料です。まずはお気軽にご相談ください。
アンテナ工事専門業者の選び方
アンテナ工事専門業者といっても、さまざまな業者があります。
「価格の安さにひかれて工事を依頼したら、仕上がりが雑だった」「工事後に、見積もり以上の金額を請求された」というトラブルが発生してしまうケースも耳にすることがあります。
そこで、アンテナ工事を依頼する業者選びに失敗しないための「4つのポイント」をお伝えします。価格や保証期間だけにとらわれない、このような視点を知っておくと、満足度がぐっと上がることでしょう。
以下の基準で業者を選定すると、安心して任せられる業者選びができますよ。
工事実績が豊富
アンテナ工事を依頼するなら、まずは業者のホームページや問い合わせで工事実績の確認をしましょう。アンテナ工事の実績が多いということは、さまざまな現場で施工を行い、ノウハウや知識が豊富にあるということです。
また、実績が多いということは大量仕入れが可能ということ。仕入れ数が多いと大口割引があるため、仕入れ値を抑えられます。その分工事費用も下がるので、コストパフォーマンスに期待ができますよ。
さらに実績が多い業者であれば、ずさんな施工をされる可能性が低いでしょう。
問い合わせに対してていねいに対応してくれる
問い合わせの対応が丁寧な業者は、スタッフ教育が行き届いており、作業に来るスタッフも身なりの清潔感や接客態度がしっかりしている可能性が高いです。
アンテナ工事のように業者が家に来て作業をした際に、担当者の格好が不潔な感じがして、話し方も威圧的で怖かったといった話をよく耳にします。そのような人が来るのを避けるためにも、問い合わせ窓口の対応で判断するのがいいでしょう。
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また、問い合わせの対応がていねいであれば、何か問題があった場合にもていねいに対応してくれる可能性が高いです。
詳細な見積もりを出してくれる
見積もりは合計金額が記載されていればいいというものではなく、何にいくらかかるのかがわからなければ意味がありません。そうでなければ、見積もりに含まれていると思っていた施工内容が含まれておらず、当日見積もりよりも高い金額を請求される可能性があるからです。
詳細を記載していない見積もりを出すような業者に依頼してはいけません。反対に、細かな金額を記載して丁寧な見積もりを出してくれる業者は、信頼できる業者といえるでしょう。
保証期間がある
プロといえどもアンテナ設置後に不具合が発生する可能性はゼロではありません。そのような場合に、保証がなければ無料で修理してもらうことができません。
また、長期の保証があったとしても、天災や災害、過失による故障や倒壊は保証の対象外となるのが一般的です。
しかし、近年は大型の災害が増えており、特に台風は毎年のように日本を襲っています。台風は除外となると、いざというときに保証が使いにくくなってしまうかもしれません。中には、台風による被害も保証対象としている会社も存在します。当社もそのひとつです。
保証範囲の広さは、工事品質の自信の現れでもあるため、台風を保証するかどうかも確認してみましょう。保証に関してホームページなどに記載がなければ、問い合わせにて保証期間や保証内容をしっかりと確認しておくことをおすすめします。
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地デジをを視聴するために設置するおすすめのテレビアンテナを紹介しました。
しかし、室内アンテナは、価格が安いものが多く設置も簡単ですが、受信感度が低いため、強電界エリアでしか使用できない場合が多いです。受信環境に恵まれ、問題なく地デジが受信できればよいですが、限られた地域でしか利用できないでしょう。
インターネットの通信販売や家電量販店でアンテナを購入し、自分で設置はできますが、価格・安全面・確実性すべてにおいてデメリットの方が多いのでおすすめしません。
地デジ用テレビアンテナの設置は、アンテナ工事専門業者に依頼するのが一番です。
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